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アナカラーカリヤドネ 解説

皆様はじめまして。STです。
最近、エンドオブザワールドで山札を固定して次のターンに神の試練を唱えて無限追加ターンするデッキを見かけたのですが、その時に自分は「これエンドオブザワールド出したターンに1マナ余っていればカリヤドネ出せるんじゃない?」と思い、今回の記事で紹介するアナカラーカリヤドネというデッキを組んだところ、想像以上に強くて面白いデッキになり、このデッキの凄さを多くの方に知ってもらいたいため解説記事を書くことにしました。

戦績

2021年7月3日開催 ホビーステーション名古屋大須本店 デュエマフェス優勝(参加人数10人)

1回戦...6軸ガチロボ ○
2回戦...赤単我我我 ○
3回戦...4C鬼羅Star ○
決勝戦...赤黒邪王門ノヴァ ○ 


2021年12月4日開催 トレーディングカードショップ193大須店 デュエマフェス優勝(参加人数8人)

1回戦...五元神 ○
2回戦...青白ギャラクシールド ○
決勝戦...青黒ガルラガンザーク ○

デッキレシピ、各採用カード解説

《デッキレシピ

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《ブラッディ・クロス》✕1

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ループのフィニッシュパーツ。基本フィニッシュでしか使わないため、1枚あれば十分です。
序盤はほぼ使うことがなく、後に白米男しゃくやセイレーン・コンチェルトで回収できるので手札に来たらマナに埋めても問題ありません。
ただ、ビート対面には零龍の墓地の儀を使いたい時があるため、ブラッディ・クロスを早期に使うのもありだと思います。

《セイレーン・コンチェルト》✕1

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ループパーツ。アンタップ状態の青マナを生成するのに使います。
こちらもブラッディ・クロスと同様、白米男しゃくで回収できるため序盤はマナに埋めても問題ありません。

《フェアリー・ライフ》✕4

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初動のマナ加速枠。
2コスのマナ加速札があることで、最速4キルを目指すことができます。2コスの初動枠はもっと多く入れたくなるところですが、そもそも手札枚数的に4キルを目指すのがかなり困難であり、枠があまりないので4枚が限界だと思います。
この枠は好みでフェアリー・Re:ライフに変えてもいいと思います。

《一なる部隊 イワシン》✕1

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エンドオブザワールドで山札を固定した後、残りを墓地に置く効果でイワシンを墓地に落とすとイワシン効果で1ドローでき、山札の一番上にあるカードを手札に加えることができます。ちなみに、イワシンが盾落ちするか手札に来ると、このギミックができなくなるため2枚採用も考えられますが、手札にモールスかカリヤドネが来たときはイワシンが不要になるのと、ルーター枠を増やしたかったため今回はエマージェンシー・タイフーンに枠を譲りました。

《エマージェンシー・タイフーン》✕2

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ルーター枠兼ループパーツ。
盾落ちもマナ落ちもケアできるため採用枚数は1枚でも問題ありませんが、ルーターとして非常に質が良いカードなため、今回は2枚採用しています。

《スパイラル・ゲート》✕1

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ループパーツ兼除去枠。カリヤドネを手札に戻すことができます。
希に5マナあるときに2マナでスパイラル・ゲートで自分の場のデドダムを手札に戻し、残りの3マナでデドダムを出すといったこともします。
かなり便利で使いやすい1枚。殿堂解除はよ。

《デビル・ドレーン》✕1

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盾落ちケア枠。
序盤はほぼ使わないのでマナに埋めたりルーターで墓地に落としたくなるところですが、カリヤドネ盾落ちが怖いため、カリヤドネが見えるまでは手札にキープしておきましょう。
あまり殴ってこない対面には序盤に使って2、3枚ほど盾を手札に加えて手札補充するのもいいでしょう。

《光牙忍ハヤブサマル》✕1

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防御札として優秀な1枚。バルチュリスケアとしても大活躍します。
ちょっとした裏技ですが、エンドオブザワールドで山札の一番上にハヤブサマルを置いて、残りを墓地に置く効果でイワシンを落とすことでハヤブサマルを手札に加えることができます。主にビート対面でよく使うプレイングです。
正直、色が弱いのとビート対面以外ではほぼ使うことがないのとクリーチャーであるため墓地にあってもカリヤドネの軽減対象にならないデメリットがあり、たまに抜きたいと思ってしまいますが、それ以上に受け性能が向上するメリットの方が大きいため、結局抜けないカードとなっています。

