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夜の社会と自分を切り離して、見えたこと。

ふと、私には休みが必要だと思った。

人と会うのも辛いし、お客さんのことを考えると気が病んでくる。というか、この場所にすら居たくない。

私の心は、限界がくるのが早いようだ。

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昔は、もう少し我慢強かったと思う。

嫌なこと言われても我慢できたし、社会ってそういうものだと割り切って仕事もしていたし、「大人になったらこういうものだ」と言い聞かせて、忙しさを理由にプライベートもあまり大切にしていなかった。

いつからか仕事じゃない日は、1日中寝て過ごすことが増えた。

「明日休みだ。どこ行こうかな。」とワクワクしていたのは、1人暮らしを始めてから3ヶ月もあったかな。

「明日休みだ、嬉しい。」アラームをかけずに眠る最高のひととき。誰にも怒られないし、自分だけの夢の時間。

思えば、それがダメだったのかもしれない。

いつのまにか習慣化していき、友人の誘いにもあまり応じなくなり、「私が居なくたって世界は回る」精神で、その日その日を生きていくようになった。

「行けたら行くね」が増えたのもきっとその頃。時間に遅れて行くのも増えたし、自分が楽しみにしている約束すらも守らなくなっていった。

1番最初に、私は人付き合いを要らないものと切り離したのだった。

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そうして、最低限の人にしか会わない世界の中で生きてきた私は、毎日違う顔を見る夜の世界を、とにかく辛いと感じた。

気持ちの悪いセクシュアルハラスメントは日常茶飯事、見た目弄りや説教も、とにかく多い。

夜は、モラルの無法地帯だ。

最初の頃は、全然気にしなかった。

でも次第に、具体的なセクハラやモラハラが多くなっていくと、自分を否定されている気がして、毎日嘔吐感に襲われるようになった。

もちろん、一緒にいて楽しいお客さんだっている。

しかしながら、それが追いつかないほどに私はお客さんと会うのが嫌になったのだ。

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ライターの仕事も全然手につかなくなったし、納品も最低限しか行ってない。本当はもっと稼ぎたいと思っているのに、夜の稼ぎでどうにかなるかと思いがちだ。

だから、思いきって休んでみた。

その期間は、2週間。

ここまでくると、「もう辞めよう」という気持ちになる。

夜、出勤しなくていいんだと思うだけで、ライターの仕事は捗るし、実際に仕事の依頼も増えて万々歳である。

カメラ持って出かけようとか、今日は髪染めてみようとか、自分が好きなものへ時間をかけることのできる喜びが心の安定に繋がり、毎日が楽しかった。

休んだからこそ、見えてきたこともたくさんあった。

私は好きなことで生きていきたいし、それが自分に合っているんだと再認識できたのだ。

ライターという仕事が好きで、覚えたてのカメラを持って練習がてら散歩するのも楽しくて、そして何より自分の「好き」を前提に行動しないと、自分が自分を嫌いになりそうなのだ。

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次出勤した時が最後かなと、思っている。

9ヶ月間だけれど、とても貴重な経験もできたし、その日暮らしながらになかなかに充実していた。

残り少ない出勤だけれど、最後まで楽しめたらなと思う。

感謝と共に、笑って辞めることができたらいいなと願うばかりだ。

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お仕事中のドリンク代にさせていただきます。ちょっといい紅茶を買いたいです。