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【ネタバレ無し】エイダレビュー【マーダーミステリー】

こんにちは。するめです。
「エイダはいいぞ」でおなじみ、エイダを遊びましたので、そちらのレビューをさせて頂きます。

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★シナリオ概要★

マーダーミステリー「エイダ」
プレイヤー人数:5人
プレイ時間:3時間~
傾向:ファンタジー

ここは、リスピア大陸。
人間・獣人族・海人族・竜人族・妖精族の5つの種族が別々の国を持ち、生活を行っている。

これら5つの種族は大陸における重要な決議を、リスピア公会議において定めている。
それぞれの国は独自の発展を遂げていたが、人間の王エイダの尽力により、
この大陸で初となる和平協定が結ばれることとなった。

前回の公会議から10年がたったある日、エイダは、再び5つの種族が集結する機会を作り出す。
彼は、この集会を「再結会」と呼んでいた。
しかし、エイダと5人の王達が面会した後、エイダは謎の死を遂げることとなる。

エイダの後継者である王子スタンは、神妙な顔で各種族の王の顔を見つめる。

自分たち以外に容疑者はいない。
おそらく、この中の誰かがエイダを殺したに違いない。
エイダが死んだ「玉座の間」の中で、リスピア公会議は、10年ぶりに
最悪の形で開かれることとなった。

犯人探しをめぐり、各々の策略や推理が交わされることとなる。

エイダ公式サイトより

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まず、レビューの前に、今回のゲームの準備の話から。

「エイダ」はGMレスでも遊べるとのことですが、今回はGM: クマさん(所属:マダミスHOUSE)にオンラインでシナリオを回して頂きました。贅沢ですね。
今回は専用WEBサイトにてプレイしたのですが、このWEBサイト、ハンドアウト配りやストーリー進行まですべてできちゃう優れものです(時間管理機能だけついていないので注意)。なんてプレイヤーに親切なのだ…と思いながら遊んでいました。無料なことが信じられない。
ゲーム中の使い勝手だけでなく、シナリオ概要ページも非常に豪華な造りとなっていますので是非一回見てみてください!
https://itohaki.com/eidaspecial/

私はゲームがスタートしてから作品に集中し始めるタイプですが、WEBサイトのパワーもあり、エイダはゲーム開始前から思わず目線を釘付けにされてしまうような魅力がある作品だと感じました。シナリオ開始前の、まだシナリオ概要くらいしか知らない段階から「どんなゲームが始まるんだろう?」とワクワクする体験は、中々味わえない体験だと思います。

前置きが長くなりましたが、ここからエイダのレビューとなります。

ちなみに「海人女王」マリン・アントワーネでプレイしました。

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私の好き度 ★★★★★
(★1: 自分には合わなかった 
★2: 自分には合わなかったけれど部分的に好きなところがあった 
★3: 好き。基準点 
★4: とても好き。オススメ 
★5: むっちゃ好き。超オススメ。)
→途中で出てくるギミックがとても楽しかったです。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、プレイヤーのロールプレイ・考え方によって如何様にでもゲームの流れが変わる可能性を秘めたゲームだと感じました。また、本作のキャラクターは全て異なる国出身・異種族ということもあり、ファンタジー作品でよくある「世界観や異能力に対する知識の差がある」ことについてもストーリー的な説得力を感じました。

ロールプレイ重要度 ★★★☆☆
(★1: プレイヤーとして話しても問題なくゲームが進む。
★2: プレイヤーとして話しても問題ないが、一部キャラクターとしての思考・発言を求められる場面がある。
★3: キャラクターになりきって発言する必要がある。
★4: キャラクターの背景設定を深掘りし、その解釈を演技によって他プレイヤーに伝える必要がある。
★5: キャラクターの背景設定を深掘りした上で、ゲーム方針を左右する発言・意思決定を行う必要がある。)
→各キャラクターは全員異なる国出身・異種族のため、お互いの文化(背景設定)を尊重し合いながら発言する必要があります。各キャラクターのハンドアウトは読みやすいものとなっているため、キャラクターになりきることはそこまで難しくありません。

推理難易度 ★★☆☆☆
→時系列を洗えば真相が見えてくるタイプのシナリオではありますが、推理中にギミックがあるため、一風変わったシナリオです。また、マダミスではよくある調査カードについては、それぞれのキャラクターが元々持っているものを公開する形となります。したがって、調査カードによるランダム性はありません。
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専用ページが美麗で分かりやすい+GMレス可+オンラインにて無料で遊べる+ロールプレイがしやすいハンドアウト、というところでかなり初心者受けするシナリオだと感じました。
マダミスを初めて遊ぶぞ!という人にぜひおすすめしたい作品です。
また、すでにマダミスを遊んでいらっしゃる方にとっても、ギミックの部分で新たな感動が得られるゲームだと思います。
本当はもう少し語りたいんですが、ネタバレ要素を含むためあまり深いことが書けません。私は好きです。みんな遊んでください。

余談ですが、「エイダはいいぞ」と聞く割には、エイダってそもそも何?ゲーム?漫画?と思っていました。ですので今回やっと「エイダはマダミスのシナリオタイトルのことである」「エイダという言葉は、シナリオ中の王様の名前のことである」という知見を得られたのでうれしいです。特に、タイトルについては「物語上での国名かな?」と思っていたので、王様の名前であることを知った時は「人名なんだ!?」と内心衝撃を受けていました。みんな「エイダはいいぞ」としか言わないからさ…。
でも今回、やっとエイダを遊べたので、私も胸を張ってこう言えます。

「エイダはいいぞ。」


おわり。


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