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【MLBトレード】キャンデラリオのCHC入り

 CHCがWSHからジェイマー・カンデラリオ(残り半年)を獲得しましたWSHはDJ・ヘルツ(残り6年)、ケビン・メイド(残り6年)
を獲得。


〇ファーストインプレッション

 バイヤーに転じたCHCが固定できていないサードを補強しました。キャンデラリオは古巣への復帰です。WSHはレンタルのキャンデラリオを着実に売った形ですが、カンデラリオのパフォーマンスを考慮すると寂しい見返りです。

〇CHCサイド

 当初売り手になると思われましたが、7月18日から29日にかけて8連勝を含む10勝1敗と息を吹き返し、買い手に転じました。サードはウィズダム、マドリガルらを起用したものの、いずれも低調でグレードアップが必要でした。カンデラリオは一昨年までのパフォーマンスに戻り、一定の成績を計算できると思います。ISOはキャリアハイでデッドラインまでで16本塁打もキャリア最高。CHCの得点力アップに寄与しそうです。

 また、レンタル選手といえども好成績で争奪戦模様だったカンデラリオを獲得したにも拘わらず、見返りは比較的小さなものにとどまりました。ランキング面でもスタッツ面でも惜しいプロスペクトではないので、非常に上手く立ち回ったと言えるでしょう。

〇WSHサイド

 レンタル選手とはいえカンデラリオでヘルツとメイドはやや買い手優位にされてしまったように見えます。ヘルツは90-94mphのファストボールを有する左腕ですが、制球に課題があり、先発に残れるとはみなされていません。メイドは守備に優れる半面、打撃はA+で苦戦しています。ただ、まだ20歳ですし、昨年はAとはいえ19歳で結果を残していたので来季までにA+で結果を残せれば十分に望みはあると思います。

〇総評

 CHCは比較的安価な見返りでカンデラリオを獲得し、サードを補強できました。一応、プレーオフ進出の可能性があるものの、オッズは25%程度にとどまります。ただ、デッドラインでの大きな補強はキャンデラリオくらいですし、今季プレーオフ進出に失敗しても痛手ではないでしょう。来季以降も勝負するなり、ブリッジイヤーにするなり、柔軟に対応できる状況なので悪くない賭けだと思います。

※画像はMLB公式


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