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はじめは エッセンスなんだ

アプリで 漫画を読んでいる

毎日 何かしら 更新され 
無料で読めるのが ありがたい

その中で 最近読み始めた作品に
はじめアルゴリズム という作品がある

老数学者内田と 少年はじめが
数学を通じて 変化していく様を描いている

そこで 初めて知った概念がある
それは ラングランズプログラム という

僕は数学者ではないので 詳しくないが
漫画によると ラングランズプログラムは
さまざまな 数学の学習領域を 
統一しようとする 試みなんだそうだ

専門が細分化され 分かれていくように
数学の課題も 領域が分かれている

それが もしかしたら 
根底で 繋がっているんじゃないか
そう考えたのが ラングランズプログラムだ

一見 無関係に見える事象が
僕らの 目に見えない奥底で 
一つに繋がっている かもしれない

まず その考えに なぜか震えるものがあった

確かに 数字や方程式などの概念は
人間が 物事を解釈するために
作り出した 道具であり

事象は 道具が出来上がるよりも前に
目の前に あったはず

僕らは 道具から学んでいくから
後で繋がっているなんて 思いもしないが
順番から考えると 納得はできる

そして これは 
エッセンスの話だと 思った

システムコーチング*1 では 交わされている会話を
3つの現実レベルという 視点で観る

・合意的現実レベル
 目に見えて言葉になる、数字や事実

・ドリーミングレベル
 目に見えないが言葉になる、感情や思想のこと

・エッセンスレベル
 目にも見えないし言葉にもならないけど、確かにある感覚

山田夏子さんの図が わかりやすいので
参考に

対象となる 組織や人物の 
言葉にすらならない 本質というか 
核というか その人そのもののことを
エッセンス と呼んでいる

人や 組織の中には 
目に見えない 何かがあるのは
なんとなく イメージが
ついていたのだけれど

まさか 数学にまであるとは

おそらく 僕らの 
認知が 追いついていないだけで
元々 そこにある

エッセンスなんだ
エッセンスが はじめにあるのだ

記憶を 辿れば 
他の領域でも 同じようなことが見つかる

プラトンは 目に見えるその先にある姿を
イデア と表現していたし

人材育成では ロバート・カッツは
カッツモデルとして 
コンセプチュアルスキルに触れた

会社の Vision Mission Valueも
似たような 構造かもしれない

きっと 探せば
他にも 同じようなことが あるのだろう

だから 多分 

ほんとうに大切なことは
目に 見えないところにあるのだと思う

僕らが 見えているものは
解釈したものに 過ぎない

その先に あるのだ

*1 システムコーチング®は、CRR Global Japan 合同会社の登録商標です

このnoteは システムコーチングの
アドベントカレンダーの 記事です


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