見出し画像

ハッピーバースデーわたし

38歳になりました。
今HARBSでケーキを食べています。16時半です。とても美味しいです。しかし、お腹がはち切れそうになってきました。
誕生日当日は、その日に思いついたことをnoteに書いて投稿しようと思っていたので、お腹の小休憩がてらnoteを書き始めました。

旬のフルーツたっぷりらしい。
ブルーベリーとメロンとキウイといちごがスポンジの間にに入っています。ブルーベリーがかなり多い。

37歳最終日の昨日は23時ごろまで仕事をしてしまいました。と言っても、雑談しながら、スローペースで。
その雑談の中でなぜか万年筆の話になり、あれこれ話を聞いていると私も突然万年筆が欲しくなりました。そして決めました。明日、誕生日なので、万年筆を買いに行こう!と。

一晩経ってみて、私に万年筆が使いこなせるだろうか?とやや不安はありますが、(しかもけっこうお値段高い。)これから、ケーキを食べ終えたら、万年筆を見に行きたいと思います。
(お腹かなり苦しい。。)


帰宅しました。22時です。

あの後、予定通り万年筆を買いに行きました。
万年筆専門店か、百貨店か、どちらに行くか迷いましたが、万年筆専門店に行きました。

その万年筆専門店は、街の、ややうらびれたビル(ご無礼)の中にひっそりとありました。
もし私がジブリの主人公なら、ここのお店での出会いからドラマが始まっていくのでは?という雰囲気を少し感じました。


お店に入ると店主が奥から出てきて、話しかけられる。お客さんは私だけ。「これ今日ちょうど入荷したやつ」とダンボールを見せてくれる。中身ではなく、ダンボールだけを見せられる。そして、「今日入荷」というワードが気になる。

「今日、私の誕生日で、人生初めての万年筆を買いにきました!」と宣言すると、店主の長い話が始まる。話というより、講義。
「いや、聞きたいのはそこじゃなくて…」と何度か口をはさみたくなるが、きっとこの講義が終わってからじゃないとダメなんだ、と途中で悟り、まずは全講義を聞くことに。

第一章 万年筆の構造
第二章 万年筆の歴史
第三章 万年筆の書き方
第四章 万年筆の違い
(アメリカ編、日本編、ドイツ編、イタリア編)
第五章 万年筆の選び方
第六章 さぁ万年筆を選んでみよう
第七章 選んだ万年筆について



最初は「なんかこの人ムリかも。百貨店行けばよかったかも。」と思いましたが、講義を聞いているうちに当初聞きたかったことは全て解消されていきました。

そして第三章の時に店主への信頼度が上がる出来事が起こりました。
教えてもらった通りに万年筆を使って「あいうえお」と書いてみたら「あなた使い方上手いね」と褒められました。え、これ書けるの普通じゃない?と思いましたが、自分の普通がすごいんだって素直に受け取ることにしました。
さらに店主が「あなたの前世はけっこう最近の人だね」と突然のスピ発言。(前世でも万年筆を使っていたから、今、初めてでも上手に使えるんだね、というニュアンスですね。万年筆の歴史はまだ150年くらいだったかな。)
そのスピ発言により店主への信頼度が上がり、今日、デパートには行かず、ここで人生初の万年筆を買おう、と決めました。

店主は私のどんな質問にも答えてくださり、あれこれおしゃべりしながら楽しく選べました。

ディスプレイされてるものからピンときたものを数本選び、最後に「今日入荷した」やつも気になったので出してもらい、購入候補に加えました。
書きごこち、重さ、見た目、などで厳選していきました。
そして最後に残ったのは「今日入荷した」万年筆でした。

「今日入荷した」万年筆は、Kawecoというドイツのものです。限定カラーがたまに出るらしく、私が買ったのはルビーという2022年限定色のものだそうです。
見た目は万年筆っぽくなくて、スタイリッシュ。ルビーカラーもなんだか品があって、アルミのツヤ具合も、重さも、書きごこちも、全て気に入りました。
値段は当初覚悟していた金額よりもだいぶ安くて、逆に、安いけど大丈夫かな?となぜか不安になりましたが、値段は関係ない、気に入ったものが正解だ、と店主に言われました。

最初ダンボールから出てきた時はこの姿
キャップを開けて万年筆っぽくなった姿

お支払いのタイミングで万年筆を付属の缶に入れてくれたのですが、その缶もデザインがかわいくてテンション上がりました。

こんな感じ
缶のデザインかわいい

付いてた保証書の日付が私の誕生日で、そりゃそうなんですが、でもその数字の並びが、38歳の誕生日に買ったんだぞっていう証明書にもなった気がして、なんだか嬉しくなりました。

さて、この万年筆で何を書く/描くのかはまだ分かりませんが、ずっと、大事に使おうって思いました。

ハッピーバースデー、わたし!

この記事が参加している募集

買ってよかったもの

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?