さて言語化しよう。

中島健人の卒業のことを書いたのは
発表直後のこと。その時に、ラストの歌番組も目に焼き付けなければ!と書いたが早いもので、早速CDTVが放送された。

この数ヶ月間にSNSで見かけた色々なハレーションのこともすでに記した。今回は、昨夏とあるきっかけから中島健人と菊池風磨を15年ぶりに追うことになり、私にどんな変化があったか、ディテールを記したい。

  • 過去からの解放そして再生

  • 先へ進む力

この2つを軸に話を進めよう。

まず1つめの、過去からの解放と再生。
私はとある局のプロデューサーさんに憧れを抱き、石井ふく子さんのような生涯現役のプロデューサーを目指してテレビ業界に飛び込んだ。テレビドラマの仕事にもチャレンジした。ここから先はプロデューサーを目指して邁進するのみ!!と思いながら某局のある作品でAPをしていたこともある。結局現場の雰囲気があまり良くなく、そこにうまく馴染むことが出来ず、2ヶ月で休職してしまった。
休職後は、あぁ、これて夢は潰えたな、と苦い思いをしながら制作現場ではない場所で非正規で身過ぎ世過ぎをしてきた。そんな折、新しく行った職場で菊池風磨と倉科カナの「隣の男はよく食べる」を同僚に勧められて、見た。後にDVDを買い、メイキングを見たとき、素直に「またドラマに携わりたい…」という気持ちが湧いて来たのだ。元制作現場の人間の性で現場のメイキング映像を見るとウンザリしてしまうこともある。だが「隣の男はよく食べる」のメイキングを見たときにはそういった感情は全く抱かなかった。むしろ、こういう真摯なものづくりの現場に再び立ち会いたい、と思ったのだ。菊池風磨は(本宮蒼太か?)私を過去から
開放してくれただけでなく、再び歩む道を提示してくれたのだ。

2つ目の、先へ進む力。
これは、先日のファッション誌「MORE」の
中島健人のインタビューから。
これは運命なのか?を見極めるのではなく
運命にするんだ、と言う強い覚悟が大切という
言葉がとても心に残った。
ドラマをまたやりたい、とは思ったものの
一度失敗しているので、どうしても尻込みをしてしまう自分が居た。そんな時にMOREのインタビューを読み、私の心は決まった。ネガティブファクターをいきなりは念頭に置かず、強い気持ちで邁進するのだ、と。ティーンの頃から、芸能界で活躍してきた中島の言葉には非常に説得力があり、かくありたい、と感じた。うまくいかなかった時の保険を考えてしまいがちだが、迷いをかなぐり捨てる強さがすべてを動かすのだろう。 

自分の人生にどこか納得がいかず、
その理由を、時には他責的に探していた自分の心を解きほぐし、先へ進む力をくれた彼らの道が分かれる4月まで、あと少し。私も先へ進もう。