見出し画像

Vol.26 根本 海斗

日頃からSS伊豆を支え、温かいご支援、熱い応援をしていただいているスポンサー企業の皆様、サポーターの方々。
この場をお借りして、改めて厚く御礼申し上げます。

今年で3年目になります
キャプテン
19番
根本海斗と申します。

沼津市大平出身の25歳です。

皆様、これまでのSS伊豆選手による自己紹介のnoteはいかがでしたか?
私も全員読ませていただきましたが、全員に色々な過去があり、思いがあり、そして今があります。もちろんnoteに書かれている事はほんの一部に過ぎませんが、それでも皆んなから感じるものはありますよね。
私の人生がこれまでどうだったのか知りたいと言っていただきましたので、皆んなと同じように人生を振り返らせていただきます。
私も皆さんに何か感じてもらえればと思い一生懸命書かせていただきます。

村で育った1人の少年の物語を是非ご覧ください。

SS伊豆 キャプテン
19番
根本海斗

なんでこんな年齢になってまでサッカーやってんの?
仕事一日やって良くサッカーやるね!すごいね!
休みの日までよくサッカーできるね!すごいね!
そんなことを言われる事が多いです。

でも皆さんも仕事終わってお酒を呑んだり、YouTubeを見たり、休みの日にはどこかに出かけたりしますよね?
自分からすればサッカーをする事はそれと一緒です。楽しいからやってます!

経歴
小学校
•学級委員長(6年間で4回はやってる)
•計画委員会(生徒会みたいなやつ)
•応援団(4年と5年)
•応援団長

中学校
•学年委員長(3年間ほとんど)
•生徒会副会長

簡単に経歴を書かせていただきました。
ご覧の通り真面目で責任感のある男の子となっております。

兄2人の影響で自然とサッカーを始めました。
低学年と高学年の2チームに分けてやっとチームができるくらいの少ない少年団でした。
ポジションとかも6年間特になく、みんながボールへ全力で向かって走り、ボールを蹴るという、いわゆるお団子サッカーを6年間やってました笑
キーパーはボールが飛んできたらそのボール避けてしまったり、試合中にグランドにお絵かきを始めてしまったりそんな楽しいチームでした!
勝ったらお祭り騒ぎになるくらい勝つのが難しいチームでしたが、私はチームが大好きで、クラブチームの誘いを断ってこの少年団で6年間サッカーをやりました。
余談ですが、そんな環境でも静岡県選抜まで選ばれていました。
世界のサッカー少年少女の皆さん、何事も楽しんでやる事が大事だと思います!!

中学校の頃は学校の役員になって学校の改革を行なっていました。
選挙活動で、ものすごく真面目で頭がいい子たちと票の取り合いをしました。
みんなすごい難しいことを言ってるなか、私は

一日一善

これを言い続けました。笑
皆さんが一日一つでも良いことをすれば学校は素晴らしいものになります!と。
学校から悪いものがなくなります!と。
何も考えずこれだけを連呼していた覚えがあります笑

結果は約8割が自分に投票されており圧勝。
この時、あ、頭が良くてもひとはついてこないんだと。自分には何か人望みたいなのがあるのかなと勝手に思っていました笑

サッカーでは僕の今の考え方や人との向き合い方を教えてくれた恩師に出会います。

[人の心は発言だけでは動かせない]

まさにそれを体現してる方でした。
中学生のガキンチョの僕らに対して思い切り向き合ってくれました。
真冬の土のグランドに水溜りが残るグランドでの試合。全然走ってない、身体も張れない、お前ら何やってんの?とハーフタイムに激怒。
すると監督がいきなり水溜りにスライディングして、なんでこーゆう事ができないの?と。
勝ちたくないの?と。
後半も何事もなかったかのように濡れたままベンチに座ってました。
中学生ながら僕は衝撃を受けました。
後半は本当にチームが半端じゃないくらいに良いサッカーしたんですよね。
それで僕はこの人のように人の心を動かせる人になりたいと思いました。
先頭に立つ人間はこうでないといけないのだと。
口だけ達者でも人に伝わるものは少ない、背中で見せる事が一番人の心を動かせるんだと。
この日から相手の立場になって物事を考えたり発言する事が少しずつできるようになってきました。

高校では全校生徒2000人超えのマンモス校へ入学したため、学校の役員などできませんでした。
というより、これまで全校生徒100人いない中で生きてきた自分にとって、これだけ同じ学校に人がいる事が楽しすぎてそれどころではありませんでした笑
入学前から公式戦に出させてもらっていたこともあり、入学後は女の先輩方にすごくチヤホヤされて調子に乗ってました笑
けど、田舎で育った自分からすると先輩方はお姉さんで調子乗るのも仕方ないですよね。
ここでは部員100人を超える大所帯のキャプテンを務めますが結果は出せませんでした。
ですが、しっかりとサッカーも楽しかったし、青春もさせてもらいました笑
余談ですが高校の時も静岡県選抜候補へ選ばれて練習会に呼ばれました。
他は全員全国で名の知れてる強豪校とユースの人たちしかいませんでした。
世界のサッカー少年少女の皆さん、楽しむことが1番の飛躍の秘訣なのかもしれませんね。

大学では色々悩んだ末、時間もなく親友に誘われて常葉大学浜松へ入学を決めました。
1人暮らしを始めた瞬間から遊ぶ事が楽しくなってしまい、入学前の練習へ行くのをやめました。
そしたらCチームへと落とされました。
結局4年間Cチーム。

