仕事の原稿を書く前は、たいていお腹の調子が悪くなる。

なぜなら、仕事に入る前、ほぼ毎回プレッシャーに押しつぶされそうになるからだ。

ライターの仕事を始めてもうだいぶたつ。経験のない新人でも経験不足のひよっこでもない。これまで書いてきた原稿はもう数えきれない。

自分に何ができて何ができないかも一応わかっているつもり。できる仕事しか受けないし、できそうだけど、厳しいことがあるかなと思ったら、クライアントさんにそれも伝える。

なのに、書き出す前は、「書けなかったらどうしよう」というプレッシャーに襲われる。そして、お腹の調子がおかしくなる。

もちろん、仕事をしだすと、「書けなかったらどうしよう」なんて心配する必要は全然なかったということに気がつく。なんだ、できるじゃん、よかったって。

仕事をやる以上はベストを尽くさねばと思うがゆえか、無駄にでかいプレッシャーを自分にかけてしまう自分。しかし、いいかげんなんとかしないと胃腸が弱るばっかりだ。

書けなかったらどうしようなんて思う前に、書き始めればいいんんだよね。どうしようと思っても、結局はやりしかないのだから。