職場恋愛の難しさについて

職場恋愛は難しい。個人的に、職場恋愛ができる人って、ほんとの意味で仕事なんてしていない人なんじゃないかと思ってしまいます。笑

学生の頃は惚れっぽくていつでもドキドキできたのに、社会人になってからは、なかなか人を好きになれないという悩みを持つ女性は多いのではないでしょうか。とはいえ私も、社会人になって素敵な異性と出会い、恋に落ちることを期待してた女子のうちの一人です。特に憧れのシチュエーションというのがあって、それらは大体、思春期の頃に見ていたドラマや漫画から来ています。例えば、ドラマの「恋ノチカラ」なんかは、女子の憧れがつまったある意味かなり危険なドラマだったと思います。手続きのちょっとしたミスから、30歳を機に素敵な上司の元で働くことになり、仕事の能力的には全然ダメだけど、その人格だけで、好きな上司を励ますことができ、必要とされ、存在自体が職場で受け入れられるという、一見ナチュラルに幸せを掴んでいるように見せかけてるのですが。。実はめちぇめちゃ運の力じゃんよ!!恋のチカラっていうか、強運の力じゃん!!ってことにちゃんと気付いた時には、自分が社会の厳しさ知り尽くしていた、という謎のジレンマが発生するドラマだと思っています。特にヒロインだった深津絵里さんが、あまりにアラサー女子を嫌味なく可愛げたっぷりに演じていて、このドラマの魅力の大部分は、深津絵里さんが持つ女性としての気品によるものが大きいと思います。

仕事を頑張って、自分にできることが増えるようになること、イコールそれは、自分よりも素敵な人が一人ずつ減っていくということ。

会社で、ほんとに素敵な人だなあと思った人がいます。相手は結婚していて、周りの女性からはただのおじさんにしか見えない上司でした。自分にとってだけ心が惹かれてしまう相手で、でもこんなことって、誰にでもあることだと思うのですが。。。思いが覚めた今でも、やっぱり素敵だなあとは思う一方で、あの一時の強烈な恋心の理由は、おじさん上司の仕事への姿勢だったと思います。だからこそ、数年も経つと、自信の無かった自分にもできることが増えてくる。後輩からも何故だか頼りにされるようになって、ああ、なんだか少し、楽しいかも。と感じた時には、寂しいことですが、かつてあんなに輝いて見えた上司が、本当にただのおじさんになり果ててしまっているのです。笑

でもやっぱりどこかで、自分が仕事をする場所には、素敵な人がいて欲しい。

いつか、自分が下の人を引っ張る立場になったとしても、甘ったれた子供のような気持ちはずっとあって、目指すべき人がいない寂しさを抱えながら、仕事をこなすことって実はとても大変なのではと思ったります。もともと、末っ子気質な人には大きな悩みかもしれません。

そして、意識的に人の良いところ、尊敬できることを探していこうとする姿勢は、大人として正しいのかもしれないけれど、私はやっぱり、理由なく何かに惹かれ、憧れる瞬間を望んでいます。

職場恋愛は、だからこそ仕事を頑張れば頑張るほど難しい。でも、やっぱり人の本性が出る仕事場で、最高のパートナーに出会えるなら最高だと思います。むしろ会社員をやる醍醐味はそこなのではと思うぐらい。

こんなことを夢見ているなんて職場の人にばれたら死ぬほど恥ずかしい。。

現実はそんな感じです。あなたも私も、きっとおんなじですね笑

明日も仕事、がんばりましょう。





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