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あしょろ酪農女性プチサミット参加レポ

*画像提供:籔内直美さん*

8月1日にあしょろ酪農女性プチサミットに参加してきました。

だいぶ日が経ってしまいましたが、素敵な会だったので、その内容をダイジェストでシェアします!

画像提供:籔内直美さん

あしょろ酪農女性プチサミットに参加しました!

酪農に関わる女性が集って学ぶことで、産業全体の底上げに貢献したいという思いで開かれた、このイベント。

酪農家の砂子田さん、佐藤さん、小林さんが講演をしていました。
3名のそれぞれの講演で感じたことがありました。
それは、”好きを見つける”と”つながり”を大事にしているということ。
今回は、その2点に焦点をあててレポートします。

好きを見つける

3人の話に共通して出てくるのは、自分の好きを探して認めること。
その好きが日々の仕事のモチベーションになっているんだなと感じました。

砂子田さん(画像提供:籔内直美さん)

砂子田さんの場合、”つい搾乳したくなる”ようなスタイルの牛を育てたいと講演中に言っていたのが印象に残っています。
日々の仕事の中にキュンとするポイントを作ると生産性が上がるんでしょうね!

佐藤さん(画像提供:籔内直美さん)

佐藤さんの場合、子牛用のカーフジャケットを作ったり、フラワーデザイナーの資格を取ったりと、精力的に活動されています。
もともとデザイン系の仕事に就きたかったというのもあり、自分の好きを活かして酪農に向き合っているようです。

小林さん(画像提供:籔内直美さん)

小林さんの場合、牛の扱いや重機に乗るのは好きだけど、マネジメントや機械のメンテナンスはちょっと苦手と語っていました。
さらに、80歳まで酪農を楽しく続けられるように、人にも牛にもバリアフリーな牛舎を目指しているんだとか。
自分が牛だったら住みたいと思える牛舎を目指したいと話していました。

つながりで壁を乗り越える

もう一点共通していたのは、壁の乗り越え方。
仕事している中で、家族とぶつかったり、頼れる人が近くにいなかったりといろいろあります。
最後は人とのつながりがきっかけで乗り越えられたんだなと感じました。
つながるというのは、ただ単に仲良くなるということではなく、相手の心に意識を向けるということだろうなとも感じました。

質疑応答時のみなさん(画像提供:籔内直美さん)

24歳のときに縁あって38頭から牧場をスタートさせた、砂子田さん。
周りからは「こんなやつにできるか!いつやめるの?」なんて言葉をもらうことがあったそう。
1人でがんばっていた時もあったそうなんですが、大雪になったときに周りの人が除雪を手伝ってくれたと話していました。
1人だけど1人じゃないということを感じたんだそう。
最近では、LINEでグループを作って哺育の相談を仲間内でやっているようです。

佐藤さんの場合、他の牧場で見ていろいろと学びを得たと話していました。
北海道で8番目くらいにロボットを導入したり、暑さ対策にミストを入れたりなど、他の牧場とつながることで、学びを実践しているとのことでした。

最後に、お父さんとのバトルについて話していた、小林さん。
以前は施設に投資しないことが多く、搾乳している最中に屋根に吹き付けてあったウレタンが落ちてくるなんてこともあり、牛の事故も多かったんだとか。
父の出張中を見計らって、牛床を変えたり工事を進めてたら、大喧嘩になったそうで…
とは言っても、環境を変えるだけで、作業が楽になって牧場の成績もよくなってきたと話していました。
成績が良くなって、お父さんとの関係もよくなってきたんだとか。
さらに、あるイベントがきっかけで、お父さんがやってきたことも正しいと思えるようになり、今では、入植90年近く経つ小林家の技術を守っていきたいと語っていました。
お父さんや家の歴史とつながった瞬間の話が印象に残っています。

次回は酪農女性サミット2019 in帯広が12月3日・4日に開催!

次回は、帯広の北海道ホテルで開催されるとのことでした。

講演だけではなく懇親会も開催されるので、より一層つながりが深まるイベントになりそうです。

次回もぜひ参加します!

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