病室でWiFiが使えるがん拠点病院は20%

 #病室WiFi協議会の調査によると、病室で患者が使えるWiFiの整備がされているがん拠点病院は20%とのこと。同協議会が、患者が医療機関を選ぶ際の参考にしてもらおうと調査したそうだ。

 調査は、6月~8月にメールや電話による聞き取りなどで実施し、対象は厚労省や指定するがん拠点病院のほか、指定されていない国立病院などにも行い、なんと100%の回答を得ているので、信頼性は高い。

 その結果、全病室で無料WiFiが履行可能なのは563病院のうちの114病院で20.2%だった。また、一部利用可能な病院は153病院(47.2%)あり、これを含めると47.4%の病院が、WiFi利用ができる病室を用意していることとなる。一方、全く利用できない病院も47.2%に上った。

 無料WiFiが整備されている病院が、半数近くもあることに驚いた。私も入院中には、WiFiが使えないものかと思っていた。しかたなく、スマホのSIMカードの使用容量を変更して、動画を見ることにした。学生が入院したときには、スマホではとても耐えられないと思う。WiFiが整備されていれば、パソコンで授業に参加することができるし、コロナ禍の中家族と映像で交信できることにより、精神的なストレスも緩和されるものと考えられる。

 整備していない病院の理由は、「医療機器への影響が考えられる」「セキュリティ面に問題がある」とのことだが、実際に導入している病院はあるわけだから、その対策はできるはずだ。また、スマホによる重大な事故は聞かない。コスト面を考えるのであれば、有料にして一定の条件で利用させることも考えられる。テレビの視聴もカードを買って利用するシステムになっているのだから、同じ考え方でもよい。すでに20%の病院が無料WiFiを導入しているのだからできないことはないものと思う。

 特に長期入院を余儀なくされ、仕事や学習から遠ざかってしまう患者の不安を解消するために、是非、全病院でWiFiが使えるようにしてもらいたいものだ。

 がんばれ「#病室WiFi協議会」https://wifi4all.jpn.org/hospital/story.html


貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。