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手を伸ばす先は栄光か夢か

表紙写真提供 せんり(@1000ry_)さん
本noteでは3名の方に写真いただきました。ありがとうございました!
※写真掲載時にTwitter名とID記載させていただいています。

2022投球構成

開幕投手から始まった2022年。中継ぎ調整、コロナ感染、先発調整、ローテ登板と決して順風満帆ではないものの光る姿を見せてくれた投球をまとめてみました。自分で集計したのもあったんですけど比較対象で揃えないと気持ち悪かったので同じサイトから引っ張ってきました。詳しいのはサイト飛んでみてください。
2022年と2015年の割合を比較すると明らかにスプリットの割合が増加しているのがわかります。
2015年はストレートとカットボールで80%を占めていたのが70%に落ち、スプリットが25%に引き上げられこの3球種で90%構成されています。
スプリットがカウント問わず操れる、勝負できるボールに引き上げられたことで今年後半の安定感を生んだのでしょう。
しっかり落とすために腕を縦に振ることでストレートにも好影響が生まれ空振りも取れだしたのかなと。
実際スプリットがやたらシュートしてた登板はストレートもぐにゃぐにゃだったし。
一年通してスプリットが良かったわけではなく、後半戦からよくなってきた印象だったからコロナで登録抹消になって先発調整してたときに何かイベントがあったのかな。
ただスプリットとストレートが良くなるとカットボールの割合が減っていたのが少ししんどいなと。
カットもしっかり投げつつ、2021年に話してた縦スラを混ぜるような構成が目指すべきところなのかなと。抜き球苦手すぎるよ君。笑
ボール、マウンドへの適応はあるけれど構成チューニングとかしっかりしてる球団に行くといいんじゃなかろうか。てか海の向こうには背でかくて手足長い選手の指導マニュアルたくさんあるだろうから別人になるような未来もあるかも。

2022年 藤浪晋太郎投球割合(https://baseballdata.jp/playerP/1200062_4.html)
2015年 藤浪晋太郎投球割合(https://baseballdata.jp/2015/playerP/1200062_4.html)


夢見月に君を想う

2015年、高卒三年目でフル回転し世代最強投手の名を欲しいままにしたころから7年。苦しい道のりだったと思う。
腕を下げたこともある。
脱力投法を試したこともある。
ワインドアップや弓を引くような動作で意識付けに苦心したこともある。
セットのグラブの位置や、左脚の入れ具合、トップの位置、フォームの全てを弄った。
一球ごとに首を傾げた。
全部無駄じゃなかったと証明できるのは今後の結果次第。
ユニフォームを脱ぐその時まで、腕を振り続けて欲しい。
今年が新たな出発。
2023年の3月、空を見上げると日本ではないかもしれない。
アメリカの空気を吸うだけで高く飛べるわけではない。
夢を追い、挑戦をする日が来ることは知っていたけれどこんなにはやいとも思っていなかった。
頑張ってほしい。納得してほしい。納得させてほしい。セ界を飛び越えて世界に名前を轟かせてほしい。

写真提供 🎧(@aoibear_)さん

リリーフの年、先発の白星を守ろうと腕が振れすぎて潰れてしまう危機感があったという。
チームのために、与えられたポジションで力を出し切れる男がエゴを貫いて先発を掴みに行った。
後半戦からではあるがしっかりと掴み取った。
苦しみ抜いた日々も、どの試合も、どの一球も無駄でなかった。
自らのエゴを実現するための力になった。
このエゴこそが投手の醍醐味であり、原動力では無いだろうか。
プロ10年。決して順風満帆ではなかったであろう。
ただ最後に光は見えた。
この先の10年、先発投手として輝き続ける下地はできた。
阪神タイガース 藤浪晋太郎
あるいはMLBのどこかの球団で。
その第二幕が楽しみだ。

写真提供 せんり(@1000ry_)さん


結び

昨年まではマウンドで表情を出さないような、落ち着いるように見せるような振る舞いが多かった。
抜けようが当てようが動揺を抑え込んで気にしていないように表情を張り付けているような場面をみた。
けれど今年は吠える、笑う、悔しがる。
これほど感情をだしてるの見たことがない。
投球の、野球の楽しさを思い出したかい。
同時に夢も思い出したかい。
周りの声は気にせず、好きな選択をすればいいと思う。
来年甲子園で投げる姿も、米国で投げる姿も見たい。
どこで投げようが "藤浪晋太郎" を見せてください。

写真提供 高🥣(@asarisea)さん

まとまりきっていない。今年1年追う中で感じたことを殴り書きしていた文章をなんとか一つにしました。
まさかポスティングするとはという感じですが。笑
貢献していないとか通用しないとかって論調に 何言ってんだ と思いつつも自分も少しはそういう感情があったり。でもメジャーで投げるのも見たかったり。心、難しすぎる。
来年のチームがとか関係なく自分の信じた道を進んでほしい。晋の字。

ご挨拶


今年何本かnote書きましたが、読んでいただいてありがとうございました。
拙い文章でお目汚しだったとは思いますが、一人でも文章に共感してくれた人がいれば幸いです。
次は来年の球団が決まった時かな。
来シーズンはまた別の選手で書くのかな。
わかりませんが、また会う時まで。
ありがとうございました。

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