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コンデジは、せっかくなら 星空も写せるものがいい!(追記あり!)

スマホのカメラも随分と進化をしてきて、「映える写真」が誰でも撮れる時代となりました。そんな時代だからこそ、ワンランク上のデジカメ写真✨、を、密かに、強く(どっちやねん)オススメしたいです!

とはいっても、カメラを趣味とする人じゃなければ、ゴツくて高級なカメラは、買うのも・持ち運ぶのも・使いこなすのも、ぜんぶ大変 😱…ですよね。

そこで、今回は、手軽さと本格さの絶妙なバランスを目指したコンパクトタイプのデジタルカメラ(コンデジ)の紹介です。

具体的には、「スマホより安く」て、「ポケットサイズ」でありながら「本格的な星空撮影」もできるレベルを目指します!


◇【緊急追記】かわいい~カメラで、カッコよく星空を撮るなら、これ1択!

ちょっと高いけど、番外編で紹介していたZV-1のカラーバリエーションがカッコ可愛いの究極系だったので、紹介せずにはいられず、こちらにまとめてあれこれ書きました。

スペック命のカメラオタクと、見た目重視カメラ女子のどちらをも、ぐうの音も出ないほど納得させる、ちょっとスゴイ新モデル(というかカラバリ)。


さて、それでは、ZV-1のホワイトと比べるとなかなか地味^^;なラインアップになりますが、ポケットサイズの実力派たちのご紹介へと続きます。

■【厳選3選!】星空撮影コンデジの決定版

それでは、「なぜ星空撮影なのか」の説明の前に、まずは結論の、おすすめ機種紹介から!!

【第1位】「ソニー Cyber-shot DSC-RX100 」

【第2位】「キヤノン G9 X Mark II

【番外編 「ソニー VLOGCAM ZV-1 」実売 約9万円

手頃な価格で、これなら間違いない!という2機種と、あとは倍くらいの価格になってしまうけれど、Vlog(ブイログ/動画ブログ)用として話題沸騰中の最新機種も1つ。


どれも総合的に素晴らしいのですが、3つを比較したときの、それぞれのおすすめポイントは、

ソニー Cyber-shot DSC-RX100 の場合

総合的なコスパが最高
●F1.8の明るいレンズ



キヤノン G9 X Mark II>の場合

マクロ撮影(接写)も可能
●カラーバリエーションで、シルバーがカッコいい^^


ソニー VLOGCAM ZV-1

●YouTuberやVlogger向け動画撮影に最適 (オートフォーカスが素晴らしすぎる)
●いま売れ行きNo.1の超人気機種 で、写真も動画も、全方位全てハイレベル

といった感じ。

ちなみに、予算があるならぶっちゃけZV-1が星撮りでも、その他でも、ベストな選択です>< ただ、手頃な価格では無さそうなので、今回はおまけのオススメということで、番外編としておきました^^:

■必要な性能・スペック

ここからは、どういう観点で、上記のオススメを選んだのか。そのポイントとなる性能やスペックについて解説します。

暗いものの撮影には、「大口径レンズ」と「大きなセンサー(映像素子)」が重要。つまり、「たくさんの光を(レンズで)取り込み、(センサーで)受け止める」ことで、暗い景色でも階調豊かに描くことを目指すわけですね。

コンパクトなスマホカメラでは、レンズやセンサーのサイズをデジカメ並みにすることは、物理的に不可能なので、それがデジカメとの決定的な差となります。

求められるスペック

【センサーサイズ】は、今回紹介しているカメラは、いずれも1型サイズ。最近の主なスマホカメラ(1/2.5~1/3.6 型)と比べて、ざっくり10倍くらいの面積を持つ、大きなセンサーです。面積が広い分、星のかすかな光もガッツリ受けとめてくれます。

そして、【レンズ】は、F値とよばれる数値が小さいほど暗所撮影に有利です。

今回取り上げたカメラでは、ソニーの2機種(RX100 と ZV-1)は、いずれも驚異のF1.8レンズ搭載! キヤノンのG9 X Mark2 でも、F2.0 と、星撮りにもじゅうぶんな明るさです。

