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「ないもの」はつくればいいんじゃない?

先日、星空スペースでベトナム料理を味わう会「ベトナムナイト」を開催しました。

ご縁あって、東京・北千住で10年続くベトナム料理屋「ハノイハノイ」の店主と知りあったことが今回の企画のはじまり。

いすみ市近郊にはベトナム料理屋がないこともあり、普段なかなか味わうことができず、食べたいなぁと話をしていると「いすみ市の食材でおいしいベトナム料理ができますよ!」と盛り上がり、あれよあれよと「ベトナムナイト」が開催決定!今回、友人を中心に声をかけてみたところ、あっという間に満員御礼になったのです。

生春巻き、フォーなどの定番から、珍しい品々までベトナム料理をお腹いっぱい堪能し、参加された方も大満足!すでに第2回目の開催も決定し、これからの展開が楽しみです。

こんな風にして、何かしら新しいことをはじめると「その発想はどこからくるんですか?」「モチベーションってどこにあるんんでしょうか」とよく聞かれます。

うーん、自分自身でも深く考えたことはないのでいつも答えに困るのですが、しいて言うならば、とても単純で、

「ないものはつくってしまえばいいんじゃない?」ということ。

今回も、ベトナム料理屋さんもないならば、食べれる機会をつくればいい。「食べたい!」という方が入ればみんなで楽しい時間を過ごせるじゃないかな。そんな想いからでした。

振り返ってみると、移住してからはじめたことも、どれもシンプルな動機。

例えば、「星空の小さな図書館」。実はいすみ市には図書館がありません。公民館の一室に図書室はあるけれど、図書館がないのです。子どもと一緒に絵本を読んだり、ちょっと勉強したり、くつろいだりできる場所がない。ならばつくってしまえばいいんじゃない?そんな発想からでした。

単身で移住したい人はいるけれど、一人暮らしはリスクが大きい。経済的にも大変だし。都内にはたくさんあるのに、いなかにないのはなんでだろう。シェアハウスあったらいいのに。
大きな古民家もあるし、そうだ!これをシェアハウスにしてしまおう。こうして、「古民家シェアハウス星空の家」は生まれたのでした。

カフェは増えてきたけれど、気軽に集える場所って実はあまりない。例えば、サークル活動とかセミナーとか開催したい時どこかないのかな。公民館じゃ味気ないし、気軽にお茶しながら利用できる場所があるといいのに。星空スペースのはじまりは、そんな会話からでした。

新しいコトのヒントは、普段何気なくしている会話の中に隠れているんですね。もちろん田舎は人が少ない分、東京と同じような戦略を立ててしまうと続けていくのは難しいかもしれないけれど、でも地域の人にとって本当に「あったらいいもの」は、細くとも長く続けていけるものだと思うのです。

もちろん、やっている本人も楽しめるものではないと続けていくのは苦しくなってしまうけれど。新しいコトを「つくる」ことは、とってもクリエイティブでワクワクすること。そんな楽しみを味わいながら、自分も地域も必要としているコトをつくることが、新しい価値の「楽しみ」が増えていくことなのかもしれませんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 シェアハウス、図書館、カフェ&シェアオフィス。まだまだ地域の資源を活かして、新しいコト、生みだします!遠くからでも応援してもらえるとうれしいです。