今の日本

1990年代から長引く不況で、
日本の中間層減少と格差拡大。

日本の中間層は70~80年代の高度成長を支えた
ブルーカラーの労働者が主体。

AIとロボットなどの技術革新で、
付加価値を生み出す産業が変化。
日本は成功体験が足かせになっている。

現状のままで、充分に豊かと思う人々は
圧倒的に少数。
大多数は、もっともっと、モノとサービスを求める。

今、流通している日本の通貨は約100兆円。
一人当たりでは、約100万円のタンス預金。

金融資産は、一人当たり約1500万円。
国と地方の負債が、一人当たり約1500万円。

対外純資産が約300兆円。
これほどあっても、豊かさを感じられない。
もっと稼ぐ必要があるのだろうか。

これからの方向は、
国と地方自治体のサービスの大幅な見直しだろう。

そして、
最低賃金の引き上げによって、
適度なインフレ。
それぐらいしか考えられない。

税の変革には、痛みが伴う。
国と地方自治体の変革にも痛みが伴う。

大多数の国民は引き受けようとはしないだろう。

世界を見ると。
核兵器、
ない方がいいに決まっている。
原発、
危険なものはない方がいい。

原発、日本に沢山ある。
廃炉をどのようにするのか。その負担。
一番問題なのはプルトニウムをどうするのか。
日本だけで解決できる問題ではない。

中国や韓国の原発も含めて、
原発の安全管理には、資金と人材が必要。
日本がしなくてはならないことは多い。

核兵器もそうだ。
現在あるのをどう管理するのか。

今の世界、平和とは言えない。
戦争状態にあるのが現状。
シリア、アフガニスタン、リビア、多くの地域で戦争が続いている。

今、最優先は戦争をやめさせること。
さらに、兵器の国際管理。
軍と軍需産業をどのようにコントロールするのか。

世界平和を謳う国連憲章は機能していない。
戦争放棄を謳う日本国憲法も機能していない。
世界人権宣言も風化している。

国際紛争解決の有効な方策は、
いまだに確立されていない。

日本の場合は、
9条の虚構を嘆くまえに、
まず、
世界の戦争の現実に、
立ち向かうべきではないだろうか。


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