《サイバー・チューン》✕3

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ルーター枠兼ループパーツ。
ループまでの道のりに必要なのは2枚であり、盾落ちケアもできるため採用枚数は2枚でも構いませんが、1枚マナ落ち1枚盾落ちするとループまでの道のりが困難になるため、今回は3枚採用しています。

《魔法学校 パクスクウガ》✕2

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除去枠兼ループパーツ。2枚目以降のスパイラル・ゲート枠です。
採用枚数は1枚でも問題ありませんが、除去札として優秀でコストが軽くて使いやすく、マナ置きが少し楽になるため、今回は2枚採用しています。

《天災 デドダム》✕4

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初動のマナ加速枠兼ルーター枠。
皆様もご存じな通り、こいつは強い。マジで強い。4枚確定です。
このデッキがアナカラーである理由の7割以上がデドダムを採用したいからです。

《邪狩!不死樹MAX》✕4

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マナ加速枠兼除去枠。
トリガー付いてるのが偉いですね。
とりあえず色が優秀。初手にあったらすぐにマナに起きたい1枚。
とはいえ、このデッキはシャッフがきついため、シャッフ除去札としてこのカードを手札にキープしておくのもありです。
入れ替え候補としては、クリーチャー面が実質全能ゼンノーになるピオドーロが挙げられます。

《盗掘人形モールス》✕1

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墓地からカリヤドネを回収する枠。
G・0はエンドオブザワールドで墓地を肥やすことで余裕で達成できます。
たとえトリガーとしてカリヤドネの呪文面であるハーミット・サークルを唱えても、後にモールスで墓地からカリヤドネを回収することができます。
こいつが手札に来れば山札にイワシンがなくても、エンドオブザワールド効果で墓地に行ったカリヤドネを手札に加えることができるため、モールスが手札に来たときはマナに埋めずハンドキープしておきましょう。(カリヤドネが手札に来たときはモールスはマナに埋めましょう)

《機術士ディールディール/「本日のラッキーナンバー!」》✕1

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妨害枠。
主に呪文面ラッキーナンバーの方を使用します。極希にナウ・オア・ネバーでクリーチャー面のディールを出すこともあります。
殿堂入りするのも納得の1枚です。
ただ、ラッキーナンバーをハンドキープしている余裕がなくてマナに置いてしまうことが多々あるため、エマージェンシー・タイフーン3枚目に枠を譲ろうかなと考えています。

《凶器90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》✕2

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ループパーツ。カリヤドネの出たとき効果を2回使えるようになります。
主に呪文面の大当たり!もう一本!!の方を使用します。極希にクリーチャー面のゾレーゴを素出ししたりナウ・オア・ネバーで出したりしてシャッフなどのメタクリを除去することもします。
5マナあるときに2マナで大当たり!もう一本!!を唱え、残りの3マナでデドダムを出すことでデドダム効果を2回使うこともできます。
手札に来たら多色なのでハンドキープせずマナに埋めたくなるところですが、もう1枚の大当たり!もう一本!!が盾落ちするとループに入るまでが困難になるため、なるべくマナに置かずにエマージェンシー・タイフーンやサイバー・チューンで墓地に送るようにしましょう。

《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》✕4

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このカードを出すことで全てが始まります。つまり、このカードを出さない限り全てが始まらないので4枚確定です。
ナウ・オア・ネバーで相手ターン中に出すこともできます。エンド・オブ・ザ・ワールドを出すだけで墓地の儀が達成でき、ターンが帰ってくる可能性も高くなります。
出たとき能力で固定する山札は3枚とも重要になるため、テキトーに考えず盾落ちチェックをしながら3枚選んでください。
手札に2枚以上エンド・オブ・ザ・ワールドが来ても、単色でマナ埋めしやすいのも偉いです。

《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》✕4

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トリガー枠兼エンド・オブ・ザ・ワールド発射砲。
主に呪文面のナウ・オア・ネバーの方を使用します。ナウ・オア・ネバーでエンド・オブ・ザ・ワールドを出して早期着地を狙ったり、相手ターン中にはクリーチャー面のホーリーエンドを出して相手クリーチャーを全タップして確実にターンを貰ったりします。
コンボ開始用パーツでありながらトリガー枠としても優秀すぎるため、4枚確定です。

