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ギャンブル好き社員に醍醐味や成功・失敗談を聞いてみた【前編】

”ギャンブル”ー。

そう聞いてどんなイメージがあるでしょうか。

普段、縁のない方からしたら「ハマってしまう」「失敗するかもしれない」というイメージもあるかもしれません。

ですが、そんなスリルもあるからこそ、知恵と経験を振り絞り、運が味方して勝ちを得た時の喜びはひとしお。

今回は、そんな「ギャンブル」をこよなく愛し、普段から熱中している社員を集めて、その魅力について語ってもらいました。

(聞き手をしていた私は普段ギャンブルからは縁遠い人間なので、「ギャンブル詳しくないよ…」という方もご安心を!!)

※この座談会は、11月に実施しています。

参加してくれたのはこの方々!

Aさん

スカパーが提供している配信系アプリを担当する入社4年目社員。
以前は麻雀番組担当もしており、自身も趣味として麻雀をすることから、社内麻雀大会も開催。
 

Aさん:やっているのは、基本的にパチンコパチスロばっかりですね。
前は競馬もやっていたんですけど、負けすぎたので最近は買い目だけ考えて、で、負けて。「買わなくてよかった〜」って思ってます(笑)
 
Fさん:すごいね、考えて買わないなんて自制心が違うな。
 
Aさん:(笑) パチンコを始めたのはここ数年なんですけど、最近は毎週行ってますね。
 
一同:おお、すごい!
 
Yさん:ちゃんと勝ててる?
 
Nさん:今年の収支は、先月まで50,000玉プラスだったんですけど、10月に35,000玉マイナスになっちゃって…。今ギリギリの状況です(笑)
 

Yさん

新規プロジェクトのリーダーを務める。
 
 
Yさん:最近は結婚もして子どももいるので行ってないことになってますが(笑)、好きなのはパチンコパチスロで、たまーに時間が空いた時に行ってます。
 
―こっそりと!(笑)
 
Y さん:そう。ありがたいのは、今(パチスロ屋が)禁煙になったじゃないですか。だから、臭いしないのでバレないっていう(笑)
収支でいうと、大学2年くらいからしっかりやり始めて、3年間でメダル300,000枚くらいプラスだったんですよ。」
 
一同:すごい…!
 
Yさん:当時、「4号機」って言って勝ちやすい機種だったんですよ。だからすごくいい生活をしてたんですけど、社会人になってめっちゃ負けるようになって。やっぱ遊びでやっちゃうからね。負けるようになった今は全然収支付けてないです。
 
 

Mさん

CTV(コネクテッドTV)の開発を行う。
 
 
Mさん:私も、好きなのはパチスロですね。私は5号機世代なんですけども、学生時代はバイトも辞めて、パチスロで勝った分で生活してました。
 
―皆さんすごい!
 
Mさん:友達とグループでやっていたんですけど、全員バイト辞めてました(笑)
あとは、社会人になってから競馬・ポーカーもやってまして。
前は韓国のカジノに行って、ホテル取らずにカジノに行って、ずーっとポーカーやっていました(笑)
 

Oさん

スカパー!番組配信の業務を担当している。
かつては好きが高じてパチンコパチスロ番組の企画も。
 
 
Oさん:僕はほぼ、パチンコパチスロオンリーです。
学生からじゃなくて社会人になってからなので、20年ちょっとやってるんですけど、前の会社で悪い先輩に連れて行かれて始めたのがきっかけでしたね。
嫁さんと結婚するときにはギャンブルやってないことになってたので内緒でやってたんですけど(笑)、以前はTwitter(現・X)で募っていたパチンコ、パチスロオフ会みたいなのに参加したりして…。
 
―その人たちとパチンコ、パチスロをするんですか?
 
Oさん:そう。巣鴨あるスロゲーセンにまずみんなで集まって打って、2階に飲み屋があるのでそこでそのまま飲んで。そこでライターの人とか、のちにパチテレの社長になる人とかとも知り合いになったりしましたね。
この会社でコンテンツに関わるようになった時に、好きすぎてBSスカパー!でパチンコ、パチスロの番組を作るようになって。
仕事と趣味を両立できましたね(笑)
 
―パチンコのこと、奥さまには言いましたか?
 
Oさん:番組をやってることは言ったけど、もともと行ってたかどうかは言ってない。
 
一同:(爆笑)
 
Oさん:今でも、出社した日の帰りとかにちょっと寄ってったりしてますね。行く頻度はだいぶ少なくなりましたけど、ちゃんと収支も付けてやってます。
仕事柄、一応パチンコパチスロの最新機種には目を光らせてます、視察しなきゃ…って(笑)
 
―ちなみに収支はいくらくらいでしたか?
 
