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【MLBトレード】ジョシュ・ベルのMIA入り

 MIAがCLEからジョシュ・ベル(残り1年半、2023年オフオプトアウト)を獲得しました。CLEはジーン・セグラ(残り1年半)、カリル・ワトソン(残り6年)を獲得。


〇ファーストインプレッション

 MIAは野手を積極的に補強。バーガー獲得と合わせて一三塁をグレードアップできました。CLEはサラリーダンプと2021年ドラフト1位獲得で来季再びの勝負に向けて巧く立ち回りました。

〇MIAサイド

 バーガーと合わせてコーナーフィルダーを補強。ベルは今季スタッツはイマイチですが、xwOBA.353と内容面では主軸クラスです。残り2ヶ月でバウンスバックする可能性は高いと思います。年俸は高いですが、ジーン・セグラを放出したことである程度相殺しています。ワトソンはドライチですが、伸び悩んでいるのでそれほど痛手ではないでしょう。

〇CLEサイド

 ベルをセグラにスイッチしてサラリーダンプすることが目的のトレードでした。ベルがオプトアウトしなかった場合、2024年はベル16.5Mに対して、セグラは2024年8.5M+2025年バイアウト2Mの10Mなので6.0Mのダンプ。2023年の残り年俸のダンプも合わせれば約9Mのダンプになります。なお、セグラはトレード獲得後に即リリースとなっています。

 ワトソンはポテンシャルから期待されたスタッツは残せていませんが、20歳ながらA+でwRC+104なのでまだ希望はあると思います。バットスピードの割に打球速度がそれほどではないので、ハードコンタクトできるようにするのが課題でしょうか。

〇総評サイド

 MIAはサラリー相殺も合わせて巧くファーストのグレードアップを果たしました。MIAのファームの中でワトソンは大した存在ではなかったので悪くないと思います。CLEはサラリーダンプがメインでした。ワトソンはあまり期待できないので浮いた資金を次の補強にいかに活かせるかといったところでしょうか。

※画像はMLB公式


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