《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》✕2

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初動のマナ加速兼マナ回収枠。
主に呪文面の白米男しゃくを使います。
こいつのおかげで、マナ置きが大分楽になります。
1枚でも回らないことはないですが、ループパーツのマナ落ち具合によっては2枚使いたくなるときがあるため、2枚採用しています。

《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》✕1

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ループの核。
主にクリーチャー面のカリヤドネを使います。
14コスと出しにくそうに見えますが、エンド・オブ・ザ・ワールドを出した後なら余裕で1マナで出すことができます。
こいつが手札に来れば山札にイワシンがある必要がなくなるため、ハンドキープしておきましょう。
正直、カリヤドネ本体が盾落ちしたときの絶望感がすごい。2枚採用したい。殿堂解除はよ(届かぬ願い)

《滅亡の起源 零無/零龍》✕1

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主に墓地の儀で相手のクリーチャーを除去したり、全ハンデスされた時に手札の儀で手札補充系のGRクリーチャーを捲って手札を回復させるために採用しています。
別に必須というわけではないので、相手の手札が1枚増えるデメリットが気になるのであれば、抜いても構いません。
アドバンスフォーマットであれば個人的には入れ得だと思います。

《クリスマⅢ》✕2
《サザン・エー》✕2
《回収 TE-10》✕2
《天啓 CX-20》✕2

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全ハンデスされた時用の手札補充枠です。
個人的には回収をトムライに変えるのもありかも。

《ポクタマたま》✕2

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零龍ギャスカなどの手札を減らしながら墓地利用してくるデッキ対策に採用しています。

《ロッキーロック》✕2

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スパイラル・ゲートかパクスクウガでこいつを手札に戻せばもう一度GR召喚を行うことができます。

ループまでの道のり、フィニッシュループ手順解説

さて、ループ開始までの初期盤面を作るのですが、セイレーン・コンチェルトが盾落ちしていないorしている、イワシン効果を使わなかった場合で手順が変わるので、今回は3通りに分けてループまでの道のりを述べていこうと思います。

《カリヤドネを1マナで出すまでの道のり、ループまでの道のり(セイレーン・コンチェルトが盾落ちorマナ落ちしなかった場合)

まずはルーターでエンド・オブ・ザ・ワールドとナウ・オア・ネバーを探しながらひたすら6マナ貯めましょう。最速ムーブとしては、2ターン目フェアリー・ライフ→3ターン目フェアリー・ライフor不死樹MAXorデドダムで4ターン目に6マナ貯めることができます。マナ置きですが、同じカード(ループパーツに該当するカード)は2枚以上マナに埋めてはいけません。ループに入ることが困難になります。
また、セイレーン・コンチェルトでアンタップ状態の青マナを生成できるようにするため、最低1枚は青単色のカードをマナに置いておきましょう。
6マナ貯め、手札にエンド・オブ・ザ・ワールドとナウ・オア・ネバーが揃ったらコンボ開始です。


まずは5マナでナウ・オア・ネバーを唱え、エンド・オブ・ザ・ワールドを出します。そしてエンド・オブ・ザ・ワールド効果で山札を見て、山札の上から


カリヤドネ

青単色のカード(マナ落ちしても問題ないカード)

ツインパクトではないクリーチャー

の順で固定し、残りを墓地に落とします(落としたカードの中にイワシンが含まれていることを前提とします)。そして墓地に落ちたイワシン効果で1枚ドローすることでカリヤドネを手札に加え、カリヤドネ以外の1枚を墓地に落とします。(ナウ・オア・ネバーで出たエンド・オブ・ザ・ワールドは手札に戻っているのでカリヤドネ以外に手札は最低1枚はあるはずです)これでカリヤドネを手札に加えながら大量墓地肥やしをし、1マナでカリヤドネを出す準備が整いました。ちなみにですが、この段階で墓地に呪文が16枚以上なければ残念ながらループはできません。なので、イワシン効果で捨てるカードはなるべく呪文にしましょう。

それでは、ループに入るまでの道のりを解説します。
※ここからは、スパイラル・ゲートとパクスクウガを同一のカードとして扱い、このカードのことを「バウンス札」と呼ぶことにします。