Oさん:ここ2、3年は一応プラスかな。
一番よくて、ひと月でプラス40,000玉とかだったけど、今月はボロボロな感じで…(笑)
 
Nさん:そんなに出るの?
 
Oさん:出ます出ます!
 
Yさん:回転数とかも記録してるんですか?
 
Oさん:いや、単純にプラスマイナスだけ。回転数を気にしていたら打てなくなっちゃうからそこはサラリーマンパチンカーとして最低限の情報だけ(笑)
 
―回転数…?あれ、パチンコって完全に手動なんでしたっけ?
 
Fさん:もしかして、パチンコしたことない?(笑)
確かに昔も、パチンコ・パチスロ担当になった若い社員が打ったことないと、上司が帰りに連れていって、「これで打て!」ってお金出して男気見せていた社員がいましたね。
 
Yさん:座談会載せるからにはやらなきゃいけないんじゃない?
 
一同:(笑)
 
Aさん:球飛ばすのは手動ですね。それを釘にあてて、へそっていう真ん中にある穴にいれるんです。
 
―なるほど、思ったよりもアナログで面白そうです!(笑)
 

※パチンコ・パチスロって?

私のような「そもそもパチンコパチスロって何をしているの?」という方もいらっしゃるかもしれないので補足を。

パチンコは、Aさんが解説している通り小さな玉を打って、釘が打たれた盤面を通りながら、下にある穴(正式名称は入賞口)に入れることで抽選や出球を獲得できる機械、
パチスロは、メダルを投入して3つあるリールを回し、その柄を揃えることでメダルを獲得できる機械です。
「意外とアナログ!」と座談会内では話していますが、後日調べてみると抽選時などの映像や効果音、機械などの演出がものすごく凝っていてかなりハイテクでした。機械の企画練るの楽しそう…(笑)


 

Hさん

Mさんと同じく、CTVの企画開発を担当する入社5年目社員。
 
 
Hさん:僕が主にやるのは競馬と麻雀ですね。
この前それこそ、Mさんとタンタンと、東京競馬場でアルゼンチン杯に行ったりしましたね。あと、好きなプロ雀士は佐々木寿人です。
 
―生涯収支は?
 
Hさん:リアルで、マイナス150万円くらい。
 
一同:(笑)
 
Fさん:可愛いもんですよ(笑)
 
Hさん:かれこれ20回くらいは引退(宣言)してます(笑)
 
Fさん:あるあるだねそれ。月曜日の朝「もうやめよっかな」って思うんだけど、その週の土曜になるとまたやる気になってる。
 
Hさん:水曜日くらいにはもうネット競馬開いてます(笑)
 
一同:(笑)
 
―Hくんの「もうやめる」宣言、何度聞いたことか!でもこの前のアルゼンチン杯では勝ってたもんね。負けて焼肉奢る羽目になった悔しさが忘れられない…。
 

※麻雀って?

麻雀は、麻雀牌と呼ばれる「牌」を用いて4人で遊ぶゲーム。
手元の牌の絵柄を揃えたり連続したものにして組み合わせることで勝利を目指していきます。
トランプの絵柄を揃えて役を作っていくポーカーとも少し似ているかもしれません。頭いい人が得意なイメージあります!(笑)
(なお、日本では麻雀で賭けを行うのは違法とされています。)

Nさん

公営競技(競馬・競輪・ボートレース)のチャンネルの編成を担当。
実際の会場での販促活動の統括も行う。
 

Nさん:ずっと公営競技を担当していて…誰も引き継いでくれないんです(笑)
 
Fさん:担当して長いよね。
 
Nさん:10年は経っていますね(笑) 
自分で元々やっていたのは競馬だったんですけど、公営競技担当になっちゃったんで、全競技場をほとんど回ることになって。
ユーザーの気持ちを分かるには自分がやるしかないなということで、(公営ギャンブル)全部やってます。行く度にマイナスですよ(笑)
 
―結果、やるのもお好きになっていますね!(笑)

※競馬・競輪・ボートレースって?

公営競技である競馬・競輪・ボートレースについても補足を。
文字通り、競馬は馬の、競輪は自転車の、ボートレースはモーターボートの着順を予測することで払戻金が決まるギャンブルです。
単純に1着を予想することもあれば、2着まで、3着までをぴたりと予想したり、順番は加味しないが3着までに入るものを予測したりと買い方は多種多様。

各地の会場で行われていて、会場によっても1周の長さや直線距離の長さなども異なったり、馬であればどの馬に誰が乗るかでも異なってきたり、分析の観点はたくさんあります。

最近は各競技、人気俳優を使った新しい層へのCMもみる機会が増えましたよね!

