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先入観が見せるものに本質的な価値はあるのか?

人は物事を見るときに、自分の知識と経験を元に認識する。もし元としていたものが違っていても、気づく事はできない。それが先入観によるもの。人や仕事、プライベートに対しても間違っているとわからずに否定する人間はいる。果たしてそれで良いのか?

答えは良くない。なぜなら、それで失うものがあまりにも大き過ぎるからだ。失うもので何があるかご存知ですか?
単純に可能性を失う。信頼も友人も。たくさんのものを失う。しかも、自分はそれに気づいていないのだ。

気づかないうちに失っていく。
それが先入観によるもの。

だったら先入観を無くしてしまえば良い。それを可能とするのが価値観の存在だ。この価値観を広く大きくする事で先入観をなくすのだ。

「そんな事が可能なのか?」そう問いかける人はいるだろう。簡単ではない。むしろ難しいものである。それでも、気づかないうちに失いたくはないだろう。

そもそもなぜ起きるのか?

先入観によるトラブルは沢山ある。しかも、人付き合いから仕事まで様々にある。それらはなぜ起きるのか?答えは間違いに気づけないところだ。

一つ例を挙げるならば、良くあるトラブルでお願いしたものが全然できていなかった時。

ある日後輩にお願いした。「これをやっておいて」その一言とメモを渡して後輩から立ち去った。その人は『過去にやった事だからわかるだろう。それにあの後輩だからなお大丈夫だろう』そう思って渡した。結果はどうなったか?散々な結果に終わった。

後輩は終えて先輩に見せた。でも、その人はそれを見て満足をしなかった。「できてないじゃないか?!」その人は怒った。「なんでこれくらいできないんだっ!」そう叫んで自分で進めていった。

さて、物凄く抽象的に書かせていただきました。抽象的に書いた方がイメージを膨らませやすいかな?と思ってのことです。至らない点があったらすみません。

この問題ですが。何で起きたと思いますか?単純に話し合いをすれば良かったものですね。でも、『大丈夫だろう』と信じた先輩と相談しなかった後輩、どちらが悪いのか?言ってしまえば、どちらも悪い。先入観による判断でミスをしているからだ。

価値観の相違によるもの

もし先輩と後輩の価値観が類似していたら?
『しっかりと確認して作業を進める』そんな価値観であったら?先輩も『大丈夫だろう』と思わずに確認していくだろう。後輩も何か思うところがあれば相談しながらにやっていただろう。

この問題は価値観の相違によるもので、価値観が先入観を固く他の可能性を考えられなくしている。
過去にやった事だからわかるだろう。それにあの後輩だから大丈夫だろう。という先入観はそれ以外の可能性を見なくなる。

今回は仕事の中の一つを例にあげました。しかし、このような失敗は数多くあります。あなたも私も皆経験しています。しかし、その失敗に気づいていない人が沢山いることも事実です。

この先輩と後輩は自分が先入観によるミスだと気づいているのか?人によっては先入観が悪かったな、思い込みが良くないなと考えるだろう。でも、大半の人間は『相手の判断が悪い』と思って終わらせてしまう。

だからこそ、
失敗やミスがなくならないのも事実。

あなたの職場でもどんなところでも、ミスが絶えない。喧嘩が絶えない。言い争いがなくならない。そんな環境を見た事がありませんか?体験した事がありませんか?それらは結局、先入観や思い込みが原因だということに気づいていないのです。

相違をそのままにするからこそ大きくなる

一つのミスが大きなものになる。そんな時の原因も先入観などです。『あいつなら大丈夫だろう』そんな思いで放っておいたらすごいミスになっていたなど。『忙しいから聞けない』そんな想いの中で仕事をしていたら、取り返しのつかない状況に。

価値観の相違をそのままにしていたからこそ発生したもの。ミスに気づけない。原因の根本を判断できない。だからこそ、大きく大きく失敗が積もっていくもの。

恐ろしいことはこれだけではない。価値観の相違によるものは、同じミスも同様。同じような忘れ物や対応ミス。これらも結局は先入観や思い込みが原因である。それを改善できていないからこそ、繰り返し繰り返し同じミスをするのである。

正しく価値観を持つ

失敗の原因は先入観による。思い込みも同様。そして、これらは価値観で作られている。
なら、価値観を正しく持つことで先入観も思い込みもなくなる。

それなら、どうやって価値観を正しくするのか?

まず自分の価値観を細かく理解する
そして、自分とは違う価値観の存在を知る
価値観の多様性を広める

この3つです。しかし、最初が一番難しいものです。
それでも、最初が上手くいけばあとは段々と価値観を正しくすることは可能です。
飛行機は離陸に一番エネルギーを使います。だからこそ、最初に力を入れて飛びましょう。あとは、ゆったりと空を眺めながらに伸び伸びとしましょう。

自分の価値観を細かく理解する

やり方は簡単に言えば自己分析です。進学や就活の時にやったやつですね。『それが、役に立つのかよ?!』そう思うかもしれません。むしろ、大人になってからこそ、自己分析は必要です。

有名な本で『メモの魔力』があります。その本でも同様に自己分析を取り上げています。(読みやすいのでおススメです)

大人になるにつれて、自己分析をしなくなる人が多いのが現実です。自分のことだから一番わかっている。そんな考えもいるでしょう。でも、自分だからこそわからないものです。灯台下暗しという言葉の通り、自分のことだからこそしっかりと見よう。

自分という存在はどのようにして行動しているのか?考えているのか?その根本を見ましょう。『なんで?』『なぜ?』『どうして?』そう自分に聞いて、自分の価値観に触れていきましょう。

少しでも触れてきたら次に進んでもOKです。しかし、しっかりと価値観を理解しないといけないので、それも行いつつです。

**自分とは違う価値観の存在を知る。

価値観の多様性を広める。**

次はまとめて書きます。正直に言えば、自分の価値観を理解したら、あとは簡単です。理解しながらでもできていきます。

なぜ?簡単と言えるのか?それは『価値観を理解しようとしている』からです。多くの人は価値観そのものに対して考えようとしません。だからこそ、原因のわからないミスが度々発生するのです。

でも、あなたは理解しようとしている。
それは大きな力となって、あなたに『自信』というものになります。

さて、本題に戻ります。簡単です。自分以外の価値観に触れるのです。触れ方は自問自答したものを相手にするだけ。その考えや行動の根本な価値観に触れる。自分にできたからって上手くいかない場合も勿論ありますが、多くの人に同様にやれば良い。基本的に上手くいかないことの方が少数です。

多様性を広めるのは、相手から得た価値観を自分のもののように加えていくものです。『こんな価値観があったんだ?!』そう思いながらに加えていきましょう。

自分にはできなくても、相手はできる。その根本は価値観あってこそです。なら、相手の価値観を取り入れてできるようにしてしまえば良い。

価値観の存在を見極める。それが本質

人間同士の会話や仕事は価値観の相違が発生しやすいです。それが原因となってミスなどのトラブルもあります。
そして、価値観の相違に気づかず、またミスやトラブルを生じます。現実です。

だからこそ、価値観を改めよう。
先入観や思い込みなくそう。


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