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医師に相談するより占い師に相談した方が良いこと

「それは私より占い師に相談する方がいいですね 」とまれに利用者に話すことがある。

医師は医学的に望ましいと考えることを説明する。例えば、彼と別れるか別れないかで悩んでいる場合、彼が明らかにひどすぎる人であれば「別れなさい」と伝えるものの、そうではない場合、どちらとも言えないことが多い。

「別れたら今の悩みは無くなる。でも一人でいる寂しさや、生活費の心配や苦労がでてくるでしょう。別れるか別れないかは、あなたが決めたらいいですよ。」としか言いようがない。

医師がアドバイスできること

医師はどの選択肢を選ぶか迷っている人に、それぞれの選択肢によって予想されることを説明するのは得意である。しかしどの選択肢を選んでも良いものの、それぞれ失うものが大きい選択肢の場合には、医師はなんとも歯切れの悪い説明しかできない。

なぜなら医師はこうした方がいいという説明する時には、「どうして?」と聞かれたときに多少は合理的な理由を説明しなくてはいけないからである。

別れたらストレスが減るので気持ちが楽になる可能性が高い、しかし別れたら一人の寂しさに耐えなくてはいけない可能性が高い。

「別れたらいいですよ」と説明すると、「でも・・・さびしくて耐えられないんです」と言われる。
「我慢して付き合ったらいいです」と説明すると、「でも・・・嫌なんです、顔も見たくないんです」と言われる。

「じゃあ自分で決めるしかないんじゃない?」という話になる。

この押し問答は自分でも無茶な話をしていることを自覚できる人(自覚しているけれど言いたくなる人)でなければ、無益なので極力避けるようにしている。


占い師がアドバイスできること

その点 占い師はいい。話を聞きながら、本人がどちらの選択肢を選びたいと思っているかを察知し、「こうしなさい 。背後霊(先祖、カード、水晶)がそういっている。私にはあなたの未来が見えます。こうしなさい。」などと、反論しようがなく、不思議と説得力がある説明ができる。

もちろん精神科医の多くも、本人がどちらの選択肢を選びたいと思っているか察知することは可能ながら、「あなたの未来が見える」という訳にもいかず、「あなた本当はこう思っているでしょう」という訳にもいかず、説明のしようがない。


自分の運・運命にゆだねること

いくら考えても結論がでないし自分では決めれないというとき、占い師に委ねるというのも1つの方法である。

占い師という他人に委ねるのが嫌な人は、コインの表が出たらする、裏が出たらしない、など運に委ねるのが良い。

自分ですべてのことを考えて決めなければいけないと思うと苦しくなる。

自分の選択や結論は実に多くの偶然が重なった結果である、という事実を受け入れることは肩の力を抜いて生きていけるようになり非常に重要なことである。


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