Sさん

2023年入社の新入社員。
同期からの熱烈プッシュを受け、今回の座談会に参加。
嬉しいのかどうなのか。
 
 
Sさん:自分がちゃんとハマり始めたのは最近なんですけど、きっかけは大学時代に学会でアメリカに行った時に、何も知らずに入ったカジノでめちゃめちゃ大勝ちしたことで。
 
一同:おお!
 
Sさん:ブラックジャックで20万円くらい勝って。で、帰る直前にそれを全部ルーレットに突っ込んで2倍にできるか0になるか賭けたら負けちゃったんですけど(笑)、その時のアドレナリンが忘れられなくて!
 
一同:(爆笑)
 
Sさん:帰国後は国内にカジノがないので、競馬を始めて。
今は競馬一本でやらせていただいています。今月は天皇賞で10万くらい勝ったので、調子いいです(笑)
本当は同期に2人パチンコ好きがいるんですけど、今日(座談会に)出ないの?って聞いたら「パチンコは国から認められているかわからないからやめとく」って(笑)
 
一同:認められてるよ!(笑)
 
―それだけ新入社員にも好きな子がいるのなら、意外と若い子達の中でもギャンブルは人気なんだね。これはNさん、後継者がたくさんいそうでよかったです。
 
Nさん:もうバトンタッチしようかな(笑)


Fさん

PerfecTV!の立ち上げや、グリーンチャンネルの立ち上げに携わってきた大先輩。「スカパー!のギャンブラー」といえば、Fさん。
 
 
Fさん:かれこれ30年くらい競馬やっていて、それ以外もパチンコは大学時代から、パチスロは社会人になってから。帰りとか、土日も朝から並んで打ってっていうのを何年かやっていたかな。
9.11の時も地下の雀荘にいたから、外に出て始めてそのことを知って「なんじゃこりゃー!!」って。
 
―浦島太郎状態ですね(笑)

 
Fさん:家族には仕事だからって言ってるけど、もう(趣味だって)バレていると思う(笑)
これ競馬やる人が家族にいるあるあるだとおもうんだけど、16時半ごろになったら「買い物でも行く?」って言い出すっていうのをやってる。
 
一同:大きく頷く
 
―どういうことですか?
 
Aさん:その日のメインレースが終わるのが大体16時半で(笑)
 
―レースが終わったから、ひと段落して買い物に行けるってことなんですね(笑)
 
Fさん:海外では、スポーツベッティングも当たり前に行われているし、スカパー!みたいな、コンテンツを見るのに真剣になってほしいサービスにはギャンブルも必要だと思うんだけど、日本ではまだ微妙なところだからね。
 
―ギャンブルジャンルと放送・配信サービスについてのお話も、後ほどしましょう!
 
 

ギャンブラーたちの、失敗あれこれ


 ―ギャンブルをやっているといいことも悪いこともあるのかなと思いますが、これは失敗だったな~!というエピソードはありますか。
 
Oさん:というか、ギャンブル始めたことが失敗だよね。
 
一同:それだ!(笑)
 
Fさん:パチスロは天井があるじゃん一応。パチンコは天井ないじゃないですか。
 
Aさん:ないですね。
 
Fさん:だからいっぱい失敗するよね。
パチスロは天井狙いで、あと1万入れれば天井ってなって、レギュラーがきて終わりとかあると思うんだよ(笑)
 
―??
 
Yさん:何言ってるかわかんないよね(笑) 
パチスロとかは基本、何回転までやったら大当たりが出るっていうのが決まっていることが多いの。たとえば1500回回せば絶対に当たりが出るみたいな。
でもそういう時に、1200回ぐらいとかで辞めちゃう人がいたりするんだよね。そうすると、その席でやればあと1万円くらいとかで絶対当たりが出るっていう。
 
―なるほど。そういう見極めって、後ろから覗くんですか?(笑)
 
Yさん:いわゆるハイエナね。後ろから覗くのはけっこう注意されますけどね(笑)
でもこの人知らなそうだなって人が来ると、何となくそういうお兄ちゃんたちが後ろにうろうろうろうろし始める(笑)
 
Fさん:もうやめるだろって(笑)
 
Yさん:そろそろやめそうだなってなったら、隣が空いてたら隣でちょっと打ち始めるみたいな。すぐ席取れるように。
 
―やってますか?そういうこと。
 
Hさん:やられたことあります。
 
一同:(笑)
 
Hさん:なんかやたらめっちゃ来るなと思って(笑)
 
Yさん:スロットとかだと、目押しの場所とかでも結構わかりますもんね。素人なのか、慣れているのか。
 
―目押し?
 