コンデジの中でも、センサーサイズやレンズのF値を比較すると、これらのような星撮り向きのものは非常に限られてきます。

なんとなく、高画質なやつを・・・と探すのではなく、「キレイに星空を撮れるほどの、レンズとセンサー」を選ぶことが重要です。


■なぜ、「星撮りカメラ」が万人向けなのか

星空撮影が得意なカメラ、は星空以外の撮影においても役立つ、基礎的な利点があります。そのことについて、もう少し詳しく説明しましょう。

ダイナミックレンジ(明るさの階調)の広さ

星空って、昼間の景色とだいぶ違って、普通のカメラで撮影するのが難しいですよね。

真っ暗な中に、星が散らばっていて・・・暗い雰囲気を保ちつつ、微かな星の光もしっかりキレイに映さなければいけない。つまり、明るさを0~10のレベルで表したとすると

昼間の景色は、これくらいの明るさを扱うのに対して・・・

         |→  こ  の  あ  た  り  ←|
⬅暗い 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 明るい➡

星空の場合は

   |→ココだけ←|                  
⬅暗い 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 明るい➡

暗い星と明るい星のグラデーションを写し取るには、こんな感じで、ほとんど光がない領域の濃淡を、しっかりと描かなければいけないのです。

暗いということは、光の情報が少ないということ。しかも、暗い領域を階調豊かに描くために、ごくごく微妙な明るさの違いも区別できなければいけないのです。

またまたイメージで恐縮ですが、暗い星空を、しっかり階調豊かに描くためには、

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上の段のような、ざっくりとした明るさの区別ではなく、より細かな階調の違いを受けとめられる、下のような細かな明るさ区分が必要となってきます。暗い領域のなかでも、微妙な明るさの違いを区別できなければ、黒つぶれした階調のない絵しか描けませんからね。

そんなこんなで、カメラにとっては、暗い景色の描写は、明るい景色のそれよりも、ずっと大変なのです。


星撮りカメラ の  隠れた(?)強み

ダイナミックレンジの広さ以外にも、星撮りカメラには強みがあります。

それは、
①本格的な「ボケ」の味わいが楽しめること
明るいレンズ(F値が小さいレンズ)は、じつはボケを生かした写真を撮影するのにも有利なのです。なので、星撮りカメラは、じつは背景がキレイにボケたポートレート写真などにも向いています。

じつは、これがスマホカメラとの差をつけるのに、より大きなメリットとなるかもしれませんね。(そしてまた、おそらくあなたが本格的にカメラ沼にハマるきっかけとなる可能性も😁)

②手持ち撮影できる幅が広がること
光を多く取り込むことが得意なカメラは、より速いシャッター速度で写真を撮ることも得意です。なぜなら、短時間で十分な光を取り込めるから。

そうなってくると、例えば夕暮れの街歩きなどでも、比較的シャッタースピードを短く設定して写真が撮れるので、手ブレの心配も減ることになりますね。

薄暗い夕方などは、印象的な写真を撮るチャンスも多いので、結果的に素敵な写真を撮るチャンスが増えることになるはずです!


コンデジの次は・・・?

さて、無事にデジカメの魅力(カメラ沼!)にハマったら、次は更に上を目指したくなりそうですね~。

でも、一つ忠告を。
次のステップアップで、いきなり高級一眼カメラを買う前のではなく、まずは撮影小物の充実無料ツールのフル活用を優先しましょう。

はじめの段階で、ぜひオススメしたいのが<三脚の導入><RAW現像>、そして<コンポジット>あたりですね。詳しくは、こちらのnoteもご参考に。

周辺機器も上手く使いこなせていないと、高いカメラを買ってもその性能を活かしきれませんからね~。無料や安価で試せる部分は、早めに手を付けて、どんどん使い慣れておきましょう☆


その上で、コンデジタイプではない、レンズ交換式にチャレンジしたくなってきたら、そこでは入門編の安いミラーレスから始めてもいいし、そこそこ本格的な最新モデルを検討しても良いでしょう。

入門編の一眼レフ/ミラーレス一眼を選ぶときは、↓こちら↓も参考に。


だいぶ情報が多くなってしまいましたが、コンデジでも星撮りに活用できたり、また逆に星撮りクオリティのコンデジなら、日中の撮影でもスマホ写真とは一味違った、明らかに高画質な写真を撮ることが可能となってきます。

ポケットサイズのコンデジなら、何も考えずにとりあえずおでかけの際は持ち出す癖をつけといて、あとは素敵なシャッターチャンスと出会うのを待つだけ。

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