squidinkイカスミ

アメリカ、元日本

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アメリカ、元日本

マガジン

  • 東京のおかしな奴ら

    奇々怪々、ほぼ実話。

  • 会社のおかしな奴ら

    東京の制作会社で会社員をしていた時に行われたおかしな話。

  • NYの人々

  • アメリカ悶々ライフ

    たまにめんどくさい思考にとらわれるので此処に記述する

  • NYバー散策

    東京に住んでいた時からふらふらと、あっちのバーこっちのバーへ。気が付いたら常連になっていたなんてことをNYでもやってみたいと思いはぜつつ。いいバーテンのいる店をメモに残そうかな。なんつって。

最近の記事

アメリカには尻を見に行くんだよ。

まだ東京で仕事をしていた時の事。その日、フレキシブルと言う会社の仕組みを大いに利用した私は昼の11時頃に悠々と出勤していた。いや、今日は夜中まで飲み会なんだ。接待なんだ。昨日もそうだったんだ。仕事は終わらせてある、今日は比較的自由なんだ。 そんな言い訳をしながら音楽を爆音で聞く。会社までは駅から15分ほど。 ふと気が付くと、目の前に監査役がとぽとぽと歩いていた。 「ぉはようございまぁす!今日もお疲れさまでぇす。」 二日酔いだろうが、元気いっぱい制作会社のノリで挨拶をする。

    • ブリュワリーに寄る

      口座維持使用料が$12もかかる銀行を解約しようと赴く。Ugh!昨日決済したAmazon漫画がまだPendingで口座閉められないよと銀行の人に言われる。だってNetflixのトリリオンゲームの演技が本当に嘘臭くて酷かったんだよ。続きはネトフリじゃなく漫画で見ようと思うじゃないかと言うことで私はいそいそと7冊買ったのであった。と言う訳で銀行は来週出直し必須。おお、今週があったかいのだったのだよ。来週はシカゴは寒いのだよ。マイナスとかになるのだよ。 だがこのエリア(シカゴ、シェル

      • NYで日本人からよく聞く話

        ねえねえ、こう言う事したら凄く儲かるんだって。 よく聞く。長年NY在住と言う日本人から。 あまり、日本人には出会わないのだが、たまに会うとこれだから私の顔がしかめっ面になるのも無理はない。 いつも不機嫌な感じだね。と言われて日本であれば、アハハ―と引きつり笑いをし誤魔化したがここはアメリカ(という名前の私のルール。) 聞かなかったことにして無視をする。 話を聞くとアフィリエイトプログラムだったり、ウシジマくんに出てきた自己啓発だったりと泣きたくなる。 最初にアパート契約

        • コロナで喘息持ちは肩身が狭い

          喘息がある。空気が悪かったり、煙、埃、この頃は湿度でも発作が出る。 さてコロナ。 喘息持ちにリスクがあるのはさておいて、一般的な社会でも非常に辛い。 ちょっと悪い空気(アメリカだとマリファナ吸ってる人の後ろ)とかだと私の喘息はお構いなしに咳を誘発する。 その時の前の人の顔! え?コロナなの?大丈夫?すごいこわいんだけど。 ならいいさ。アメリカ人。この世の終わりみたいな顔をされるIN  NY。 もう発症の元はここに居た!と言わんばかりの顔。 違うよ!違うよ!と幾ら言っても

        アメリカには尻を見に行くんだよ。

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        • 東京のおかしな奴ら
          1本
        • 会社のおかしな奴ら
          3本
        • NYの人々
          28本
        • アメリカ悶々ライフ
          18本
        • NYバー散策
          12本
        • 東京の平凡な人々
          24本

        記事

          酒どろぼう

          友人達とピクニック、ジュークボックスのあるバーへとはしごをした土曜日。 散々ジュークボックスで懐かしの曲をかけては歌ったり踊ったりと遊んだ後に、シメにもう一軒行こうぜと行ったバーがある。 3人はUbar、残りの3人は徒歩で夜のブルックリンをバーまでと歩く。 1月としては珍しく暖かいその日。昼は18度と春のようでリスも冬眠から外へ出てくる、そんな日の夜道を歩くのはアルコールを覚ますのにも丁度いい。 ついた店は南米出身のニューヨーカーに人気の様で、店内はスペイン語が飛び交い

          寒い日のバス

          思っていたよりも打ち合わせが早く終わったので、次の予定まで微妙な時間が余ってしまった。ここはグランドセントラル駅のそば。目的地はトライベッカなので歩こうかと数ブロック歩くも寒さで断念。バスに乗る。 そのバスにはおばあちゃん数人、そして二人の男。 1人の男が何かを言い始めた。 声がかすれ過ぎていて、正直何を言っているのか解らないが、ポエムやラップのようでもあり、彼の声は壊れたラジオを彷彿とさせる。 前に乗っていたもう一人の男、しばらく我慢していたがイラッとしたのか "Shu

          寒い日のバス

          正当化

          公園を犬と散歩して居た時に、幼児(2歳ぐらい)が6人乗ったカート(2人がけ3列のカート)を止め、ベンチに腰掛けくっちゃべっている先生の二人組を見かけた。 先生だってストレスも溜まっているのだろう。息抜きも大事だろう。彼女等はちょっと長く話して居る様で、2台のカート、計12人の幼児達がモゾモゾと動き始めていた。アーとかウーとか、たまに英単語が出る位のカートの幼児達。まだそんなに話もできない年に見える、そして彼らは乗っているカートのシートベルトでガッチリと座席に固定済みで、傍か