Yさん:リールが回ってるんですけど、この図柄で止めるっていうのが目押し、どのリールの目で止めるかみたいなので上手く攻略できるんです。
 
Fさん:ある範囲で止めればうまくいくんだけど、初めてだと全然止まらない(笑)
 
Hさん:そうですそうです。確定してるのに全然(リールが)止まんなくて永遠に「あれ?あれ?」ってなって(笑)
 
Fさん:あれは恥ずかしいよね。
 
Hさん:そのうち「やばい!後ろにめっちゃ集まってくる!」って(笑)
 
一同:(笑)
 
―リールも、完全に運だと思っていました。
 
Yさん:運はもちろんあるよ。
だけど、スロットに関しては何回やったら勝率何%になる、とかが全部出てるんだよね。
学生のときにやってたのが、4~5人くらいのグループで毎晩閉店間際にみんなで散って、いろんな店の回転数を全部メモって、みんなでそのデータを持ち寄って、次の日誰が何を打つか決める。
月に15,000枚くらいは稼げていたんだけど、毎日朝の9時から夜の23時までひたすらスロットやっているのと、データ取りとかミーティングとかを入れると…時給にするとめちゃめちゃ低いっていう(笑)
 
―ミーティング!仕事ですね(笑)
 
Oさん:でも、そういう意味ではパチンコもパチスロも時間の制限があるし上限があると思うんだよね。でも競馬はいくらでも賭けられるから、もっとボロ負けがありえる。
 
―競馬勢の皆さん、「最大負け額」どうでしたか?
 
Hさん:僕、20,000円ですね。20,000円しか入金しないんで。
競馬用の口座に1日20,000しか入れないって決めていて。
 
Nさん:競馬用の口座を作っているの?!
 
―賢そうに聞こえるけど、それでマイナス150万円なんでしょ(笑)
 
Hさん:どんだけ負けてるんや俺(笑)
 
Mさん:僕は…(海外の)ポーカーで15万円くらいですね。
 
―大したことない気がしちゃいます。金銭感覚バグりますね(笑)
 
Fさん:ギャンブルやっているとバグると思うよ!
 
Oさん:「もういっか!」みたいに(お金を)突っ込んじゃうんだけど、その一方で50円引きの弁当探してる、みたいな。
 
Hさん:昼飯で1,000円は超えたくないなって思いません?競馬に10,000円も20,000円も気にせず使っちゃうのに。
 
一同:わかるわかる!(笑)
 
Yさん:俺の一番の失敗談で言うと、大学時代にバンドをやっていて、ライブに出るのにノルマの10万円を払わないといけなかったんですけど、当時パチンコで負けすぎてお金がなくなってて、泣く泣く親に電話して「ごめん、お金がなくなった…」って。「何したの?」って聞かれて「パチンコやって」って言って。
 
Fさん:それを正直に言うのがすごいね。
 
Yさん:「本当にやめなさいよ」って言われた時に、本当に俺はダメな息子だなって思ったんだよね。
 
―でも今ギャンブル好き社員として座談会に参加してますけどね!(笑)
 
Oさん:僕も家の貯金の口座を僕が管理していたんだけど、昔そのお金から少し(パチンコに)使っちゃって…。
それがバレてすごい大変なことになりましたね(笑)
ちなみにもう完済もして奥さんとは和解しています!
 
―良かったです(笑)
 
Oさん:でもその時も、次勝てばいいやって思っちゃったんだよね。
 
Fさん:ギャンブルやる人はみんなそうだよね。だから、人生通して収支プラスの人がいたら本当にすごいと思うよ。
 
―ものすごいポジティブパワーを感じます!
 
Fさん:やっぱり、一回みんな勝った経験があるから、またその喜びが味わえるって期待してやるんじゃないかな。長い時間の中の通過点だよなって。
 
Oさん:貯金してるって思えば。いつか引き出せるでしょって思えるからね。
 
Yさん:いい意味で、含み損ですね。
 
一同:いいこと言う!



もし負けても次勝てばいい!というマインド、話を聞きながらすごく元気をもらいました。

明日掲載する後編では、「ギャンブルとエンタメ」について、そして座談会開催時の年末目標とその結果をお届けします。

お楽しみに!

(取材・文 タンタン)

後編はこちら
https://note.com/sptv_note/n/nc774c362cdfb

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https://www.skyperfectv.co.jp/program/search/?genre=L009


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