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「できなくても大丈夫ですか?」って聞く人いるけど、大丈夫なわけないよ。

最近、転職活動している年下の友人の相談にちょこちょことのっております。

その友人は、今までとは違う分野に飛び込もうとがんばってていて、会社説明会にも今度行こうとしているのですが、それに際して、「会社の人に気になる質問があれば、どんどん聞いたほうがいい」と言いつつ、ただ、一つだけしちゃいけない質問があるよ…とも、知恵を授けました。

それが、タイトルになっている「できなくても、大丈夫ですか?」

たまにいるじゃないですか。

「初心者なんですけれど、大丈夫ですか?」
「未経験なんですけれど、大丈夫ですか??」
「全然できないんですけれど、大丈夫ですか?」

と、いろいろなところで聞いてくる方。

これ、「いや、大丈夫なわけないじゃん」って話ですよね。

初心者より熟練した人のほうがいいに決まってる。
未経験者より経験者のほうがいいに決まってる。
全然できない人より、少しでもできる人のほうがいいに決まってる。

「できないけど、大丈夫ですか?」って聞くのは、きつい言い方ですが、相手に対してすごい甘えた話だと思うのです。

この質問は、おおよその場合、相手から、「できなくても大丈夫ですよ」って言ってもらいたくて聞くわけですから。

私も、たまにこういうことを聞かれたことが過去にありました。

「文章全然書けないんですけれど、ライターになれますか?」
「文章書けないけど、ブログやっても大丈夫ですか?」

みたいなことを聞かれたとき、イラっとして、「そんなくだらないこと気にするのはやめたら?」くらい言っちゃったこともあった気がする。

初心者だったり未経験者であっても、前向きな人はこういう質問はしてこないです。

「ライターになりたいけれど、どれくらいの技術が求められるのか、どんなトレーニングすればいいのか」
「ブログをやりたいけれど、まず、どこで始めたらいいか?」

など、もう少し、能動的な話になってくるし、たぶん、誰かに聞く前に何かしら始めちゃいますよね。

未経験でも大丈夫か?と不安なら、まず本の一冊でも読めばいいし、やろうと思えば、まったくの未経験じゃなくなることなんて、すぐにできる。

未経験であっても、できるようになる!って努力する人、しようと決意している、そういう人だったら、採用担当者も認めて採用してくれる場合もあるんじゃないかと思います。

実際問題、「できなくても大丈夫」なわけないんだから。できなくてもできるように努力をしないといかんのです。それが仕事ってもんだから。


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