疑似恋愛、とやら

noteは、本当はテレビドラマの事を書くために開設したのだがそれを仕上げるには時間もかかるため、今回も少し脱線。(2023年終わりそうだけど)

ことの始まりは、今月初め。
友達を待っている間に、いつも通りインスタを徘徊していた。
するとそこには中島健人さんのストーリーが。
確か、俺と電話しよ?みたいなストーリーだったと思う。
私「電話?ほへーー🙂」

この時点では、ファミリークラブwebの会員ではあったが、中島さんのKTT(KenTeaTime)というページはちゃんと見たことがなかったので受け流していた。

Xで常日頃、沢山のセクラバさん(セクゾファンの方々)がファミリークラブwebのメンバーのコンテンツが更新される度に
ハッシュタグをつけて呟いている。
それを見てやはり興味が湧いて
KTTへ行ってみることに。

KTTを開くと#KTTelephoneという
ボタンが目に入り、これか!とようやく理解。どうやら、更新3000回の記念企画らしい。

イヤホンをして息を整え(何でだよ) 
再生ボタンを押すと、中島さんの声。
今日のライブにどんな格好で来てくれるの?と言う内容だった。
私「キャッ、楽しーーーー‼」

巷には、推し活やホストを疑似恋愛に持ち込んで受け手からお金を巻き上げるもので、受け手は搾取されている、という視点から批判する言説もある。
  
#KTTelephone を聞いたときに
そのメカニズムの一端を理解した気がした。これを聞くにはファミリークラブwebの有料会員にならなくてはいけないし、 
件の音声は中島さんが彼女(か、その候補)
に向けて語りかけるもの。

私は今まで、いくら異性であったとて
好きなアイドルに対する感情と恋愛の好き、はどう転んでも別なんだから、疑似恋愛って何だよ…と思っていた。 
アイドルを何で本気で好きになるんだよ?と。

しかし、これは紛れもなく疑似恋愛だ。しかもこちらから「健人くんカッコいい〜😍😍😍」という勝手な片想いパターンではなく、向こうから優しげに「どんな格好で来てくれるの?☺️」と問うてくるスタイルの。(こっちから好きになったんじゃないもんねッッッ)

アイドルという仕組みが、多少なりとも疑似恋愛を前提にしていることをここでようやく理解した。ちなみに、この#KTTelephoneは、1日から7日まで毎日更新されていて件の「どんな格好で来てくれるの?」以外にも多彩なバリエーションのケンティーからの問いかけや温かな言葉に満ちている。
ポイントはこちら側からの、ミーハー的な働きかけが始まりなのではなく、中島健人その人から彼女(候補)という体で言葉を届けてくれているところ。  

アイドルを嗜まない人に、お前ら搾取されているんだぞ、と言われたとしても、ファンとアイドルのこんなに楽しい交流ってあるだろうか、と言い返してやりたい。
これが、ファンにとっては、時に傷つきながら日々を生き抜く心の大きな支えになるのだ。そして時間を割いて発信してくれている彼にとってもこれが、楽しいものだったらいいな、と密かに願わずにはいられない。

ちなみに12/31のお昼まで聞けるので、少しでも中島さんや、Sexy Zoneが気になる方は是非聞いてみて頂きたい。きっと、虚構に魅せられるはず。