Ingressとは何だったのか

札幌が終わって半年の平和が続くことを約束された状態であったとしても、
今までに感じていた雰囲気は温度が下がり続けていることを意識していた。

名古屋開催が潰えたためにまさかの東京再戦。
東京で再戦と言っても以前の様な全力で知恵を絞りつつバースタを撃つではなくて、
全力で知恵を絞りながらもあちこちで違うことを同時に処理しなくてはいけないので、
同じスキャナを扱っているのにもかかわらず全く違うゲームをやっているなという体感を得られるあのまりに変わりましたね。

通常営業においても各地への転出はあっても転入する数はほぼいないように感じられ、スキャナを開いているけど盤上には現れない潜在的なエージェントの存在を感じられることはなく、
一人のエージェントが居なくなるたびに各自の負担が増えて耐えきれなくなった地域から白化したままで放置されるポータルが増えていきました。

数年程度の長い期間でみても旧来から頑張れたエージェントが古いスキャナの廃盤に合わせて引退を宣言するなどで更にエージェントが削減された状況で年の瀬を迎えることになりました。
来年になると新しいシリーズにおいてのあのまりを開催する旨の告知がなされますが、あのまりにときめくものが見いだせないともういいかなと自分の中で区切りをつけてしまってあのまりから退職します、お世話になりました。とあのまりの開催が決まってから挨拶をされる方が目立つようになると思われます。

いつも背中を見て追いかけていた人たちが辞めてしまうと担当されていた地域がほぼ白化してしまい、何も残らないことを憂うと共に過去の出来事を思い出してついったらんどでつながりを維持できないことを大変悲しく思う事が積み重なっていく一年でもありました。

もちろん某猫運営にも辛い一言を差し上げたい気持ちもあります。
いくら濃密な結束を構築していたようにみえてたとしてもそれなりに途中でやめていて幽霊になってる人数が増えていたとしても公開範囲を閉じられたコミュニティの復元に尽力していただきたかったです。仕方なく代替になるSNSを利用してコミュニティの屋台骨を維持してはいますが、人力での負担が増えるばかりでお昼のお仕事を済ませてから夜のお仕事としてエージェントたるお役目を果たすには限定公開のコミュニティは欠かすことができない存在であったと考えております。

一所懸命になって地域防衛にいそしんでいたとしても、いつかは後進に地域を明け渡して新陳代謝にて追い出される立場に変わります。
あれ、僕はいったい何をしていたんだろうと魔法が解けてしまわないように不具合の出ない初代の様な素晴らしいスキャナを返してください。

自分ルールを振りかざしたいばかりに品質の低いポータルが氾濫しないように見守ってください。などと声には出さないお願いを走馬灯のように湧き出てくるのでは、

思い出に浸るようでは恋も終わりね。と唄わざる得なくなります。

もう一度、この手に本気で競り合うことで楽しく笑える機会を。

頂けますか? Niantic諸兄へ問います。


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