足底筋膜炎に対するマニュアルセラピーとカスタムインソールの併用による効果

興味深い論文を見つけたので、簡単にまとめながらシェアしたいと思います。

素人が苦手な英語を必死に読んでの独自解釈ですので、間違いがあれば優しく教えてください笑

Effectiveness of Manual Therapy, Customised Foot Orthoses and Combined Therapy in the Management of Plantar Fasciitis-a RCT.

63人の患者(女性44人・男性19人)に対して

MT群(手技療法)・FO群(カスタムインソール)・併用群(手技+インソール)

の3群に分けた。(年齢・性別・BMIに有意差なし)

T0(計測時)・T1(1ヶ月後)・T2(2ヶ月後)・T3(3ヶ月後)に計測

アメリカ整形外科の足と足首のスケール(AOFAS-AHS)・足の痛みスケール(NRS)などを使用して計測

結果としては3群とも有意な改善を示しているが、MT群はFO群・併用群に比べてAOFAS-AHSなどの改善がT0〜T3全ての期間で有意に大きかった。

MT群がFO群より優れているというのは分かりますが、併用群よりも優れているというのは驚きであり、不思議なものですね。

今回のカスタムインソールは足底筋膜に対する直接的な圧力を下げるような柔らかい素材で作られているようです。

インソールに関しては効果的だというデータも出ているので、インソールと一括りにするのではなく、どんなインソールをどのように使えばいいのか。を学んでいく必要がありそうです。

また、この論文に書かれていた、足底・踵痛を持つ患者は腰椎の痛みの有病率が高く、腰痛に対するMTでのアプローチでFPに対する治療効果があるのではないかとあり、非常に興味深いとともに、どのようなメカニズムなのかもう少し掘り下げて勉強したいと思いました。

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