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この私に 誇りを持て〜グレイテスト・ショーマン〜

名作と呼ばれる映画は 
数多くあるけれど

自分のど真ん中に響くものは
それほど多くはない

今日は その中のひとつの話
グレイテスト・ショーマン の話

✳︎

別の映画の広告を見た時から
これは見なくてはいけない
直感的に そう思った

まるで使命感のようなものを
感じながら 足を運び
劇中 何度も 何度も 泣いた

何がそこまで引きつけるのか
改めて 考えた

それは 傷ついた人たちの祝典 
だからなのではないか

✳︎

身分の低い主人公の
バーナムをはじめとして

何かが人と違って 立場の弱く
その自分に 負い目を感じていた
サーカスの出演者たち

繰り返す毎日に
うんざりしていた彼らに
バーナムは言う

目を醒ませ 前を向け
そのままの自分で 生きろ


他者に 迎合することなく
絶望したまま 耐えるのでもなく
違いを 違いのままで生きろと

彼らは戸惑いながらも
その声に 勇気を振り絞り 
応えていく

これが私だ


傷ついていた彼らが
前を向くからこそ
その姿が 輝くのだ

僕らは 人間だ
良いところだけでなく
目を背けたくなるようなところもある

直したい 無かったことにしたい
気づかれないようにしたい

そういう気持ちも 
当然 湧き上がってくる

けれど それを受け止め
自分の中にあることを 認めて

これこそが私だと
傷を持った私が誇りを持つその姿
心が震えるのだ

✳︎

この映画は 僕に語りかける

あなたは 不完全だ
欠けているところも たくさんある

けれど 完全を目指すのは
間違いなんだ

埋めようとするな 補おうとするな
誰かの枠に 自分を当てはめようとするな

不完全な 自分そのものを 
誇りとともに 受け入れろ

不完全だからこそ すばらしいのだ

不完全だからこそ かがやくのだ

不完全だからこそ あなたなのだ

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