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あの日々の 意味

幼いころ 僕は
とても教育に厳しい環境にいました
絵に描いたような受験勉強です

幼稚園の年長さんから
大学に合格するまで ずっと
公文や学習塾に 通っていました

朝起きて 小学校に行き
帰ってきたら 晩ご飯まで勉強
食べ終わり 遊ぶ時間があり
10時過ぎまで勉強

正月特訓 なんてのもあり
お弁当を2個持ち

朝から晩まで
ずっと塾にいるなんて日も

大学に入って初めて
習い事のない夏休みを体験し
なんて休みって長いんだ!」と
驚愕した事があります

なので

この大学受験までの時間は
ひっかかりを感じていました

自分で選択した時間という感覚が
無かったから 不本意な時間だったんです

ところが先日 この事柄の見方が 
がらっと変わりました

どんな仕事が向いているかという話を
していた時のことです


てっちゃんは 左脳系の仕事が向いているのではないか


え!?

予想もしなかった言葉で
受け取れませんでした

だって いままでに 
はるかに頭の回転が早かったり

ものすごく知識の深い人に
出会っていたからです


とはいえ  


改めて言ってくれたのには
何か理由があるはずです


しっかり受け取りたいので
もうすこし言葉を補ってくれませんか?


友人がそう感じた理由を
踏み込んで聞いてみました

すると 大学受験でのことを
伝えてくれました


大学受験は 厳しい競争環境の中 
自分をコントロールして 
目標達成するという事じゃないですか
そういう力を鍛えているということですよ


そんな見方が あるのか

もちろん 学ばせてくれたことに
対する感謝はありましたが
腹落ちがなかったのです

受験勉強が 与えてくれたことに
新たな意味が加わったこの時

僕の中に はじめて本当の意味での
感謝】が生まれました
自然と 涙を流していました


あの日々には 僕にとって
もっと 意味があることだったんだと


厳しい環境で 自分が得られたものは
無いわけではないです

ただ もっともっと少ないと
思い込んでいたんですよね

だから 素直に感謝できなかったんです

友人の指摘は そこに
光を当ててくれました

受験の時間で得たものは
もっと もっと もっと
大きなことなんですよと

この感謝は伝えなければ

話が終わった後に すぐさま親に電話し
「勉強させてくれてありがとう」と伝えました

受け取っていくことも
大切ですね

いただけたら、とてもうれしいです!サポートは、台紙となるマーメイド紙、絵に使う画材、額装、などの道具代に還元させていただきたいとおもいます。