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2021.2 新譜の感想

暖かい日と寒い日が交互に連続して続くこの時期ですけど、更に花粉もやってきて一部の人はコテンパンにされてますね。南無。
2月も相変わらず一瞬で過ぎていったのでまとめてみます。今月は結構多かったのでサクサクと。


・Cory Wong - Cory and the Wongnotes

精力的にアルバムをリリースし続けるCory Wongの新譜。
この人を説明するには僕の言葉だと足りなすぎてアレなので分かりやすい記事を下に置いておくとして、ミニマルなファンクバンドとして楽しく聴けますよ。おすすめです。Cory Wong自体はギタリストなので、ギターソロとかギターが前に出てる曲が好きな人は好きかも。

・Black Country,New Road - For the first time

ロンドンを中心に活動してるケンブリッジ出身の7人組大所帯UKバンドのファーストアルバム。
うーんこれはすごかった、ポストパンク?プログレ?ポップ?ロック?なんだろう。なんかすごい。ジャケットもエモい。LPで欲しい。
Fontaines D.C.とかもそうだけど、今はこういうノイジーやらソリッドやらグルーヴ感が凄そうなバンドが流行りなんだろうか。
こういうのは一度我慢して最後まで聴くのをオススメします。

・Hayley Williams - FLOWERS for VASES/descansos

去年ソロデビューしたParamoreのボーカルHayley Willamsのめっちゃ出るの早い2作目。
アコースティックな雰囲気が続いて、落ち着いた感じ。本人の談によると、ソロはこれで最後は次からはParamoreの方に注力するとのこと。
Paramoreの初期の頃から聴いてると音楽の変遷に驚くばかり。

・Foo Fighters - Medicine At Midnight

めちゃくちゃ明るい、キャッチー。
調べてみたら前作からSiaとかAdeleを手がけてるプロデューサーが携わってるみたいで、納得。女性のコーラスも新鮮だし、面白い。
どうでもいいけど日本酒の宣伝効果が高そう。あそこはPhoenixのも作っててなんか凄いですね。

・ずっと真夜中でいいのに。 - ぐされ

YOASOBIとかボカロ出身組のあそこらへんと全然区別がついてなかったんだけどもこのアルバムで突出して良いなーって思えてきた。何が違うんだろう、声はかなり好きだけども。
あと音楽性の幅も広いなーって。こういう色んなとこに飛んでいくアルバムは好きです。

・millennium parade - THE MILLENNIUM PARADE

色んなとこに音楽性が飛んでいくのが好きって言ったけど、これはその極致かなあ。
King Gnuの常田大希が中心のソロプロジェクトmillennium paradeの待望の1stってことで。もう既に今年1番良かったアルバムかもしれない。
King Gnu自体が今の日本の音楽のメインストリームを突き進んでるのに対してこっちの音楽は完全にアンダーグラウンドな雰囲気で、それをやっちゃうっていうのがほんとに才能恐ろしい。
余談だけどlost and foundとかニーアのBGMに使えそう、ゲーム音楽とかやってくれないかな。Revoみたいな感じで世界観をきっちり構築してくれそう。
最近の現代ビジネスのインタビューも面白かったです、下記参照。

・Pale Waves - Who Am I?

前作からかなり雰囲気を変えてキャッチー、Avril Lavigneかな?って思ったらジャケットがAvril LavigneのLet Goのオマージュだったみたい。

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かといってサウンドは完全にAvril Lavigneが筆頭な00年代の音楽と思いきやそうでもなくて、元々の持ち味のダークな雰囲気もちらちら見えてきて。これは良かった。

・Tush Sultana - Terra Firma

Bandcampでよく見そうなSFチックプログレ風ジャケットから想像出来ない綺麗な声とギターを鳴らしてくれるTush Sultanaの2枚目のアルバム。
よくジミヘンの再来とか言われてるけど、音が自在に変化する感じが似てるんだろうか。
まだ25歳なのも驚き、おすすめ。

・King Gizzard & The Lizard Wizard - L.W.

精力的にリリースを続けるキンギザの…何枚目なんだろ、出すぎて把握出来てない感ある。
前作のK.G.の後編って感じの趣で、引き継ぎハード目なサイケデリック。
キンギザは一度ライブに行ってみたいです、上で挙げたBlack Country,New Roadもそうだけどこういうバンドってライブ聴いてなんぼな気がして。コロナ終われ。

2月はこのくらいですかね。
コロナのせいなのか、ツアー出来ない代わりにアルバムの制作等に回ったり新譜のリリースが連発してるイメージです。
Billie Eilishも似たようなことを語ってますね。

聴く分には楽しいですけど、ライブあっての音楽でしょうし複雑。

おわり。

先月はこちら。


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