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【問屋のお仕事】東大門でアパレルに携わって18年。時代に合わせた方法で事業を拡大し、好きな事を仕事にしています。

みなさんこんにちは、シンサンマーケット運営チームです😄

本日は大人気シリーズ「インタビューコンテンツ第5弾」をお届けしたいと思います✋

↓第1弾、第2弾、第3弾、第4弾はこちらからご確認いただけます↓

シンサンマーケットに出店中の東大門の問屋、MER(メル)の代表様にインタビュー

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東大門卸売市場でなんと18年間服を作っているお二人に会ってきました。 ちょうど20歳になったばかりの年、ポーターのアルバイトから始まり、今は卸売ブランド3つを運営しているソ·ヨンファン代表と、紳士服、婦人服のデザインを総括するピョ·ソヨン室長です。

Q. 簡単な自己紹介と店舗紹介をお願いします。

ソ·ヨンファン代表(以下「ソ」という):こんにちは、ノーティスアパレル代表のソ·ヨンファンです。 現在、ヌジョン3階で紳士服ブランド「ノーティスボード(Notice Board)」と婦人服ブランドのディオット1階「コムサ(Comme Ca)」、4階「ムーア(Moi)」の3店舗を運営しています。 2004年から直接卸売店舗を運営していましたので、今年でもう満18年目ですね。

ピョ·ソヨン室長(以下「ピョ」という):こんにちは。ノティスアパレルでデザイン総括を務めているピョ·ソヨン室長です。 ブランド全体のデザインを総括していて、主にメンズウェアブランドのノーティスボードのデザインを担当しています。

Q. 運営しているブランドの紹介もお願いします。

表: ヌージョン3階にあるノーティスボードは、10~20代の男性をターゲットにしたブランドです。 幼い子たちが無難に着られる服を主に披露しています。 中低価格の製品ですが、生地のクオリティも高く、副資材にも気を使って選んでいます。

ディオット1階にあるコムサは、10代後半から20代前半の女性をターゲットにしました。 価格帯が安くてトレンディな方です。 一方、ディオットの4階にあるムーアは年齢層がもう少しある20代半ばと後半、30代女性を中心にしたブランドです。 生地も高くて裁縫も丁寧に裁断して高級感のあるスタイルを主に扱っています。

Q. 最初に卸売業をどのように始めましたか?

ソ:20歳になった年、学費を稼ぐために東大門卸売市場でポーターアルバイトから始めました。大学を卒業してから本格的にAPM卸売の紳士服売り場で社員として働き始めました。昼夜を問わず3~4時間睡眠で仕事をしていて、いつのまにか総括デザイナーの職務まで上がり、私のブランドも持てるようになりました。

表: もともとはグラフィックデザイナーとして社会生活を始めましたが、いつも服に興味がありました。 ある衣類メーカーの紹介を受けて衣装デザインを始めながらソ·ヨンファン代表に出会い、二人で一緒に息を合わせて服を作ってから18年が経ちますね。

Q. 過去の東大門と今の東大門が変わった点は何でしょうか。

​ソ:うーん.. 大きく外部的な要因と内部的な要因の2つに分けられると思います。 まず、外部的な要因としては販売方式の変化です。 以前は卸売商店街の建物を中心に取引が行われましたが、今は非対面取引が確実に増えました。 代表的な卸小売取引プラットフォームがまさにシンサンマーケットです。

内部的には働く人たちのマインドが大きく変わったようです。 私が20歳になったばかりの頃は昼夜を問わず月70万ウォンで週6日働いていましたが、今は卸売市場も一つの職場として普通のサラリーマンのように働く方々が多くなりました。 これが良い、悪いという価値判断をしようとしているのではありません。 ウォークライフバランスがますます重要になる時代に変わりつつあり、以前と今の状況が大きく変わって生じる自然な現象だと思います。​

Q. 変わっていく状況の中で、どのように事業を運営していらっしゃいますか?

ソ:コロナ前後で確実に市場状況が変わりました。 以前もオンラインショッピングモールの割合が圧倒的ではありましたが、これはほとんど小売の話だったんです。 しかし、新型コロナウイルス感染症以降、卸売自体がオンライン化していることを大きく感じます。 シンサンマーケットの取引が大幅に増えていることを見ても分かります。 私たちもオンラインでコミュニケーションする能力が非常に重要だと判断し、イメージやブランディングに気を遣っています。

Q.シンサンマーケットに助けられた部分はありますか?

