純日本人の私が33歳から始めた英会話 3

ありがたい事に前回のエントリーの後、続きを早く!と数名の方にリップサービスいただきましたので、頑張って続きを書いてみたいと思います。

2では、アンテナを作るという事でしたが、精度を高めるコツもあります。今回はその精度を高めるコツを書いてみます。

3. 耳コピして詠う

あえて漢字で詠うと書きました。これは耳で聞き取れた英文(はじめはできるだけ短い英文)を、とにかく耳だけで聞いたままに口に出して言ってください。まさに"詠う”のです。文字にしてはいけません。音をそのまま口にだします。私は初めは恥ずかしいので、トイレで言ったり、ちっさい声でこっそり言ったりしてました。例えば、"I will be there in 5 min."という「音」と聞いたとします。文字で表現するとちょっと難しいのですが、たぶんこんな感じに聞こえます。「あいうびーであー いん ふぁいぶみん」これを何度も詠ってください。これこそが、正しい発音に近いのです(決して正しくはないので悪しからず)。これ、文字をみてしまうとこれまでの教育のせいで(おかげで)「アイ ウィル ビー ゼアー イン ファイブ ミニッツ」とまさにこのまま発音しちゃうと思います。でも、これを自分でそのまま発音しちゃうと、英語アンテナはこのカタカナ発音にひきづられてしまい、発達しないのです。(ちなみに、たぶんあんまり通じないです。。)なので、聞くをする場合、"英語を音のように聞く”ことが重要なのです。そして、それを口にだして恥ずかしいのでこっそり”詠う”。これを繰り返していくと、またある事に気づきます。それは、助動詞や他の単語の発音がこれまで学校で学習してきた発音と全然違うやん!という事です。

特に頻出する"will"は「ウィル」ではなく「うぃう」、"would"は「ウッド」ではなく「うっ」とか全然違ったりします。頻出する"I would like to 〜"なんかはこうです「あい うっ らい とぅ」となります。(無声音が入るので、慣れてくると口の中は動いてたりもするのですが、慣れると、それも教えられなくともわかってくるのでご安心を)

助動詞が聞けると、本当に英語は楽になります。前半に意識を集中して聞く。そして、助動詞が聞き取れる!これでもはや勝利です。あとは単語を聞き取るだけで文脈が理解できるのです。

はじめは、気に入った言葉を拾って耳コピです。そして、口にしましょう。もはや、それが合ってるとか間違ってるとかどうでもいいです。音なのですから。で、頭の中で英文が出来上がって、それを諳んじはじめます。でも!ここで面白いのですが、それをちゃんとやってるとたまに自分でこうだ!と思ってた英文が、途中であれ?なんか違う!と気づくことがあるのです。その気づきが出た時、アンテナの精度はさらに上がったという事になります。これは、私は今でもこっそりやってます。英語のフレーズが流れてきて、周りに人がいない時は口にして、できるだけ追いかけるようにしてます。意味わかんなくてもやります。笑 耳ができると同時に、徐々に口もでき始めるのです。

3' 耳コピ 上級編

今や便利な世の中になったもので、海外ドラマなんかはNetflixやHuluとかでいくらでも観れます。そこでオススメなのが、好きなドラマ(なんでもいいです)の好きな回を1話(はじめの20分ぐらい)選んでください。一回字幕付きでみて内容を理解してるといいかもしれません。その選んだ話を字幕を消して英語だけで繰り返し観ます。そして、セリフを言えるところだけでいいので、言えるようにします。ここで大事なのは絶対に答え合わせしないでください。英語字幕も出せますが、絶対に出してはいけません。

音だけ聞いて、音だけでコピーします。音だけなので、何度か観るともはや通勤中でもイヤホンだけで情景がわかると思います。とにかく、1話(はじめの20分ぐらい)の半分ぐらいを音だけコピって口にします。たぶん、はじめはめちゃくちゃです。笑 でもいいのです。とにかく、半分ぐらいもうタイミングやら全部覚えるまで聞きます。そしてはちゃめちゃな英語っぽい音を声にだして言ってください。ちなみに私はドラマ「24」をひたすら聞いてました。もう主人公のジャックバウアーが"We have no choice."と何度言ったことか。

で、ある程度覚えて、もうだいたい声にだしてなんとなく言えるようになったら(この時点で最低20回ぐらいは聞いてる感じ)、最後に答え合わせです。英語字幕をつけてみましょう。おそらくですが、はじめのころはほぼ0点です。笑 でも、惜しい!ってのがいくつもあって、初めて「あーーー、ここはこう言ってるのかぁ」とか「なんだ全然ちがうやん!」というのを理解し始めます。その時、自分の癖もだいたいわかってきます。これを2話目までがんばってやってください。2話目の答え合わせのとき、あなたはおそらく感動すると思います。なんと30点は採れるようになってます。笑

これまで、耳をつくる、アンテナを作るということで書いてきました。とにかく寝る時はNHK world LIVE(※現在名称が変わっており、NHK world TV となっておりました。)つけっぱなし、そして時間ある時はドラマの音マネ。とにかく、音として捉え、その聞いたままの音を口にして声にだす。この繰り返しを騙されたとおもってやってください。これさえ習慣化すれば、次は口を作る事に取りかかれます。口を作る作業まで来ると、いつのまにか英語で話したくなりますので!

次は、口を作るという話もいいですが、日本語脳と英語脳についても理解すると勉強しやすくなると思うので、その辺の話も書いてみたいとおもいます。

では、また後日。


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