残った1マナでカリヤドネを出す

カリヤドネ効果でセイレーン・コンチェルト、大当たりもう一本、バウンス札を唱える宣言をする

まずはセイレーンコンチェルトでマナの青単色カードを手札に戻し、戻したカードをそのままマナゾーンに置く(これで青マナが1枚起き上がります)。その後、大当たりもう一本で次に出すクリーチャーの効果を2回使えるようにし、バウンス札でカリヤドネを手札に戻す。(ここの大当たりもう一本とバウンス札ですが、この内どちらかが墓地に1枚しかなかった場合、1枚しかなかった方を先に唱えてください。)

復活した1マナで手札に戻ったカリヤドネを出す(大当たりもう一本の効果でカリヤドネ効果が2回使える)

カリヤドネ1回目の効果でデビル・ドレーン、フェアリー・ライフor白米男しゃく(マナにループパーツが落ちていれば白米男しゃくで)、サイバー・チューンを唱える宣言をする

まずはデビル・ドレーンでシールドを全て手札に加える。次にフェアリー・ライフor白米男しゃくで山札の1番上のカードをマナゾーンに置く(これで青単色のカードがマナに落ちるため、アンタップ状態の青マナを1枚生成できる。さらに、ここで白米男しゃくを唱えていれば、マナ落ちしたループパーツを回収できる)。最後にサイバー・チューンで3枚ドローして2枚捨てる(このドローでセイレーン・コンチェルトが手札に加わります。あと、手札を捨てる時にはループパーツを優先して墓地に落とすようにしてください)。

カリヤドネ2回目の効果で大当たりもう一本、バウンス札、サイバーチューンを唱える宣言をする

まずは大当たりもう一本の効果で次に出すクリーチャーの効果を2回使えるようにする。次にバウンス札でカリヤドネを手札に戻す。最後にサイバー・チューンで3枚ドローして2枚捨てる(手札を捨てる時にはループパーツを優先して捨てる)

セイレーン・コンチェルトが手札にあれば、そのセイレーン・コンチェルトを使いマナの青単色カードを手札に戻し、戻したカードをそのままマナゾーンに置く。

1マナでカリヤドネを出す(大当たりもう一本の効果でカリヤドネ効果が2回使える)

カリヤドネ1回目の効果でセイレーン・コンチェルト、エマージェンシー・タイフーン、ブラッディ・クロスを唱える宣言をする

まずはセイレーン・コンチェルトでマナの青単色カードを手札に戻し、戻したカードをそのままマナゾーンに置く。次にエマージェンシー・タイフーンで2枚ドローし、大当たりもう一本を捨てる。最後にブラッディ・クロスで山札の上から2枚を墓地に置く。

カリヤドネ2回目の効果で大当たりもう一本、バウンス札、サイバー・チューンを唱える

まずは大当たりもう一本の効果で次に出すクリーチャーの効果を2回使えるようにする。次にバウンス札でカリヤドネを手札に戻す。最後にサイバー・チューンで3枚ドローしてブラッディ・クロスとエマージェンシー・タイフーンを捨てる。

手札にあるセイレーン・コンチェルトを唱え、マナの青単色カードを手札に戻し、戻したカードをそのままマナゾーンに置く。

これでループ開始の初期盤面が整いました。

《ループまでの道のり(セイレーン・コンチェルトが盾落ちorマナ落ちした場合)》

まず、エンド・オブ・ザ・ワールドを出した際に固定する山札のカードが一部変わります。今回はエンド・オブ・ザ・ワールド効果で

カリヤドネ

青単色のカード(マナ落ちしても問題ないカード)

青単色のカード(マナ落ちしても問題ないカード)

の順で固定し、残りを墓地に落とします。あとは先程と同様の方法でイワシン効果でドローしてカリヤドネを手札に加えることで1マナでカリヤドネを出す準備が整います。

それでは、ループに入るまでの道のりを解説します。

1マナでカリヤドネを出す

カリヤドネ効果でフェアリー・ライフor白米男しゃく(マナにループパーツが落ちていれば白米男しゃくで)、大当たりもう一本、バウンス札を唱える宣言をする

まずはフェアリー・ライフor白米男しゃくで山札の1番上のカードをマナゾーンに置く。(ここで白米男しゃくを唱えていれば、セイレーン・コンチェルトなどのマナ落ちしたループパーツを回収できる)次に大当たりもう一本で次に出すクリーチャーの効果を2回使えるようにする。最後にバウンス札でカリヤドネを手札に戻す。

