平成最後の夏に逃亡する

どうも。こんばんわ。星野谷です。
かねてから私は毒親と決別するため、
一人暮らしのために準備を積み重ねて行きました。
いよいよ明日決行です。

順を追って説明しましょう。
毒親ってどこが毒かと言われれば、そうですねえ……
親は典型的な過干渉で、四六時中こき下ろして来るのです。
「できるわけない」と「もっと出世しろ」の板ばさみ。嫌味、怒鳴り声。

具体例を挙げると私が口を開いたとたんに松岡修造になる人なんです。
気合いだ!気合いだ!俺が正しい!もっと熱くなれよ!っていう。
テレビで見るのはいいとしても、父親に欲しいですか?

当然、一人暮らしなど許可するはずもなく……

まあ他にも色々ありましたが、こんな親と一生を共にするのか?
幸福にも冷静になって考える時間が私にはありました。
答えはNOです。

なぜ彼等の希望のためにしたくもない結婚と介護をしなければならないのでしょうか。産んでくれた恩?育ててくれたから?
ではそれは残りの一生と引き替えにしてでも果たすべき事でしょうか?

NOです。親のために生きるなんて御免です。私には私の人生があります。

さて、そういうわけで決意したのですが、まず準備から。

・マイナンバーカードを取得する
・逃げる先を決め、物価調査、
・自分がどれだけお金を必要としているか一月の家計簿を出す。
・ケータイ番号、メールアドレス、WIFI取得
・逃亡用リュック用意

これだけでした。
とにもかくにもネットで調べまくりましたね……
「毒親」「逃げる」とか「転出届け」とかのキーワードで。

第一に逃亡先ですが、違う県、それも都会でなければ厳しいです。
親の知り合いの所など論外です。
都会でなければ職がないですし、親と共通の知り合いでは密告される危険があります。

というわけで、私は「東京」を逃亡先に決めました。
あとは住み込みのバイトでしのぎつつ部屋を借りるつもりです。

この時に必要なのが家計簿です。
普段いくらで暮らしているのかメモって計算しましょう。
一日に使うお金×30+保険料、住民税、年金、ネット料金、などの合算です。
そこにさらに住み込みならば三万、部屋を借りる気なら六万を足しましょう。

住み込みでその給料があるところを探すのです。
必要金額÷22が週休二日での日給、必要金額÷22÷8が時給でいいでしょう。……だいたいは。

体力に自信があるならば期間工とか新聞配達とかいいかもしれませんね。
私はヤバそうなので、警備員を選びますが……

WIFIですが、ネットやケータイを使うならば必須でしょう。
パソコンはあなたがノートPCを持っていなければ、グーグルドライブに全てのデータを託しておくのも手です。
おすすめのWIFIはUQーワイマックスか、イモトのWIFIです。
イモトのは海外逃亡される方におすすめですね。
(ただしその場合はパスポートとビザをお忘れなく!)

マイナンバーカードですが、これは逃亡して就職した後に税金とかの関係で「転出届け」というものを出すときに必要です。
これは国に「ここに引っ越しました」とするためのものです。
なお、住所が親にバレるか心配な場合は「分籍」でググっておくと良いです。
この手続きで親はあなたの住所を見れなくなります。

この際ですから、ケータイもメルアドも変えちゃいましょう。
メルアドはサブアカウントを作れば良いです。
逃亡前の時間的余裕があるときに。
ただしケータイはギリギリまで待った方が良いかも……
変えたことがバレないかかなりドキドキしました。

さて、あとは東京までの交通手段ですが、夜行バスがおすすめです。
5000円くらいで東京=大阪間ははいけました。
(訂正:夜行バスは価格変動します。高いときは7000円することも!)
とりあえずぐぐってお得な交通手段を探しましょう。

おわりに
私は三十路のおっさんです。私の青春は平成と共にありました。
思えば、平成は災害と動乱に満ちた時代でしたね。
バブルというほんのわずかな豊かな時間で「普通の幸福」が決められ、
その高い高いハードルを目指してがんばっていたら、ハシゴを外された。
そんな思いの方も多いはずです。

今学生で成人の方も、たぶんですが、容易ならざる就職環境でしょう。
だから、逃げましょう。介護も子育ても両立なんて無理ですこれ。
私の人生は逃亡と共にありました。
そしてそれは間違いではないと誇りを持って言えます。

世の中狂っています。ならば立ち向かえばどうなるかといえば刑務所です。
相手も自分も命まで失うよりはバッくれた方がまだましです。
なんで、逃げましょう。失うものなんか、我々の世代はないです。
(たぶん)

平成という時代と共に、私は家に全てを置いて東京に出ます。
願わくば、この長い夜に夜明けがあらんことを。
昧爽の空に、新しい時代の幸先を祈って。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?