がおりゅうさんが
ファシリテーターのアドベントカレンダーを
企画しているということで　参加です

改めて　facilitate という言葉の
意味をしらべると
【促進する】という訳が出てきます

何かの活動の背中をおしたり
早めたりするという事ですよね

確かに

会議のファシリテーションを考えると
促進しているものが何なのか
イメージがつきやすいです

ファシリテーターは
異なる意見が出ることを促し
参加者が納得する合意に向かいます

伝わりやすい役割なのだけれど
これは　一側面でしかないと思います


では　一番の価値は　何か


それは【かつて語られなかった言葉】を
引き出すこと　なのではと思うのです

僕たちは　空気を読み
相手の顔色を　伺います

発した言葉が　意図通りに受け取られ
帰ってくるかどうかを　気にします

声に出したい　と思った事も
飲み込み　無かったことにすることが
あります

頭の中にある　もやもやした考えを
言葉にするには　勇気がいり
相手に伝えるには　覚悟が必要です

だから

毎日の中には　
ほんとうは　伝えたかったのに

なんらかの理由で　語られなかった　
言葉があるんです


とても　大切な言葉


僕たちファシリテーターは　
その言葉を引き出す
役割なのではないかと思うのです

人が集まる場を　設え
きっかけとなる問いを　用意し
至るまでの流れを　整える

あとは　本人の気持ちが　重なれば
語られなかった言葉が　姿を表します

言葉は　声に出して伝えることで
はじめて　その意味がわかるんですよね

僕たちファシリテーターは
【かつて語られなかった言葉】を
引き出すことで

その人が何かに向き合うことを
支えているのだと思います