非オタク男子が『シュタインズ・ゲート』を見て感じた3つのこと
※ネタバレ含まれます
今回はゲームが原作の『シュタインズ・ゲート』というアニメについて、つらつらと書いていきます。
普段アニメをあまり見ない僕が『シュタインズ・ゲート』を見て感動した点を3つにまとめてみました。
1)自己犠牲って心に響くんだなっていうこと
2)不可逆性ではなくなった世界(過去を変えられる)の是非
3)人から認知されるという価値
それでは一個ずつ書いていきますね。
1) 自己犠牲って心に響くんだなっていうこと
このアニメを見て何が心を打つのかを考えた時に、一番に思い浮かんだのが、それぞの登場人物の自己犠牲です。
理由を考えてみると...
人から何かを受けるには、自分が何か与えなければいけない(等価交換)
という考えが僕の中に強くあるからだなという結論がでました。
だから、等価交換では成立しない自己犠牲があると、強く自分の感情が動いた気がします。
実際に、登場人物のサクッとまとめてみると...(それぞの登場人物にめちゃくちゃ感情移入してたので、言語化するのは辛いですが...)
===
・牧瀬紅莉栖(まきせ くりす)
→自分の命
・漆原るか(うるしばら るか)
→自分の性別
・フェイリス
→自分の父の命
・阿万音鈴羽(あまね すずは)
→自分の人生(過去に行くことはできるが戻れない)
===
もし自分だったらこの選択ができるのか...
と本当に考えてしまいました。
加えて、自己犠牲を捧げられた側の辛さも描写されていたのが印象的でした。
自己犠牲のストーリーがあると、自己犠牲をした人と自己犠牲を捧げられた人の両方のストーリーがあり、さらに心が動くってことですかね。
この次元までいくと、もはやズルいですね。
2) 不可逆性ではなくなった世界(過去を変えられる)の是非
不可逆性ではなくなった世界の是非については、正直結論は出ませんが...
不可逆性ではなくなった世界の是非について考えることは、人の生きる意味を考えるキッカケになっているなと感じました。
もう少し具体的に言うと...
『シュタインズ・ゲート』を見ると、現実の“不可逆性である世界を生きること”を考えるきっかけになるからです。
「もしあの時に戻れたら...」
「でも、あの過去の積み重ねで今がある」
「今の感情も過去〜現在〜未来の、たった一部分でしかない」
などなど...
それを考えたら、生きている今日この時、この選択をしているのはすごい尊いことだなーと。
3) 人から認知されるという価値
『シュタインズ・ゲート』の醍醐味は過去改変前と過去改変後の人の認知が変わること(記憶が変わること)だと感じました。
主人公の『岡部』以外は、過去改変する前の世界に戻ると、過去改変後の記憶が消えてしまいます。(厳密に言うと、記憶の奥底にあるみたいですが...)
ただそれぞれの登場人物は、『椎名まゆり』を助けるために、自分の現在の理想の状態を捨ててまでも、過去改変をする前の世界に戻ること決意します。
ここで特に注目したい点としては...
それぞれの登場人物は、過去改変後の『岡部』と過ごした記憶をとても大事にしていて、『岡部』がその記憶を覚えてくれているからこそ、過去改変前に戻ることを決意していることです。
これ、本当に切ないです...
人から認知されることを知ることって、すごい幸せなことかもしれない
と本気で感じました。
おわりに
普段、全くアニメを見てこなかった僕が、たまたま知人に奨められて見た『シュタインズ・ゲート』ですが...
大好きになりました。
P.S
僕は誰推しかと聞かれたら、『るかこ』派です。
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