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祭りに熱をブチ込むのは企画者の僕じゃなくて、参加者のあなた ―Nサロン“未来会議” 第2回―

一隅を照らす、此れ則ち国宝なり
――最澄『山家学生式』

議論メシでおなじみ黒田悠介さんからのインプットが冒頭の引用。「自分の好きなこと・したいことをアピールしてくれるメンバーはコミュニティの宝だよね」と僕は解釈しています。というか、解釈させていただきました。ありがとう、SHIORIさん。

「タイカービング、持っていってもいいですか?」

未来会議の終了後、SHIORIさんが声かけてくれたんです。趣味のタイカービングをカレー会に持ち込みたい、と。

行動に移すスピードに何よりもリスペクトしましたし、こうして提案いただけるのが嬉しくて。
もちろんSHIORIさん以外にもあれこれご提案は頂いているのですが、タイトル通りの気付きを与えてくださったことに感謝したく、noteを書かせていただきました。

企画屋の僕自体は、びっくりするほど面白くない

Nサロンではカレー会を企画している僕ですが、振り返ると高校の時から仲間内であれこれ遊びを作って楽しむのが大好きで。当時から明確に「クリエイティブな悪ふざけ」「全身全霊でのくだらない遊び」を考えるのが僕の仕事だ、ぐらいに思っていました。

たとえば「地下鉄全線鬼ごっこ」とか、「水鉄砲でバトルロワイヤルin夜の公園」とか。ほかにも卒業記念に自主制作のムービーを高3の10月から1月(※センター直前)まで作ってたのですが、これは13人中9人が浪人したこととは全く関係ありません。相関関係は因果関係を意味しないってやつですね。

ただ、僕は企画こそ出来たのですが、僕自身はびっくりするほど面白さのない人間なんです。
友人同士での「面白さカースト」でも、まさかのアウトカーストになるくらい。自他共に認める「ただの事務方さん」です。なるほど25歳になっても懇親会でひとり突っ立って草食ってるわけですわ。

企画者は参加者に贅沢させてもらっている

僕自身は全く面白くないからこそ、僕の企画に参加してくれる方々が好き勝手に暴れてくれるのがとっても嬉しいんです。(むしろそうしてくれないと、祭りがお通夜一直線になっちゃいます。)

もっと言うと、面白さ不足の僕は場の空気作りや盛り上げを全部丸投げせざるを得ない、だからこそ、みんなが思い思いに楽しんでいる空気が何にも代え難い宝なんです。みんなが楽しんでくれるおかげで僕も楽しい、そんな贅沢をさせてもらっているのです。

楽しんでくれた参加者からは「企画してくれてありがとう」と感謝されるのですが、違うんです。みんながやりたい放題に「一隅を照らしてくれる」からこそ祭りは楽しいし、そんな楽しい思い出を企画者はタダで享受させてもらえているのです。こんな贅沢は他にありません。

こんな風にして、今まで一緒に遊んでくれた友達に感謝と敬意の気持ちを強く持った、Nサロン未来会議の夜でした。言語化するきっかけを与えてくれたSHIORIさん、改めてありがとうございます。

おわりに代えて:タイカービングってなに?

これです。1時間でここまで出来るのすごい(脱帽)


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