仕事の事 2

たかが31年の人生ですが
これまでに心から勝ちたいと感じた人のお話を
します。

その人は私が営業マン時代に知り合った方で
直属の先輩でした。
彼はTさんという方で当時全国一位の営業実績を
叩き出す化け物のような人。
通信関係の営業で普通に取れる人は
営業実績70%~120%
Tさんは350%~500%
↑私が知る1年間での成績。毎月一位毎月表彰
されてました。

Tさんはいつもニコニコ笑っていて
子供のようによくはしゃぎ、
悪口陰口一切言わず
誰に伝わってもいい事しか喋らない。
そんな方。

Tさんからのアドバイスはいつもシンプルで
数字がでなけりゃ
「ロープレして話す練習しよう!」
(ロープレ=営業トークの練習 )
知識が浅ければ
「勉強して明日成果披露してよ。朝のミーティング後に5分時間とるから。」
当時私は局内唯一の中卒で採用された人材で
周りからは大分疎まれていたみたいで
主観で見ればひどく風当たりが強い環境でした。
にも関わらず面倒を見てくれたTさん。

更に周りに聞けばTさんは本来面倒見がいい方
ではなく、後輩はおろか仕事仲間と仕事の話を
する事もほぼ無い人で有名だという。
当時は彼から出される宿題の量が常軌を逸していた
のでそれを聞く余裕はありませんでした。

辞めた後にTさんから聞いた話。
「俺はよく天才って言われる。
言われる度にイライラする。
俺は頑張って頑張って一位を取る。
なのに周りは天才なんて言葉を使って
自分たちの努力の足りなさを正当化しようとする。
君は初対面時に誰よりも努力して
全国一位取ります!
なんて、現一位からしたらライバル宣言だから
面白半分でちょっかい出してた。
社会人になったら頑張れも嫌味になる。
のに君には嫌味にならなかった。
結果出して周り黙らせて、楽しかったよ。」

仕事で頑張るのは当たり前。
だけどそうじゃない人もたくさん居て
頑張れという言葉すら嫌味として受けとる人が
たくさんいる。

今は先輩の言葉がよく解る。
つもりにならないよう日々頑張るし考える。
対等に見てもらえるように。
いつか追い抜いてみせれるように。

#仕事 #日記

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