純日本人の私が33歳から始めた英会話 6

格好いい英語は話しやすい

久しぶりの更新になります。ちょっと間があいたのですが、これは前々から言いたかった事なので、本日書きたいと思います。

英会話を学び出した時、少しは話せるかな?と思って頑張って話そうとし始めるのですが、どーーーも上手く話せない時があると思います。その時の現象でよくあるのが、会話のほとんどで"I"から始まってる時だと思います。つまりは、なんでもかんでも"I think 〜" "I like 〜" "I need 〜"と会話の区切りごとに「私は」「私は」と言ってしまってる時です。よくありませんか?

これ、前章で書いた日本語脳を英語にしてしまってる典型です。で、私はまさにこれで、結局は会話に自信がもてず話をするのが怖くなってしまってました。でも、ある時ドラマをみていて気がついた事があるのです。

日本語字幕では、「俺は彼女に夢中なんだ」と出ているのですが、英語が明らかに違うのです。英語ではどう言っていたかというと"She drives me crazy." と言っていました。むむむ? 私であれば"I love her so much." とか言いそうなのですが、そう言ってない。「俺は」と言っているのに"I"でない。これは、私にとっては大きな発見でした。たしかに、英語話せる人の会話聞いてるとそんなに"I"って多用してないんです。というか、格好いいんです。それに対して、自分の話す英語がめちゃ格好わるい。もはや、「俺は俺は系」という感じで、私がもっとも嫌いなタイプを自分でしているじゃないか!と。

そうなのです。英語って、主語を対象物側から話す事が多いのです。

例えば、「私はマンゴーが大好き!」をあてはめると、"Mango makes me happy!"になります。"I love Mango."でももちろん通じるのですが、マンゴー主語の方が格好いい。その上、"I"使わない。反対側の対象物が自分をどのような状態にしているのか?という視点で言ってるのですが、要するに日本語でいうと同じ意味になるのです。また、それを使うことでものすごく表現の幅がひろがります。先の" She drives me crazy."なんて表現は、なんか「夢中」って表現以上のイメージ湧きますよね?

同じdrives me crazy を使っても、"My boss drives me crazy." だと意味が大きく違ってきます。(前後の文脈や表情でも変わりますので悪しからず) これだと「上司、マジでうざい!」になるのです。要するに、その時のイメージによるのですが、わりと感覚なんですね。

この手法を頑張って使っていくと、だんだんと英語が上達していく感じがつかめ、なんとか日本語に沿った難しい英単語を重ねて話すよりもイメージで伝えられるので、楽になってきます。そして、格好いい。笑

他にも、「それ、あげるよ」って言いたいときも" I give it."というとなんか偉そうな雰囲気ですが、" You can take it." みたいな方が親近感わく感じがします。常に、対象物を主語にしたらどんな表現になるか?を考えてみましょう。ちなみに、私はこれを習得(まだまだですが)するためにした事は、普段の生活で歩きながら目に入ったものを主語にして、頭の中で英文をつくって想像で話をしてました。慣れれば、自然にそういう感じが掴めると思います。これは、本当に日本人だからこそ気がついた事だと思うので伝えたく書きました。

上手くお伝えできたかわかりませんが、この視点をできるだけ(特に英会話初心者は)多く持つよう心がけてみてください。

それでは、今日はこの辺で。

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