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2023個人的ベストミュージック15(プレイリスト編)

続いてプレイリスト編。
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今年はどうしても自分の手の届く範囲での音楽ばかり聴いてしまっていた感覚があるので(別にそれ自体は悪いことではないけれど)、来年はよりミーハーにいろいろ聴いていきたいものです。

15.『WONDER EXPRESS(Vol.1)』 沖井礼二

Cymbals、TWEEDEESなどのバンド活動や様々なアーティストへの楽曲提供でも知られる沖井礼二の初のソロ作品。彼ほど記名性のある音楽を作る人はなかなかおらず、疾走感がありながら、重厚、それでいてひたすらに上品。イントロの音一発でわかる沖井ワールド。

14.『HOPE』 EOW

ブラックミュージック×バンドサウンドにしっかりポップさを振りかけた5ピースバンドのアルバム。グルーヴィーなバンドサウンドに負けないパワフルなヴォーカルがライヴ映えすること間違いなしで、来年はライヴに行きたいバンドNo.1。

13.『TOKYO TOWER』 葛谷葉子

きらびやかな東京の夜景と、首都高を走る高級車。そんな映像は平成生まれ世代からすると完全にフィクションの世界なのですが、だからこそそんな幻を音楽でくらい味わいたいものです。今や存在しない都市の音楽としてのシティポップのお手本のような1枚。

12.『乱反射』 ペトロールズ

ペトロールズ初の配信リリース作はいわばベストアルバム的な彼らの人気曲を収めたものになっていますが、サブスクに無い音楽は存在しないという状況のリスナー(私もそう)にとっては、ペトロールズがネットで聴けるということ自体が幸せなことなのです。

11.『UNI』 脇田もなり

クラブユースなダンスミュージックを一貫して作ってきた脇田もなりの待望のニューアルバム。代官山UNITのオールナイトイベントで、夜中3時くらいに程よくすいているフロアで流れて欲しさあります(存在しないイベント)。

10.『Post-existential Cricis』 kiki

タイのエレクトロポップバンド、kikiの2ndアルバム。エレクトロからギターポップだったり、アレンジの振れ幅が広く、それでいてアルバムとしての一本軸が通っている。ちゃんとアルバム通して聴きたくなる1枚。

9.『Perfect Sense』 Negicco

メンバー全員が結婚・出産による小休止を経て、本格的に活動再開し、さらには20周年といういよいよ前人未踏のキャリアに突入したNegicco。近年の楽曲提供陣を再度起用した6曲入りのEPは、活動再開ながら肩の力が抜けた大人の余裕さえ感じさせる小品という趣。

8.『THE MAGICAL TOUCH』 松木美定

無菌室で作られたかのような現実離れした繊細さを持ちながら、優雅なパーティを想起させるアレンジ。そんな相反するムードが混ざり合うことで非現実的なファンタジックさを奏でるポップス。

7.『Get Up』 NewJeans

個人的にこれまでK-POP(特にビッグネーム)にはそこまで刺さってなかったのですが、NewJeansはがっつり来た。ミニマルなダンスビートながら、そこまでゴリゴリじゃないバランス感が気持ちいい。

6.『Open The Window』 RHYMESTER

6年ぶりのフルアルバムのため、ほぼシングル集になっているのだけど、だからこそ(?)数少ないアルバム曲が良い。コラボアーティストのセンス含めて手堅さとチャレンジのバランスがまさにいい意味で大御所という感じ。

5.『Acid Funk』 gurasanpark

そのままズバリなタイトル通り、ファンクの気持ちよさをひたすら浴び続けられるアルバム。細かいことは言わずに心躍りながら聴けばいいやつ。

4.『Welcome to My Castle』 Chilli Beans.

3ピースバンドの2ndフルアルバム。前作の素朴なたたずまいはそのままに、ダーク・シリアスなムードや、開かれたダンスチューンなど表現のバリエーション・世界観の広がりを感じられる。年明けに武道館公演も待つ彼女たちの充実さがパッケージされた1枚。

3.『WHOOPEE』 礼賛

お笑い芸人ラランドのサーヤ(バンドでの名義はCLR)率いるバンド礼賛。川谷絵音が作るケレン味のあるサウンドに負けないサーヤの皮肉や怒りから昇華された歌詞が、唯一無二の個性となっている。

2.『WEEKEND』 ジョナゴールド

青森のご当地アイドル、りんご娘の元メンバーの1stアルバム。過去のJ-POPシーンを丁寧に踏まえた楽曲、そしてそれを余計なテクニカルさの無い、素直に歌い上げるヴォーカル。潤沢な予算に物言わせるタイプでは全くないのだけど、それでも彼女の音楽活動には真面目に音楽に向き合っていることが感じられるのがとても好感が持てます。

1.『TWO MOON』 TOMOO

2023年、そして来年以降の邦楽シーンを引っ張ること間違いなしのシンガーソングライター、待望のメジャー1stアルバム。一聴して耳に残るアルトボイス、モチーフ選びと丁寧な比喩を重ねてメッセージを浮かび上がらせるワードセンス、ピアノの弾き語りをベースをすることで生まれるメロディと、打楽器としてのビートも響くサウンドアレンジ。文句なしの今年ベスト。

1.『TWO MOON』 TOMOO
2.『WEEKEND』 ジョナゴールド
3.『WHOOPEE』 礼賛
4.『Welcome to My Castle』 Chilli Beans.
5.『Acid Funk』 gurasanpark
6.『Open The Window』 RHYMESTER
7.『Get Up』 NewJeans
8.『THE MAGICAL TOUCH』 松木美定
9.『Perfect Sense』 Negicco
10.『Post-existential Cricis』 kiki
11.『UNI』 脇田もなり
12.『乱反射』 ペトロールズ
13.『TOKYO TOWER』 葛谷葉子
14.『HOPE』 EOW
15.WONDER EXPRESS(Vol.1) 沖井礼二


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