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日本酒を学ぶ①

日本酒について学んだことを、この場でアウトプットしていこうと思う。
参考書「日本酒完全バイブル」監修:八田信江 発行:株式会社ナツメ社

日本酒とは

世界でも珍しい発酵方法で造る、米を原料とした醸造酒※醸造酒:米や穀物、果実を酵母によりアルコール発酵して作られた酒     日本酒の他にはビール、ワインなどが該当する     これらを蒸留すると焼酎やウイスキーになり、蒸留酒という

日本酒の発酵方法は珍しく「並行複発酵」と呼ばれる。ワインの場合、原料に糖分が含まれているのでそのまま発酵できる(単発酵)。しかし日本酒にの元の米には糖がない。なので、米のデンプン質を糖分に変える「糖化」という作業が必要になる。
ビールでは糖化と発酵を別々に行うが(単行複発酵)、日本酒はどっちもまとめてやってしまうから「並行複発酵」という。

米を磨く

米を磨くことを精米といい、玄米の外側を削って白米にする作業のこと。玄米の外側にはタンパク質や脂質が多く、それらが麹菌や酵母を増やし続けてしまう。思った酒質になりづらくなるため、外側を削り落としてしまうのだ。どのくらい精米したかは「精米歩合」という数値で表す。普段食べている米の精米歩合はだいたい95%程度。しかし日本酒だと70~30%と米を削っていく。一般的に雑味の少ないクリアな味わいは数値が低く、ふくよかな旨みのものは数値が高いものが多い。

70%以下:本醸造酒
60%以下:吟醸酒、純米吟醸酒
50%以下:大吟醸酒、純米大吟醸酒
40%以下:鑑評会などに出る高級酒は大体これくらい。
     たまに11%とかやべぇのもある

飲んでみる

フォコン つや姫 58 純米吟醸 【製造】浜田株式会社
原料:山形産米100% 精米歩合:58% アルコール分15度
ラベルはワインみたいにおしゃれで、最初はワイン買ったか勘違いした。山形県のお米「つや姫」を使ったお酒。味わいはフルーティーで白身魚の刺身と合いそう。合わせたい。
冷で飲むのが一番美味しい気がする。フルーティーで、余韻にやわらかいコクがある。
ラベルに描かれている「FAUKON」はフランス語で鷹の意味。米沢藩主「上杉鷹山」にちなんで付けたのだとか。おしゃね。

1回目総括

日本酒を飲むのが初めて、飲みなれていない人には大体50%以下のをオススメすることが多いのは、それだけ雑味がなくすっきりして飲みやすいから。
ただ昨今の日本酒ブームにより、本醸造酒でも面白い味わいのものも多く出ている。
必ずしも削ることを目標とはしておらず、こんな香りを出したい、味わいにしたいという理想に最も適った磨き方を、全国各地の蔵人が研究している。そう思うと、こちらも胸が熱くなる。


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