時間

僕はビールを飲み干した後、暫くぼーっとしていた。小人たちにもビールを進めたが、わしらは飲んだり食べたりはしませんで。と断られた。仕方なく僕は一人でビールを飲んだ。空は青空が広がり、波の音だけが静かに聞こえていた。僕はここで何をしてるんだろう。何の目的でここに来たんだろう。これからどうすしようか。と考えているうちに眠くなってきた。小人が暫くお休みの下さい。と声をかけ僕は眠った。
急に寒くなり僕は起きた。どうやら海辺で寝てしまったようだ。僕が目を覚ますと小人が、やっと起きましたね。大分疲れていたようですね。と話しかけてきた。小人はもうそろそろあの季節が来ますので準備しましょう。ゴールはもうすぐですと言った。ゴール?と、思ったが周りから人が消え頼る人も、いないので小人の言うとおりにしようと思った。ただ、それにしても先ほどから寒い。よくよく見ると海辺の周りにある木々の葉が紅く色づいている。僕は小人に確認した。小人が僕にその格好では冬は迎えられませんねと言ってきた。僕は小人に確認した。冬?今は夏ではないの?と小人は今は秋です。と僕はどのくらい寝てた?と聞くと小人は2カ月ぐらいですねと言ってきた。僕は唖然としたが、周りの風景を見る限り、本当のようだ。時間の感覚がおかしいようだ。
小人がさあ目的地に行きますか。と言ったので僕は、ああと言って小人の後を付いていった。

#小説
続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?