1マナでカリヤドネを出す(大当たりもう一本の効果でカリヤドネ効果が2回使える)

カリヤドネ1回目の効果でデビル・ドレーン、フェアリー・ライフor白米男しゃく(マナにループパーツが落ちていれば白米男しゃくで)、サイバー・チューンを唱える宣言をする

まずはデビル・ドレーンでシールドを全て手札に加える。次にフェアリー・ライフor白米だんしゃくで山札の1番上のカードをマナゾーンに置く(白米男しゃくを唱えていれば、マナ落ちしたループパーツを回収できる)。最後にサイバー・チューンで3枚ドローして2枚捨てる(手札を捨てる時にはループパーツを優先して捨てる)。

カリヤドネ2回目の効果で大当たりもう一本、バウンス札、サイバーチューンを唱える宣言をする

まずは大当たりもう一本の効果で次に出すクリーチャーの効果を2回使えるようにする。次にバウンス札でカリヤドネを手札に戻す。最後にサイバー・チューンで3枚ドローして2枚捨てる(手札を捨てる時にはループパーツを優先して捨てる)

セイレーン・コンチェルトが手札にあれば、そのセイレーン・コンチェルトを使いマナの青単色カードを手札に戻し、戻したカードをそのままマナゾーンに置く。

これでループ開始の初期盤面が整いました。

《ループまでの道のり(最初からカリヤドネorモールスが手札にあり、イワシン効果を使わなかった場合)》

まず、エンド・オブ・ザ・ワールドを出した際に固定する山札のカードが一部変わります。今回はエンド・オブ・ザ・ワールド効果で

青単色のカード(マナ落ちしても問題ないカード)

青単色のカード(マナ落ちしても問題ないカード)

ツインパクトではないクリーチャー

の順で固定し、残りを墓地に落とします。これでカリヤドネを1マナで出す準備が整いました。

それでは、ループに入るまでの道のりを解説します。

1マナでカリヤドネを出す

カリヤドネ効果でフェアリー・ライフor白米男しゃく(マナにループパーツが落ちていれば白米男しゃくで)、大当たりもう一本、バウンス札を唱える宣言をする

まずはフェアリー・ライフor白米男しゃくで山札の1番上のカードをマナゾーンに置く。(ここで白米男しゃくを唱えていれば、セイレーン・コンチェルトなどのマナ落ちしたループパーツを回収できる)その後、大当たりもう一本で次に出すクリーチャーの効果を2回使えるようにし、バウンス札でカリヤドネを手札に戻す。(ここの大当たりもう一本とバウンス札ですが、この内どちらかが墓地に1枚しかなかった場合、1枚しかなかった方を先に唱えてください。)

1マナでカリヤドネを出す(大当たりもう一本の効果でカリヤドネ効果が2回使える)

カリヤドネ1回目の効果でデビル・ドレーン、フェアリー・ライフor白米男しゃく(マナにループパーツが落ちていれば白米男しゃくで)、サイバー・チューンを唱える宣言をする

まずはデビル・ドレーンでシールドを全て手札に加える。次にフェアリー・ライフor白米男しゃくで山札の1番上のカードをマナゾーンに置く(これで青単色のカードがマナに落ちるため、アンタップ状態の青マナを1枚生成できる。さらに、ここで白米男しゃくを唱えていれば、マナ落ちしたループパーツを回収できる)。最後にサイバー・チューンで3枚ドローして2枚捨てる(このドローでセイレーン・コンチェルトが手札に加わります。あと、手札を捨てる時にはループパーツを優先して墓地に落とすようにしてください)。

カリヤドネ2回目の効果で大当たりもう一本、バウンス札、サイバーチューンを唱える宣言をする

まずは大当たりもう一本の効果で次に出すクリーチャーの効果を2回使えるようにする。次にバウンス札でカリヤドネを手札に戻す。最後にサイバー・チューンで3枚ドローして2枚捨てる(手札を捨てる時にはループパーツを優先して捨てる)

セイレーン・コンチェルトが手札にあれば、そのセイレーン・コンチェルトを使いマナの青単色カードを手札に戻し、戻したカードをそのままマナゾーンに置く。

1マナでカリヤドネを出す(大当たりもう一本の効果でカリヤドネ効果が2回使える)

