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私がタイのドラマを観るようになったきっかけ

私が初めてちゃんとタイドラマを観たのは、チュラ(チュラロンコン大学・外国人向けタイ語コース(通称「インテンシブ・タイ」))に通っていた頃です。


当時、インテンシブ・タイの上級コース(Advance 2の途中で、次のAdvance 3が終わると修了)に在籍していました。

ニュースはある程度聞き取れるようになったのに、タイ人の日常会話が全然聞き取れない。

自分のレベルの低さに愕然としたのが、ドラマをちゃんと観ようと思ったきっかけになりました。

「チュラのコースを卒業」すればタイ語のスペシャリストになれると勝手に思い込んでいたのですが、翌月にはコースが修了するのに、自分が思い描いていたレベルに全然到達していなかったんですよね……


当時は何とかしてリスニング能力を上げたい、上げなくちゃと思っていました。


<チュラのインテンシブタイについて>



そんな時にやっていたドラマが、あの「แรงเงา/Rang Ngao」

そのタイミングでちょうど放送されていたドラマが、タイで一世を風靡したとも言えるドラマ、「แรงเงา/Rang Ngao(Raeng Ngao)/レーン・ガオ」でした。

2012年のことです。

แรงเงา RangNgao EP.1 ตอนที่ 1/6 | 25-03-62 | Ch3Thailand 


この頃、タイ人みんなこのドラマを観てるんじゃないか?っていうくらい人気があったので、ドラマのことを誰に聞いても喜んで色々と教えてくれて。

わざわざ登場人物の相関図を書いてくれる方もいて。

おかげでドラマに対して興味を持てるようになり、それまで退屈でやや煩いと思っていたタイドラマのイメージが、良い意味で覆されました。


私自身、元々芸能関係の話にあまり興味がないのですが、ドラマを見始めてから、タイの俳優や芸能人の話題にも興味が持てるようになり、タイ人と会話する際のネタに困らなくなりました。

ドラマを観始めた頃のリスニング力と現在

当時の私のリスニング力ですが、今振り返ると、ドラマを見始めた最初の頃はドラマ全体の6〜7割くらいしか聞き取れていなかったと思います。

それでも、映像を見ていれば理解できることも多かったので、一語一句はそこまで気にせずに、とにかく聞き続けた、という感じです。

その後、タイドラマにハマり、これまでに30ストーリー以上観ています。


各ドラマの視聴時間はバラバラですが、仮に

・1ストーリー平均で13話、1話正味80分

とすると、


・1ストーリー

=13×80 =1,040分(約17時間)


・17時間×30ストーリー

=510時間


ドラマの総視聴時間は約500時間、つまり500時間ほど集中してタイ語を聞いたことになります。


何時間聞けばどういった効果が出る、という具体例を出すことは難しいですが、現在は、知らない単語や、久しぶりに登場して意味を忘れてしまった単語がポツポツ出てくるのと、スラングや王語、方言はやはり難しいと感じるものの、タイ人が話すスピードについていけない、ということはなくなりました。


タイ語学習にタイドラマをおすすめします

私自身の経験からも、タイ語学習のリスニング教材として、ドラマを活用することをおすすめします。


特に、日常会話の聞き取りに苦手意識のある、タイ語中級〜上級者の方に最適の教材だと思います。


私自身、(自分ではまだまだと思うものの、客観的に見て)今のリスニング力があるのは間違いなくドラマのおかげなので、タイ語中級〜上級レベルにいるのにリスニングが全然できない、と思っておられる方がいれば、ドラマを視聴してみることを心からおすすめします。

ブログ『ぱさたび』内で、実際のタイドラマのワンシーンをもとに、会話で登場する(なかなか辞書には出てこない)タイ語の単語をご紹介していますので、ぜひ教材としてご活用ください。


タイのドラマの概要については、こちらの記事で詳しく解説しています。


有料動画配信サービス「Netflix」で視聴可能なタイドラマや、リスニングの教材にNetflixを活用する方法について、まとめています。



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