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デザイナーの日用品-03.小物収納

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100円均一「POST CARD CASE」

はがきケース / 日本

かなり意外な一品ですが、我が家では25個ほど使用しています。はがきケースとして使用するわけではありません。このケースは一般的な「はがきサイズ(148 × 100)」ぴったりに作られていて、少し大きなハガキは入らないので「はがきケース」としては正直イマイチです。これは収納として使用します。

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細かい雑多な物の収納について、蓋付きの名刺ケースや、紙の容器、無印の収納など様々な収納ケースを試してきましたが、どれもしっくりきませんでした。実験を繰り返しながら行き着いた条件が以下の7つでした。

01・小さすぎず、しかし邪魔にならないサイズであること

単体で完結する収納ではなく、小物でゴチャついている引き出し中を解決するためのモノです。大きすぎると邪魔になってしまいます。

02・立てて収納できること

引き出しで一番困るのは上下に積んだ時に、下の方に何が入っているのか見えないことです。つまり立てて収納すれば、引き出しを開けるだけで収納品を把握できます。

03・変形しない程度に丈夫であること

紙製のボックスなどがありますが、中身が多いと変形したり、引き出しに押し込むとつぶれたり。引き出す時に破れたりしないことが重要です。

04・蓋がついていること

蓋がない場合、ケーブルなどの弾性のあるものは勝手に収納範囲からハミ出してしまって、引き出しを閉める時に挟まったりします。また立てて収納するために蓋は必須です。

05・ロックがついていること

ロックがないと、モノを押し込んだ時に蓋を押し上げてしまうし、持ち上げる際に蓋が開いてしまうリスクがあります。

06・ロックの開け閉めが容易であること

ロックはついていても、面倒臭い動作は億劫になります。鍵は不要なのでスムーズな開閉がキモです。

07・開けずに中身を確認できること

インデックスを貼ったとしてもやっぱり中身が見えるのが一番良い。透明か半透明の素材でどこからでも見えるのがベストです。

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これらの条件を考えながら無印良品やニトリやインテリアショップなどを探し回っていましたが、ベストの製品は100円均一にありました。

そのまま使うわけではありません。テープライター「penco」と組み合わせたり、シールなどを組み合わせてインデックスにします。こうすることで蓋を開けることなく何が入っているのかを把握できるようになります。

ちなみに一番気に入っているのはケーブルの収納です。収納物の中で一番面倒くさかったのがケーブルだったのです。種類は多く毎回コネクタ形状を見て探さないといけませんでした。その上ある程度の弾性があるので蓋が付いていても蓋を持ち上げてしまって収まりが良くありませんでした。そこでこのハガキケースに種類ごとに分けて収納、外にコネクタ形状のわかるシールを貼って、無印良品のファイルボックスの中に一列に並べることで使用までの時間を短縮できました。また、整列されていると整って見えて気持ち良いです。

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収納のコツみたいになってしまいましたが、安くて便利だなと思ったので紹介いたしました。ただし100円なので強度がイマイチな部分もあり、ロック部分が割れてしまうことも時々あります。100円均一ショップで販売しているのもメリットです(1つ500円くらいするネットショップもあるので注意)。

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SPOT DESIGN 坪田将知
Web:http://spotdesign.jp
Twitter:https://twitter.com/spot_tsubota

最後まで読んでいただきありがとうございます。コメントもすべて読ませていただいています……!