娘は母親に似ている事に満足なのか

今春、中学生になる一人娘がいます。幼稚園に通っている頃は顔かたちが僕に似ていました。僕が小さい頃の写真を母親が探し出してくれたのですが、まあそれが笑っちゃうほど娘と瓜二つ。いまでも当時の娘の写真と並べて部屋に飾ってあります。

小学生に上がった頃から僕にもカミサンにも両方に似てるねぇ。と言われ出しました。よく夫婦は顔が似てくる。と言われますよね。長い間おんなじ物食べて、おんなじ空気吸って、おなじ環境で暮らしていたら似てくる。僕とカミサンは全く違う顔してるんです。なのに娘はどちらにも似てる。不思議ですよね。この人だ!と思って結婚して、で子どもが生まれて。そうすると夫婦もその娘も、その醸す雰囲気が同じになるんでしょうね。

おとなの階段を登りだした最近は完全にカミサン顔になってきました。声まで似てきて電話で話したりするとカミサンなのか娘なのか判らない。顔の骨格が似てるから発する声も似てくるようです。久しぶりに会う人から「お母さんにそっくりになったねぇ!」カミサンの昔の同僚から「いやぁ、昔の○○ちゃんと同じ顔!」

そんな時カミサンは嬉しそうな顔で「そぉーお?」なんて言ってて、僕も横で聞きながら「そうなんですよ。電話の声なんてソックリ!」なんて話を盛り上げようとするんですが、ん!?待てよ。とふと娘を見やりました。

当の娘はカミサンに似てる、ということに満足なんだろうか?

自分のカミサンの事で何ですが、まぁ綺麗な方だと思います。愛嬌のある顔。僕と知り合う前は化粧品の販売員をしていたようで、化粧も上手(?)なのかな。
でもですね。世の中にはもっともっと綺麗な人、可愛らしい人ってたくさんいますよね。雑誌のモデルさん・タレントさん。街を歩けばスタイル抜群のお姉さん。もっと言うと学校のお母さん方にもハッとするほど綺麗な女性は居ます。

カミサンに似てるって言われて嬉しそうにしていた娘も今は昔。
最近そう言われることに微妙な仕草を見せる娘を見て、ふとそんな事を思ったオトコ親でした。

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