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洋服以外のもの

私は昔から、洋服、靴、鞄は好きだしこだわるけど、それ以外のもの…メイク、ヘア、アクセサリーはあんまりこだわらない。こだわらないどころか、メイクはしないし(基礎化粧品も持っていない)、髪は1200円の美容院で切るし、アクセサリーは大した数持ってないのだ(持ってるだけで大したものだ)。
こうやって振り返ると、私は「おしゃれ」ではないのかもしれないと思う。洋服だけ整えたって、見る人が見れば、「この人は、洋服だけの人ね」とわかるはずだ。
逆に私が、人を見る目も、つい、洋服中心になる。私から見て、おしゃれな服を着てる人が、「おしゃれな人」だ。メイクはよっぽど濃いものでない限りあまり目に入ってこない。髪型はまあ、気になると言えばそうだが、ちゃんとさっぱりしていれば問題ない。人を見てよく気になる場所として、爪があるが、どのような爪がおしゃれなのか、よくわからない。
私には、行きつけの洋服屋さんがある。洋服屋さんの店員さんはおしゃれだ。そりゃ、店員さんは、その店で売っている服を着ている(今、店に売っている服を着ないといけないらしい)ので、おしゃれなのも当然だ。それに加えて、髪の毛もおしゃれに染めたり、アレンジしていたりするし、アクセサリーをつけたり、もちろん、メイクもしている。お店に勤めている人の数は限られるので、店員さんは、あれこれとヘアアレンジをしたり、日によって違うアクセサリーをしたりするので、私は、洋服以外の「おしゃれ」を見ることができる。
何より、私は、その洋服屋さんの接客が好きだ。私は、その店でひいきにしている店員さんが何人かいるのだが、そうでない店員さんも接客態度はある程度以上のレベルを保っている。教育が行き届いているのだなぁと思う。私も今は接客が必要な仕事をしていて、よけい、その店の店員さんの接客態度に教えられるものがある。ほんとに私はその洋服屋さんが大好きなのだが、洋服以外のもの、人間そのものをそのお店で学んでいるのだと思う。

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