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SQ-SALON 0期生~学びの軌跡~

共創型オンラインサロンとは?

若手セラピストの皆さん、あなたのWILL(生きる意味)は何ですか?何をやり遂げたいと思いますか?

多くのセラピストは、目の前の患者様の治療を精一杯……というでしょう。しかし、それは、セラピストとして当たり前のことではないでしょうか?

共創型オンラインサロン SQ-SALONは、そこから一歩踏み出し、社会に対して何かを成し遂げたいという想いを持った若手セラピストが、自信を持って挑戦していける土台作りを仲間と共に学んでいく場です。

社会一般では、20代後半から30代半ばまでに求められるビジネスのスキルセットがあります。しかし、臨床という特殊な場で働くセラピストは、このようなスキルを身に付ける、そしてアウトプットする機会が少なく、結果として、社会一般とのビジネス面でのスキルに大きな差が生まれてしまいます。それでは、社会に対して何かを……と思った時に、対等に議論することさえできないかもしれません。

SQ-SALON 0期生たちは、4か月をかけ、大きく分けて2つのことをエデュケーションスタイル(寺子屋)で学んできました。

1.自分のWILLを見つける
2.目指す山を登るために必要なビジネススキルを身につける

それでは、具体的にどのような学びをしてきたのか、少しご紹介していきます。

何もわからないからのスタート

ロジックツリー、MECE、PDCA、イシュー、構造化……

みなさんは、これらの言葉を聞いたことがありますか?これらは、一般企業では当たり前に使われる言葉です。ビジネスパーソンとして「知らない!」は、通用しないビジネスの基礎。

ビジネスパーソンとして必要とされるスキル一覧
・思考法
論理的思考力 / 思考検証プロセス / 発想力 / データ思考力
・問題解決
問題解決思考力 / 課題解決思考力 / 合理的な意思決定 / 職場の課題解決力 / 課題解決ファシリテーション
・戦略マーケティング
戦略分析策定 / 顧客価値起点マーケティング思考力 / マーケティング視点経営基礎
・プロジェクトマネジメント
プロマネの基本と応用 / 複数のプロマネ / 進捗会議運営
・タイムマネジメント
生産性向上 / タイムマネジメント / 業務デザイン
・財務会計
会計 / 会計キャッシュフロー

まずは、基礎知識をインプットするために、毎月課題図書とレポート提出がありました。本を読んだだけでは、実は理解できていないことが多く、レポート提出をすることで、理解を深めていきました。

課題図書(抜粋)
「Why型思考」が仕事を変える 鋭いアウトプットを出せる人の「頭の使い方」
イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
思考の整理学


WCM(Will-Can-Must)と壁打ち

WCM、聞きなれない言葉ですよね?これは、シンプルに言うと本人が実現したいこと(Will)、活かしたい強みや克服したい課題(Can)、能力開発につながるミッション(Must)の項目からなる目標管理シートのことです。一般企業の人材開発で実際に使われるフォーマットです。

0期生たちは、「WILL」を生み出すことに一番苦戦したように感じます。まずは、自分自身と真正面から向き合うことから始まります。誰になんと言われようと、それを成し遂げたい……強い想い、芯のあるWILL。しかし、これは自分だけで見つけるのは容易ではありません。だからこそ、仲間、先輩たちと何度も何度も「壁打ち」をし、自分の想いをシャープにしていく作業を繰り返しました。これが「共創型」であることの意義のひとつです。

こうして生まれたWILLは、作って満足して終わりにならないように、大谷翔平選手も使っていた「目標達成シート」(通称:マンダラチャート)を作成し、毎週の進捗をチェックしていきます。そうすることで、一歩一歩確実にWillの実現に向けて歩んでいくことができるのです。


実践の場があるという重要性

SQ-SALONが大切にしていること、それは、実践の場を作ることです。短期間でビジネススキルをインプットする研修はいくつもあるでしょう。しかし、スキルは1日、2日で身に付くものではありません。企業では、研修で学んだことを日々の業務を通してOJT(On-the-Job Training)で磨いていきます。先輩が助言をし、少しずつ身につけていきます。

しかし、セラピストにはこのような場はなかなかありません。SQ-SALONでは、数か月という時間をかけ、インプットとアウトプットを繰り返しました。仲間、先輩からのレビューを受け取り、またやり直す、OJTに近い環境の中で、実践を繰り返してきました。これも「共創型」だからこそ、実現できる学びのカタチです。

いくつか、実際のアウトプットを見ていきましょう。

1. サロン運営

ひとり治療院の院長たちは、チームでひとつのことを進める機会があまりありません。チームワークに必要なスキル取得のために、サロン運営は参加者自身が行ってきました。

サロン運営業務(抜粋)
■週次zoomMTGの準備:アジェンダ準備、司会進行、議事録作成など
■全体スケジュール管理:全員が期日に提出できるように進捗を管理する
■ドキュメント管理:SQ-SALONで使用するドキュメント全般の管理など

ひとり治療院では、「まーいいか」が許されてしまう環境です。しかし、チームでワークする際には、その考えは通用しません。スムーズな進行を目指し実践することで、確実にスキルアップをしていきました。

2. コンセンサス(合意形成)の意味を知る

チームでワークする際に重要なのが、コンセンサス(合意形成)です。合意形成の際に取りうる選択は4つ。

(1) 自分の解答を貫く
(2) 相手の解答を受け入れる(自分の解答の誤りを認め、相手の解答を納得の上、受け入れる)
(3) 妥協点をさぐる
(4) 考えずに任せてしまう

(1)を選ぶと相手は(2)の状態、(2)を選ぶと過去の自分に対して不誠実な状態となります。(3)を選ぶと中途半端な答え(衆愚型/中途半端な民主主義型)となり、(4)を選ぶと、ハイリスクハイリターンな答え(専制君主型)となるのです。こういったワークを通して、合意形成の難しさを体感し、コミュニケーションスキルの把握、チームで考えることのメリットを実感します。

3. ロジカルに考え、言語化し、伝える技術

何かを成し遂げたいと思った時に、必要となるのが「伝える技術」です。そのためのロジカル思考と言語化を小論文を通して学びました。

4.プレゼン大会

人前に立ち、発信する際に必要な「プレゼンテーションスキル」。数十人、数百人の前でのパブリックプレゼンテーションにおいて、プレゼンの作り方、伝え方のフィードバックを受けることはあまりないでしょう。場数を踏む前に小さい規模での練習やフィードバックは、いざという時に備えになります。ちなみに、これはSQ-SALONメンバー発案のワークでした。

ここは、ただの始まりの場所

ここまで読んでくれたみなさん、ありがとうございます。なんだか大変そうだな……と感じましたか?それとも、わくわくしましたか?

SQ-SALON 0期生たちは、これから自分たちのWILL実現に向けて進んでいきます。その中で、迷い、苦しむことがたくさんあるでしょう。しかし、彼らには、4か月もの時間を共にし、助け合い、深い理解と信頼で結ばれた仲間がいます。

彼らが見つけたWILLは、ひとりでは成し遂げられないスケールの大きなものです。だからこそ、仲間の存在はかけがえのないものであるはず。

SQ-SALONは、ただの始まりの場所です。

セラピストとして、人として、社会に対して大きな変革をもたらしたい!そんな想いを少しでも持っていたら、SQ-SALON 1期生として、始まりの場所に立ってみませんか?


【かいたひと】
SQ-SALON事務局/水先案内人
株式会社ケアくる 

このサロンの活動は鍼灸業界、その先にある社会をより良くしていくことに繋がると信じています。 活動の幅を広げる為のご支援をよろしくお願いいたします。