やりたいやりたくないをもっとさらけ出せる世の中

自己開示の重要性について

こんにちは、ナザレです。

今日は、自己開示はしたほうが良いという話をしていこうと思います。

まず、自己開示とは何かということですが、
「自己を開示する」という意味です。

そのまんまでしたね、すみません!

つまりは、自分の内面にある感情などを、他者に向けて発信するということです。

今までは、以下のようなことが正しいと思われていました。

・自分の気持ち、心の奥底にある本当の気持ちというものは隠したほうがいい。
・弱みは見せず、強さを見せていったほうがいい。
・我慢や忍耐は当たり前。我慢できない奴はダメ。
・やりたくないことでも、やりたいと手を挙げていけ!
・安易に助けは呼ばず、自分でやり遂げろ!

若干偏見が混じっていますが、だいたいこのようなことが社会人のマナーとして浸透していたように感じます。

我慢、忍耐という価値観を、日本人は特に好きなのかもしれません。
我慢して頑張ったら、良いことがある。
戦後の貧しい時代からの飛躍的な経済成長を支えたのは、このような価値観なのかもしれません。

昔の価値観について、私は否定するつもりはありません。
昔の日本には、我慢して、忍耐強く頑張って経済的に豊かになろうと思っていた人たちが多かった。
だからこそ、今の日本がある。
なので、昔は昔で良かったと思います。

でも、今は違う。
我慢して、忍耐強く頑張って会社に尽くした人たちが、時代の変化に対応できずにいます。
そして、こういう人たちが、誰にも相談できず、精神疾患になったり自殺したりしているのです。

我慢、忍耐、それ自体は素晴らしい。
でも、それだけでは成果が出ない時代であることは明らかです。
それでも、我々は我慢し続けなければならないのか。
我慢できないという気持ち、つらい、悲しいという弱い気持ちは、悪なのか。
開示してはいけないのか。

私は、自己開示をもっとしたほうがいいのではないかと考えています。

自己開示で大事なのは、自分の強さではなく、弱さを開示するということです。
自分の弱さをオープンにすれば、相手も自分の弱さをオープンにしやすくなるはずです。

「彼は、何だか凄そうだ。きっと弱みなんかないはず。私とは違う世界の人だ」
と思われている人がいたとします。
その彼が自分の弱さを開示することで、他の人は、
「あっ、彼にも苦手なことがあるんだな。なんだ、やっぱ同じ人間だな」
と思うようになり、親近感が湧いてきます。
そうなると、他の人も彼に対して自己開示をしていくはずです。
自己開示スパイラルが発生して、弱さが個々人を結びつけていきます。

どうして自己開示が大事なのかというと、世の中がもっと、飾らない自分をさらけ出せるようになってほしいと思っているからです。

やりたい・やりたくない。
嬉しい・悲しい。
こういう気持ちをもっと素直に出せる世の中になってほしい。

自分の弱み・できないことを「自分にはできない」と言えて、「助けてほしい」と素直に言えるような世の中になってほしいのです。

もっと、自分の得意なこと・好きなことにフォーカスして、苦手なことは他の人に助けてもらう。
それでいいじゃないか、と思うのです。

一秒一秒、我々は死に向かっています。
我慢して苦手なことに取り組んでる時間なんてないはずです。
我々は何に命を使っているのか。
苦手なことで命を削られていないか。
もっと得意なことに命を燃やすべきではないのか。

とはいえ、自己開示すると、相手に嫌われるかもしれないという気持ちが湧き出てくるのも確か。
やはり、誰だって嫌われたくはない。
もちろん、わざわざ嫌われる必要はないでしょう。

でも、嫌われることを恐れて、苦手なことに命を削られていませんか?

これは、あくまでも、あなたの人生です。
他人のために時間を費やしている暇なんてないはずです。

嫌われることを恐れて、他人の人生に自分を合わせていませんか?
それは、もったいないことだと思いませんか?

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