​ソ:もともと紳士服ブランドで卸売業を始めましたが、2013年に清平和に婦人服売り場をオープンしました。 初めて始めたカテゴリーなので、1年近く迷いました。 そうするうちにシンサンマーケットを知り、商品を登録し始めました。

その後、一日に30~40万ウォン程度だった売上がいつのまにか100万ウォンを超え、200万ウォンまで上がるようになりました。 当時、シンサンマーケットの注文が1日に30~40件ずつ殺到し、注文書を整理するのに時間がかなりかかるほどでした。 東大門の夜市に上がるのが難しい地方取引先や30、40代の赤ちゃんのお母さんたちがシンサンマーケットを通じて注文を本当にたくさんしてくださって。 これを踏み台に婦人服ブランドをさらに3~4つオープンすることができました。

Q. シンサンマーケットを通じて東大門にどのような変化が生じたと思いますか?

表:シンサンマーケットは東大門取引方式をオンラインに変えただけでなく、新規取引先の確保に大きな役割を果たしています。 以前は小売業者の社長たちが東大門の夜市に直接上がってきて品物をいちいち見てから購買しなければならなかったのに、今はちょっとした東大門の新商品を今はシンサンマーケットで全部見られるから本当に便利になりました。

おかげで地方に大小の取引先がたくさんできました。 卸売の立場で知らなかった地方の小さな小売業者をシンサンマーケットを通じて知り、取引先が増えました。 小売の立場では時間がなくて行ったことのない卸売ブランドも多様に見られ、シンサンマーケットが直接新商品配送まで代行してくれるので取引が容易になりました。​

Q. これからの目標や方向性が知りたいです。

ソ: ブランド品だけが価値のある服ではないでしょう。 東大門卸売はファストファッションの元祖であり、どこにも代えられないここだけの価値があります。 固定観念にとらわれず、柔軟に対処できる力量を持った町です。この本質を受け継ぐために、20歳も40歳も服についてだけは隔意なく話せる柔らかい組織を作ることが目標なら目標だと言えます。

18年間東大門で働いていますが、新商品を出すたびに確信に満ちてはいません。 ただ毎シーズンもっと一生懸命走っていくだけです。 市場調査をして、トレンドを把握しながらこれはどうか、あれはどうかという不安と焦りで毎回服を作ります。 それが私の原動力でもあると思います。 もっと正直に言うと、「恥ずかしくならないようにしよう」というのが信念なんですけれども。 東大門で恥ずかしくないように商売しながら私の中心を持って進んでいけば、今年より良い来年を作ることができると信じています。

表: 私の夢は60代までデザインをすることです。 白髪のおばあさんになっても堂々と衣装デザイナーとして現場に残っているのです。 もう 1 つは、顧客の記憶に残る服を作りたいです。 シャネルのツイードを見れば、ああ、シャネルの服なんだとすぐわかるじゃないですか。 私もそのような服を作らないとこの業界を離れることができませんが、まだ一線を画していないので残っていますね(笑)

Q. その目標を達成するために、シンサンマーケットがお手伝いできる部分はありますか。

​ソ:シンサンマーケットは現在、最も多くの東大門卸売業者が製品を披露しており、最も多くの小売業者が訪れる場所じゃないですか。 すでに国内市場ではしっかり定着しているので、これからは海外販路を開拓してほしいです。 例えば、オーストラリア側の取引先がありますが、韓国と季節が反対なのでシーズンが過ぎた在庫商品も簡単にそちらで販売できるんですよ。 中国、日本、アメリカなど海外市場に東大門ファッションが拡張できるようサポートしてほしいです。

Q. 最後に社長にとって「東大門」とはどういう意味ですか。

ソ:ありがとうという気持ちが一番大きいです。 ここで青年時代を過ごし、家族を築き、今は子供の父親になりました。 「東大門」のおかげで、それでも食べていけたんだなという感謝の気持ちがあります。

20代からほぼ50歳を迎える年齢まで来る間、他の道を考えたことはありません。 この職業を後悔したことが一度もないんですよ。 いつも今もここにいて、これからも私がいなければならない生活の基盤。 それが東大門ですよね。

表:いつも当然そばにいる空気のような存在ではないでしょうか? 一生自分の好きなことをしながら生きる人が珍しいじゃないですか。 私は自分の好きなことができて本当に幸せな人だと思うんです。 それを作ってくれたところがいつも私のそばにある東大門です。

実は服に対する真心がないと耐え難いところが東大門なんです。 それだけ事故も多いし、ストレスも多いし。 でも、私は自分が作りたい服を作れる人なので幸せです。 もちろん隣にいる社長の許可を得て作らなければならないけど!(笑)


ここまで、Moiの代表インタビューでした。いかがでしたでしょうか?

是非シンサンマーケット、そして問屋、Moiを今後とも宜しくお願いします💓

それではみなさま、良い週末をお過ごしください!

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