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センサーサイズの違いが表現力の決定的差ではない?

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いきなりですが、組み写真を御覧ください

 例によって、並び順で時間の経過を表現した組み写真です。横書きの本をめくる感覚で左上から右下へ順番に御覧ください。

2005年2月撮影

 この時期に愛用していたのはOLYMPUS E-1と、標準ズームZD14-54mm f2.8-3.5でした。いまのフルサイズ機で撮った写真と比べてもwebで使用するかぎり、遜色ない画質に見えると思います。

私のカメラ遍歴

 作品と呼べるものを撮ろうと思い立つまでは、いわゆるコンデジで撮っておりましたが、一念発起してOLYMPUS CAMEDIA C-2100 Ultra Zoom という2000年8月の発売当時としては上位機種だったカメラを買いました。固定式10倍ズームレンズを搭載した高級コンデジで、電子ビューファインダー搭載メーカー希望小売価格138,000円でした。当時のOLYMPUSにはレンズ交換式デジカメが無かったので、レンズ固定式のものが上位機種だったのです。

 それまで私が所有していたコンデジは、背面液晶を見つつ撮影するタイプでしたが、待望の「覗いて撮る」スタイルの愛機を得たのでした。

 背面液晶を見るためにはカメラを顔から離す必要があります。覗いて撮るスタイルだと、カメラを顔に当てることで安定が増すので、そういう意味で覗いて撮れることは有利です。このC2100UZは随分と気に入っておりましたが、フォーサーズ機で撮った写真と見比べると、非力なことは否めません。

 つぎに買ったのは、2001年11月発売の OLYMPUS CAMEDIA E-20 でした。センサーは2/3インチ原色CCDを搭載、有効画素数500万画素と、C2100UZの倍以上になりました。たしかに画質は向上したけれど35mmフイルムほどの画質には達しませんでした。

 その次に、いよいよフォーサーズ機であるOLYMPUS E-1を手に入れます。亡父と死別したのは2003年10月でしたが、ちょうどその頃にE-1が登場しております。それ以後、歴代のフォーサーズ機を使い続けて、現行のマイクロフォーサーズに及んで、いまはOM-1をメイン機としております。

フルサイズも使うけれど

 フイルム時代のレンズを画角を変えずに使うためM42マウントのPENTAX K-1 と、Nikon Fマウントの Nikon Df も所有しております。古色を表現するために役立てようとしてのことです。画質に関してフォーサーズ機に対する不満はありません。

 なにせE-20の頃までは35mmフイルムや中判ロクロクを併用していたのがフォーサーズが登場してからは、フイルムを使わなくなりましたからね。

 かつて私の作品発表の場は、電子書籍サイトRopLibでした。自サイトでも写真を掲載しておりましたが、web上で使用するかぎり、フォーサーズでもフルサイズでも縮小しております。

 いずれ紙媒体で写真集を出そうという野望を抱いていた私は、印刷原稿に使用できる解像度を欲しておりましたが、いまやマイクロフォーサーズでもそれくらいの条件は満たしています。

 違うというのはボケ味ですけれども、マイクロフォーサーズであろうともボケるレンズがあり、ボケる撮り方をすれば、ちゃんとボケます。つまり、センサーサイズの違いが表現力の決定的差ではないことは、コチラの記事で書いたとおりです。

おわりに

 この記事は実質無料です。わざわざお買い求めくださらないで大丈夫ですけれども、投げ銭として買ってくださると嬉しいです。

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