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誰にもストレスを与えず笑わせる「サクラミーツ」の絶妙なバランス


「櫻坂46×コント芸人」による番組のサクラミーツ、視聴者の感想が「可愛い」ではなくしっかり「面白い」になる作り方を貫いているのが本当に凄いですし、ゲストと櫻坂メンバーの距離感がとにかく絶妙。
今回の金の国のお2人は世代的には30歳前後で、中でも渡部さんはAKB48の柏木由紀さんのファンでもあるわけですが、「櫻坂のメンバーにデレデレする」みたいな展開が一切含まれず、あくまでもコント作りに共に向き合い、ゲームにただただ楽しんでいる表情しか見せない。
井上梨名さんと桃沢さんの目が合うシーンのリハのやり取りは、普通の番組ならそういう匂いが出ていたはずで。
それに対して女性コンビのオダウエダさんの回では、小田さんが欅坂時代からのファンであることを表明し、植田さんも共演を通じて好きになったというトークをたっぷりとオンエア。
明らかに同性ゲストと異性ゲストで見せ方を変えているんですよね。
アイドルを応援している人達が異性の共演者に対してどういう感情を持っているか、ということをリアルにわかっていないとできないバランス。
その作り方は結果として、ゲストを目当てに観ている視聴者にも自然に楽しめる構造になっていて。
アイドルへの熱い想いを持ったままディレクターとなり、加地さんの下でお笑い番組のイロハを学んだ小山テリハさんだから実現している番組だと思います。


サポートを頂けるような物は書けていませんが…。