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学生たちが商品開発ワークショップを通じてグッズを発案!「チンアナゴ・ニシキアナゴのスマホストラップ」&「ステンドクリップ」発売決定!

サンシャイン水族館では「環境教育」「体験学習」「水族館だから発信できる情報」という水族館ならではの視点や知見を活かした教育分野への取り組みに力を入れています。

今回活動の一環として、学生が学校教育で学べない内容・活動を通じて主体的に探究する力を養うことを目的に、2023年6月から10月までの約5ヶ月間、高校生・大学生を対象に「サンシャイン水族館商品開発ワークショップ」を実施しました。

株式会社サンシャインシティは、豊島区内で学習支援を行うNPO法人テラコヤに学習スペースとして事務所の会議室を提供しており、ここを利用する計6名の学生がワークショップに参加。商品開発から販売までの過程の学習や販売店舗の見学、学生自身が考えた商品企画のプレゼンテーションなどを経て、「チンアナゴ・ニシキアナゴのスマホストラップ」と「ステンドクリップ」の2点の商品化が決定しました!

2024年3月20日(水・祝)より水族館内ショップ アクアポケットならびにサンシャイン水族館オンラインショップにて発売。3月11日(月)よりアクアリウムクラブ会員限定で先行発売します。

サンシャイン水族館では、今後も教育分野に貢献すべく様々な教育プログラムを提供してまいります。



グッズ情報

◆チンアナゴ・ニシキアナゴのスマホストラップ【各1,320円】

チンアナゴ・ニシキアナゴの長~い胴体を活かしたスマホストラップ。ストラップホルダーにはかわいい顔がひょっこり。

◆ステンドクリップ【1,650円】

ステンドグラスのような美しい透け感のカラフルなクリップ。サンシャイン水族館の人気生物トラフザメ・ペンギン・クラゲがデザインされた3種セットです。

ワークショップ実施概要

ワークショップの様子
グッズ制作会社とのミーティングの様子
商品化に至ったステンドクリップの企画書
学生が制作した企画書

■チンアナゴ・ニシキアナゴのスマホストラップ企画者

高校3年生 浦谷さん

今回ワークショップに参加してみて、物販店舗担当の方から直接意見をいただいたり、新しい商品を作るためにどのような人が関わっているのかを知ることができたり、普段絶対に経験出来ないことをたくさん知ることが出来てとても勉強になり、楽しかったです。また、自分の企画が実際に商品化出来たことは、大きな自信に繋がりました。試作品を頂いた時は、私の企画が形になったことを実感できて、とても感動しました。チンアナゴ・ニシキアナゴの特徴を生かした商品を作ることができ、とても満足しています!

■ステンドクリップ企画者 

高校2年生 中川さん

正直、最初は私の考えた商品が販売されるとは想像もしておらず、まだ驚きでいっぱいです。私が初めてサンシャイン水族館に遊びに行かせていただいて一番最初に目が止まったのがステンドしおりで、今も水族館での思い出を思い出しながら大切に使わせていただいています。このステンドクリップもサンシャイン水族館に遊びに来たお客様の思い出となり、末長く愛されることを願っています。今回は本当に貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

■参加した学生の声

ー楽しい半年間でした。商品化にならなかったのはすごく悔しいですが、いい経験になりました。

ー実際にサンシャイン水族館のリサーチをして商品を考えることができたのが楽しかったです。

ー進路を決める時期で将来の職業や大学の学部などに悩んでいましたが、商学部に行こうと決心できました!

■サンシャイン水族館 

物販担当 庄村郁哉

普段業務として行っていることを学生の皆さんが楽しく取り組んでくれている様子を見て、改めて商品開発の楽しさ・やりがいを再認識しました。
特に、トレンドへのアンテナの張り方や初めて見聞きする事への好奇心、「こんなものが作りたい」「こんなものが欲しい」を真っ直ぐに提案してくれる柔軟な発想力・想像力が素晴らしく、改めて私も勉強になりました。
今回の2商品についても、今までサンシャイン水族館にありそうでなかったものを見事に商品化してくれたと感じています。今後もワークショップ等を通じて更なる教育の場の提供を目指していきたいです。


過去の学生連携プログラムの一部ご紹介

●豊島区立駒込中学校・立教大学理学部SCOLA(共通教育推進室)連携プログラム

サンゴ保全を通して環境問題を自分事として捉え解決に向けて行動を起こせる人財を育成することを目的に、2022年7月より、駒込中学校の生徒93名を対象に、当館が取り組む「サンゴプロジェクト」について学べるツアーをはじめ、水族館の役割・海洋における環境問題、サンゴの役割と危機などについて水族館飼育スタッフが学校で出張授業を行いました。また立教大学生と協働し、水族館スタッフのアドバイスの元、SDGsについて考えるためのワークシートの作成も実施しました。

●専門学校とのクラゲ実習プログラム

将来の水族館業界を担う人材を育成する一助となることを目的とし幅広い学びを必要とする専門学校の学生に対し、飼育やサンシャイン水族館での展示を通して、水族館の仕事体験を提供するとともに、クラゲ飼育の手伝いをしてもらうため、ミズクラゲの飼育や水槽管理についての講義を実施しました。
サンシャイン水族館のクラゲの飼育スタッフのレクチャーとサポートの下、学生がサンシャイン水族館のミズクラゲを飼育し、成長したミズクラゲをサンシャイン水族館で展示しました。


●品川女子学院との連携

サンシャイン水族館としながわ水族館が共同して、品川女子学院の生徒35名と共に、海洋における環境問題の展示および発信手法について考える、産学連携のワークショップを実施しました。飼育スタッフによる海洋環境についての特別講座を通して、生徒がそれぞれのアイデアを企画案として具体化し、水族館関係者に向けてプレゼンテーションを実施。その中の1案は実際に水族館催事の展示として実現しました。