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病院

 私の病気になる前の勤務先は医療機関。言うなれば病院、クリニックと呼ばれるところだ。
 この病院、クリニックというところは女性の職場である。これは間違いない。職員の大多数は女性である。病院の医師の世界は側から見ていると私が仕事をしていた頃は徒弟制度を引き継いでいたように見えた。若い医師を見ていると、大変だなという感想しか出てこなかった。故に医師は男社会の典型に見えていた。
 しかし医師以外、コメディカルは、女性が存分に力を発揮している職場に感じだ。
 したがって私はこの世界しか知らないから私にとっては女性はすごいもの、怖いものという認識しかない。職場環境も女性有りきの作りになっていた。特に更衣室なんかは女性のは職員入り口からアクセスしやすいところにあったりしていたが、男性用は地下や、離れなどどこまで行けば良いの?なんでところにあったりしたりクリニックになると男性更衣室なんてものは無い。で、どこで着替えるかというと施設によって違うが倉庫や機械室、ボンプ室、事務室の片隅、レントゲン室などが多い。待遇がいいなと思えたら医師の更衣室を間借りできていた。それでも少ない男性陣、文句も言わずに着替えていたものだ。
 仕事内容は男だから、女だからと分けられていた事はない。ま、力仕事や機械関係は率先してしていたが。
 だからというか、昨今のジェンダーフリーの運動はよくわからない。女性が先頭に立って仕事をしている世界にいたから他の世界はそんななのねていう意識しかない。
 これは私個人の感想なので見えてない!と言われればそうなのかもしれないが少なくとも私のいたところは仕事に関しては区別がなかった。
 職場の片隅に追いやられていた男性職員の小さい感想でした。

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