          誰もが知っている英語。だけれども。

          プチハロウィンを兼ね、近所の友人達とパーティをした。途中で話がホラー映画の話になり、この映画がいい、あの映画がいいとのレビュー合戦が始まる。すると、私の隣に座っていた1人が徐ろに携帯の画像を見せながら、 ”この英語はメキシコの監督のものだけど、ダークファンタジーだから多分好きだと思うなぁ。" と私に教えてくれた。 画面に表示されているのは、ドロっと溶けている白いガリガリのクリーチャーであった。見た感じ性別は男性のような中性のような、宇宙人のような表現し難いがそんな感じ。

          誰もが知っている英語。だけれども。

          金を稼ぐ

          電車に乗って席に座る。暫くするとそばに居た爺さんがいきなり膝を叩き出しながら歌い出した。 1駅区間、約1分のワンフレーズ。決して上手いとも言えないその歌は私の心には響かなかったが、爺フィルターのせいか数人に響く。そしてその爺は2ドルを稼ぎ、違う車両へ移っていく。 彼が去るや否や、座っていた若い黒人の男性が声を荒げる。 あんなチープな音楽で2ドル?ただ膝を叩いてがなっただけじゃないか!稼ぐって事がおかしくなっているよ、この世の中は。 確かに。 彼の調子だと1分で2ドル。つま

          アメリカ日系企業と発音

          さて郵便局に無くされた労働許可証もゆっくりと2ヶ月遅れで届き、専ら就活中である。 私の日本でのスキルはマネージメント、IT営業、デジタルマーケティング、プランニングである。これら全て語学力のレベルの高さに通づる物。これを英語でバリバリという自信が未だ無い。いや、勇気を持つべきか。目下悩み中である。 そしてキャリア。 日本の企業の業務経験なんてなんの役にも立たないよ。と言う米系企業も多々ある。 アメリカでは、日本(アメリカ以外)の学歴や職歴はなんの役にも立たない。(運が良

          アメリカ日系企業と発音

          バー戦記 12st Street Ale house@East Village

          今日は友人と飲みに行く日だ。だがワケあってマンハッタンまで出向うこととなった為、時間があと2時間ほどある。 最後の一時間はジムに行くとして、時間があるので見つけたバーに行く。 選ぶ基準は雰囲気。 昼の3時に店に入ると中には客として若い男が一人。 おばあちゃんとおじいちゃんが一人。 バーテンダーは若い女だ。 個人の意見だが、午前中や昼間はちょっとかわいいお姉ちゃんが働いていることが多い。特にバーは。 これが5時6時とかの夜シフトになるとお姉ちゃんは強そうなお姉ちゃんもしくは

          バー戦記 12st Street Ale house@East Village

          人種

          数カ月前からWhen they see us (Central Park 5)と言うNetflixのシリーズが見たかった。なんだかんだとずるずるし見始めるのが遅れ、結局見終わったのは昨日の夜だ。ざっくり言うと黒人の少年数人が人種差別で強姦レイプの冤罪となり服役を強いられた話。 話は、重い。胸に詰まる。 だが、ディレクターの力量だろうか。 見やすい。しかしエネルギーを要する。 だが素晴らしい。 私はNYに来るまで映像を作ったことも編集したことも無かったのだが、(ここで少し出

          電車のミュージシャン後酒。

          NYでは電車に乗って居ると、しばしパフォーマーに出会す。 今日出会ったのは歌って踊る3人のおじいちゃん達だ。 一人がボイスパーカッションを担当し、 二人が高音と低音に分けて歌う。それがまた楽しい歌なんだ。 笑顔を浮かべ、揃いのリズムを刻む爺ぃ達を観て心は癒やされる。 周りの観客も次第に笑みを浮かべていく。 演奏時間は一駅のみ。 3分程で歌は終わる。 彼らは去っていく。次のステージへと。 私の横には2歳ぐらいの小さな子供、 そしてその母親が座っていた。 爺ぃの三銃士が去っ

          電車のミュージシャン後酒。

          ビキニバー探検記

          金曜日である。今日は私がFiDi(ファイダイと読む。フィナンシャルダイレクトの略。ウォールストリートとかがある所)に居たので、FiDiのジムへと行く。いい筋トレをした後に彼が "アドベンチャーしない?" と面白い誘い方をする。 何だろうアドベンチャーってと思いながら行く。するとそこにはあるバーがある。 名前はNassau bar どうやらビキニの女性がいるらしいのだ。 え?アメリカ版のガールズバー? 期待募らせ入る。 カラン。 ドアを開けると、用心棒らしき、キラーカ

          ビキニバー探検記

          サービスドッグと言う考え方。

          アメリカは、いやここNYは特に犬に対して寛容な場所である。 犬と一緒に入れる店や、犬を連れていける会社も沢山有り、地下鉄やバス、色んな所で犬を見かける。 さて、その中にサービスドッグと言う免罪符の様なものがある。言わば色々なハンディキャップの人向けに居る介助犬の様なものである。 つまり、オールフリーで犬を連れていける。 例えばレストランの中。(テラスは大体どこでも連れていける) 結構簡単にその免罪符は取得できるらしいのだが。さて。 先日、知人と一緒にシーフードを食べに行

          サービスドッグと言う考え方。

          歯医者に行く。アメリカでだ。

          海外在住者にとって、病院へ通うというクエストはかなりレベルが高い。今私は2年8ヶ月目。 ドラクエで言えばやっとルーラを覚えたぐらいのレベルである。 さて、コンブチャの飲み過ぎのせいで、1月頃虫歯を発見してから今までに治療に治療を重ね、やっと最後の難関。 親不知の手術となった。 因みに私の親不知は4本とも歯茎の中に真珠の様な形にてぬくぬくと育っており、日本では治療が不要と言われていた。 だがその中の一本が、NY生活にめちゃくちゃ浮かれたようで、アメリカ共通認識に沿って自己

          歯医者に行く。アメリカでだ。