最高に楽しかったです笑

めちゃくちゃ遊びました。
めちゃくちゃ酒呑みました。
練習や試合があろうがなかろうが。
でも練習にはみんな来て全力でやってました。

試合前に遊んだり、食事もでたらめだったし良い事じゃないと思います。
でも、当時の僕らは先のことなんて考える余裕もなくその時を全力で生きてました。
グランドに来てやることやれば何やったって良いと思ってました笑
けど、オンとオフのメリハリがしっかりしてるチームでした。
3年の時に初の全国大会出場が決まりました。
そんな中で、4年生の練習態度が緩すぎると、4年生に対してお前ら勝つ気あんの?と言って言い合いをすることもありました。
遊ぶことも大好きだったけど、サッカーも大好きだし全力。
だからこそ、今年、SS伊豆も出場する
全国社会人サッカー選手権でベスト8という成績を残す事ができたと思ってます。
余談ですが、全国社会人サッカー選手権大会は
高校サッカー選手権とかよりも参加チームがはるかに多く、自分たちの時は確か約4500チーム中8位だったと思います。
注目度はめちゃくちゃ低いですが、それだけ参加チームが多いということだけ皆様にお伝えしておきます。

メリハリは社会人になった今でもすごく大事にしています。

全国大会でベスト8になり気持ちよくなって満足してサッカーを辞めました。

卒業後は島田にある会社に勤めていたため島田で1人暮らしをしていました。
コロナもあり休みが多く、スーパー巡りを良くしていました笑
あとは、河川敷を走ったり公園で筋トレしたりしてました笑
そんな毎日に飽きてしまい再びサッカーをやりたいという気持ちが少しずつ芽生えてきました。
そんな時に、長泉へ転勤になりました。
実家暮らしになり少し落ち着いた頃にチームを探し始めました。
知り合いのいるチームの話を聞いたり練習へ参加したりしている中の一つにSS伊豆もありました。
中学大学と同じチームで戦ってきた井村の存在もありまずは練習の見学へ行かせてもらいました。
当時、土のグランドでバチバチに練習する姿や、自分に対して挨拶をしてくれる選手たちにすごく良いチームだなとその時から感じていました。
そして練習後に代表である大輔さんと食事に行き、色々話をしました。大輔さんはもお明日から練習来い、早く来たほうがいい、それしか言ってきませんでした笑
そうとう自分を獲得したかったんでしょう。笑
そんな大輔さんの強引さもあり、その場で入団を決意して、次の日から練習へ参加することになりました。1年ぶりのサッカーで体力も筋力もない中、ついていくのがやっとでした。
みんなは大輔さんなんでこんなやつをチームに入れるんだと思った人もいたと思います。
そのくらいひどい状況でした笑
そんな感じでSS伊豆に入りました。

一年目は公式戦にも出る権利がなく練習と練習試合のみ参加してました。

2年目はキャプテンを務めることになりました。
正直、余裕で県リーグ優勝して東海に上がれると思っていました。
それは大学の時に東海リーグでやってきており、四年の時には東海2部を準優勝し、一部昇格を成し遂げていたからです。
ですが、社会人サッカーの難しさを突きつけられました。
開幕戦から引き分け。
信じられませんでした。
その後も引き分けの試合が多く、結果は2位。
結果もだけど、めんどくさいことから目を背けてキャプテンらしいことは何もできていませんでした。楽な方へ行き続けた結果がこれかなと。
次のシーズンで何をしていけばいいのか自分の中では分かっていました。

そして3年目。
現在、リーグ戦で1引き分けしてしまったものの、他の試合では大量得点で順調に勝ち星を拾えています。全国大会の切符も掴みました。
今シーズンもキャプテン。

自分は目立たなくていい。
他の選手がサッカーを楽しく、そして気持ちよくサッカーをやってほしい。そんな思いが自分にはあります。
勝ちたいから厳しい言葉をかける選手はもちろんいます。良いと思います。
でも、悪い人にお前は悪い。そうやって言い続けてその選手がいいパフォーマンスができると自分は思いません。
だから僕は、そうゆう選手のアフターフォローに特に気を遣っています。
怒られる選手にだって良いところは必ずあります。そして発言する方もその人の気分で強くいったりしてしまうこともあります。
言ってる側と言われてる側の立場になって考えて、寄り添ってあげたいなと。
ですが自分が強くいう時ももちろんあります。
その時は相当その選手がやばい時です笑
基本的に怒りません笑

うまく言葉をまとめられませんが、キャプテンとして、まずは自分が行動すること。
そうすることによって初めて他の選手が聞く耳を持ってくれると思ってます。
根本が言ってるならしょうがない。
根本がやってるならやるしかない。
そのような状況を自らが作り出す事が大事だと思います。

人の心は発言だけでは動かせない

まさにこれですね。

人によって伝え方や話をするタイミングを考えて話をしてるし、常に全員が一番気持ちよくなるような選択をしているつもりです。

キャプテンとしてまだまだ未熟で、チームのためになれていませんが、自分なりのキャプテンをこれからも考えて、行動していきます。

まだまだ色々な話がしたいのですが、あまり長いと読むのが嫌になってしまうし、話もまとまらなくなってきてしまったのでこの辺で終わりにさせていただきます。笑

最後に、こんな自分をキャプテンとしてやらせてくれるクラブに本当に感謝しています。

必ず今年、東海リーグへ昇格します。
なんとしても成し遂げます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
知り合いの方におすすめしてほしいのと、
読んだら必ずいいねをしていただけるようにだけお願いいたします。笑

これからもSS伊豆の応援よろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?