カリヤドネ1回目の効果でセイレーン・コンチェルト、エマージェンシー・タイフーン、ブラッディ・クロスを唱える宣言をする

まずはセイレーン・コンチェルトでマナの青単色カードを手札に戻し、戻したカードをそのままマナゾーンに置く。次にエマージェンシー・タイフーンで2枚ドローし、大当たりもう一本を捨てる。最後にブラッディ・クロスで山札の上から2枚を墓地に置く。

カリヤドネ2回目の効果で大当たりもう一本、バウンス札、サイバー・チューンを唱える

まずは大当たりもう一本の効果で次に出すクリーチャーの効果を2回使えるようにする。次にバウンス札でカリヤドネを手札に戻す。最後にサイバー・チューンで3枚ドローしてブラッディ・クロスとエマージェンシー・タイフーンを捨てる。

手札にあるセイレーン・コンチェルトを唱え、マナの青単色カードを手札に戻し、戻したカードをそのままマナゾーンに置く。

これでループ開始の初期盤面が整いました。

《フィニッシュループ手順解説》

まずは以下の初期盤面が整っていることを確認します。

手札...カリヤドネ
マナ...青単色のアンタップマナ1枚
墓地...墓地に呪文が13枚以上、その中にセイレーン・コンチェルト、ブラッディクロス、エマージェンシー・タイフーンがあること
山札...上から大当たりもう一本、バウンス札、サイバー・チューンの順に並んでいること
大当たりもう一本効果が待機しており、カリヤドネ効果を2回使えるようになっていること
以上です。

では、フィニッシュループの手順を解説します。

1マナでカリヤドネを出す(大当たりもう一本の効果でカリヤドネ効果が2回使える)

カリヤドネ1回目の効果でセイレーン・コンチェルト、ブラッディ・クロス、エマージェンシー・タイフーンを唱える宣言をする

まずはセイレーン・コンチェルトでマナの青単色カードを手札に戻し、戻したカードをそのままマナゾーンに置く。次にブラッディ・クロスで各プレイヤーの山札の上から2枚を墓地に置く。最後にエマージェンシー・タイフーンで1枚ドローし、サイバー・チューンを捨てる。

カリヤドネ2回目の効果で大当たりもう一本、バウンス札、サイバー・チューンを唱える

まずは大当たりもう一本の効果で次に出すクリーチャーの効果を2回使えるようにする。次にバウンス札でカリヤドネを手札に戻す。最後にサイバー・チューンで3枚ドローしてブラッディ・クロスとエマージェンシー・タイフーンを捨てる。

手札にあるセイレーン・コンチェルトを唱え、マナの青単色カードを手札に戻し、戻したカードをそのままマナゾーンに置く。

これで初期盤面に戻りました。
これを繰り返すことでブラッディ・クロスの効果を無限に使うことができ、自分の山札は減らず、相手の山札は2枚ずつ墓地に置かれていき、最終的には相手の山札がなくなり山札切れで自分はゲームに勝利することができます。

アナカラーカリヤドネの強み

相手ターン中に大量墓地肥やしができる
ナウ・オア・ネバーはシールドトリガーで唱えることができるため、相手ターン中にトリガーでナウ・オア・ネバーを唱えてエンド・オブ・ザ・ワールドを出すことで大量墓地肥やしができます。この時にカリヤドネを山札の一番上に固定すれば、イワシンを使うことなく返しの自分のターンでカリヤドネを手札に加えることができ、ほぼ確実に青マナが用意できるため、そのままループを目指すことができます。バイクなどのワンショットしてこないようなデッキ相手には有効な戦法です。

墓地メタが効かない
従来の青黒カリヤドネにはない強みです。エンド・オブ・ザ・ワールドで大量墓地肥やししたターンで決着するため、お清めシャラップなどの墓地メタは一切刺さりません。

5Cコントロール対面に有利
最速で4キル、安定5キルが狙えるため、動く速度が遅めな5Cコントロール対面は有利だと思います。とこしえの超人が一切刺さらないのも有利な要因の1つです。ただ、ダークマスターズやドルファディロムを出されるときついので、油断は禁物です。

最後に

ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今回紹介したアナカラーカリヤドネが参考になって頂ければ幸いです。解説記事を書くのは今回が初めてであり、ところどころおかしな文章があるかもしれませんが、どうか大目に見てください笑。質問は本記事のコメントかTwitterのリプにて受け付けます。気が向いたり、皆様からの反響があれば違うデッキの解説記事も書こうかなと思っております。
それでは、ごきげんよう。


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