新海誠展

昨日、初投稿したら「スキ」を下さった方がいて、嬉しくて悶ました。 読んで貰えるって幸せですね。見て下さっている方々、ありがとうございます。前回、投稿終盤で「新海誠展」に触れたので、少し書きます。

東京・六本木の国立新美術館で、「新海誠展」が開催中です。
公式HP入り口
映画「君の名は。」で瀧くんがバイトの先輩とお茶をしている素敵なカフェ。それが国立新美術館本館内にある実在のカフェっていうのは有名ですが、この時期、ちょうど館外の木々が色づいていて景色よく、何よりそんなに混んでません。休日の混雑具合はちょっと分かりませんが、ここひと月の間で平日に2~3回のぞいた分には、午後のお茶の時間帯にも関わらずいずれも空席がありました。


さて、新海誠展は、映画「君の名は。」を見て脚を運ぶっていう人、多いと思います。かくゆう私もそのひとり。でも今回の展示会…、大方は「君の名は。」ではなく、そこに至るまでの新海作品のラインナップです。「君の名は。」の作画や制作秘話がドドドーンと展示してあると思って行くと、思ったのと違う!となるかも。

でも…、でもですよ!展示ルートに沿ってひと作品ひと作品みていくと、最終的に、あれだけ構成がまとまった作品「君の名は。」が、あのクオリティの作画で世に出たことに納得がいった!あの超ヒット作は、天才の成せる超常現象ではなくて、普通の人が確実に改善を重ねた結果生まれた努力の賜物でした。モノづくりをしていて天才ではない自覚のある方は、本展から自信と推進力を貰えるんじゃないかな。

(公式HP巡回展ページより)

どういうことかっていうと、新海誠監督はブラッシュアップの人だった!ってことです。…あくまで、私の個人的な感想ですよ☆…美術にしていえば、新海監督は幼少から見てきた風景、嗅いだ匂い、肌に当たった雨や風の感覚まで、記憶おいては変わりようのない体験上の自然の姿を一貫して描き続けています。少なくとも、そう見えます。物語にしても、過去によっぽど辛い恋愛をしたのかなって邪推する位、切ない思いを、キャラを通して繰り返し繰り返し描いています。こちらも、傍目には毎回、繰り返してるって、、、そう見えます。
ただ、作を重ねる度に表現や構成が格段に向上していく。…偉そうに聞こえたらごめんなさい。でも私には、初期の作品から監督の作りたい作品像って変わってなくて、ブラッシュアップしてきた結果、人が目を見張るほどの出来栄えに至ったのが「君の名は。」だったのかなと、そう思えるんです。

このことには勇気を貰いました。
天才じゃない以上、作品を作るごとに、毎回全く新しい視点・感覚・考え方でもって生み出していくなんて、壁が高すぎる。なのに天才肌が語るセンセーショナルでかっこいい仕事の流儀が取り沙汰され、ゼロからイチを作り続けることこそ素晴らしいみたいな考え方ってありますけど、でも現実、自分を作り上げている経験や価値観、美意識って言うほどそんなに多彩じゃない。むしろそこんとこが多すぎると、自分が分からなくなって苦しみます。元々備わっている材料から絞り出して作ったモノ。それをあの手この手で磨いていく。そういった努力を出来るってのは紛れもなく一つの才だし、ゆくゆくは大成だって夢じゃない。とことん元ある世界観をブラッシュアップしてきた新海誠監督の努力の軌跡を素敵だと感じたことで、まだまだ職務上発展途上でありたいとあがく私自身の人生の選択を良しと思えました。

そして、
本展で1番心に訴えてきた一節。
「景色は…、その場所にどれだけ幸せな思い出を刻んだか、どれだけ思い入れがあるかで、景色の見え方は変わってくる。」(咀嚼してるんで原文とはちと違うと思います)

これは響いた(笑) ズドーンときた(笑) 私は地元・山梨の澄んだ自然美を心から愛していますが、東京が何よりも美しくキラキラして見えるんです。新海監督の言葉をかりれば、それは東京にこそ、人生をかけた想いや費やした日々の思い出が詰まってるから。この景色が綺麗に見えているうちは、まだまだ気持ちは切れていないぞ!って思える!!

長々書いてきましたが、結論は「新海誠展」いいですよ(笑)ということで。いえいえ、冗談抜きで、響くものがあるのではと思います。

*新海誠展
東京六本木・国立新美術館にて、12/18(日)まで、日〜木曜は10:00-18:00、金土曜は10:00-20:00(いずれも入館は30分前まで)、火曜定休、一般1600円・大学生1200円・高校生800円・中学生以下無料。巡回展あり。


理屈っぽくなっちゃった(^_^;)次こそは日記でなしに、NOTEを始めた本筋の投稿をするぞー!!

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

スキありがとうとざいます!
15

HayashiMariko

エッセイ

日々の徒然や武将愛など書いてます
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。